昨日はバイオフィルムが形成されてしまうと、普通の洗浄消毒剤では対抗できない事を含めてお話しいたしました。細菌感染が疑われるようなケースは迷うことなく捨てるようにしましょう。
では、バイオフィルムが形成されにくい環境を作るためにはどのようにすれば良いのでしょうか?先ずはできるところから
*使用後のケースも、水道水ではなく洗浄消毒剤(MPS)を用いて綺麗に洗う。
*定期的にケースも真新しい物に交換する。1ヶ月に1回が目安!
ということを実践することが大切です。
また、オフテクス社より販売されている「クリアデューファイーストケア」という製品があります。この製品は消毒成分にポピドンヨードを用いているため、感染症の要因として問題視されているバイオフィルムに対しても効果的ということが実証されています。他にもアカントアメーバーなどに対しても抗菌作用が広く、即効性のあるものです。ケア製品の成分に注目してみるのも方法の1つかもしれません。
夏はとくに細菌が繁殖しやすい条件が揃っていますので、感染症にかからないよう十分にご自身の目を守るよう注意していきましょう。