シワの改善を行う製剤、通称「ボトックス」。ボツリヌストキシン製剤はアメリカ・アラガン社のものです。FDA(アメリカ食品医薬品局:日本の厚生省のような機関)でもその安全性が認可され、日本でも2009年にボトックスビスタとして厚生省が認可しました。”安全性”という面においては高い評価を得ていますが、繰り返しボトックスを投与しているうちに、少し気になる副作用が起こります。それはボトックスの効果が薄れてしまう(効きにくくなってしまう)点なのです。
ボツリヌストキシン製剤は継続して投与し続けていくと、複合タンパクといういわゆる「抗体」が生じます。折角シワを改善するために施術をしても、体内に抗体があると薬剤の効果がでにくくなってしまうのです。
そのため当院ではこの副作用が極めて少ない、ゼロに近いとされるドイツメルツ社のボツリヌストキシン製剤【ゼオミン(XEOMIN)】を採用することとしました。
シワ改善や多汗症治療としてボツリヌストキシン製剤を使うと、数ヶ月で効果が薄れてくるので、また再度施術を繰り返していく訳ですから、この製剤が効かない体になってしまったら施術をする意味がないということになってしまいます。
ゼオミンは、現在日本の厚生省にこそ認可はありませんが、2011年にアメリカのFDAにて認可を取得し、その副作用の少なさから世界中のドクターが注目しているボツリヌストキシン製剤なのです。