花粉の時季くらいは、コンタクトはお休みしませんか?

春になると大量に飛散するスギやヒノキによる花粉のアレルギーは今や多くの方の悩みです。普段は何の問題もなく使用しているコンタクトレンズが、外部から目に入る花粉の影響もあり非常に汚れやすい状態にあります。

なかなか普段のコンタクトの生活から、メガネに切り替えるというのは不便と思われる方も多いのですが、放置しておくと大切な目の方が悲鳴を上げてしまいます!

巨大乳頭性結膜炎まぶたの裏をひっくり返してみると、何やら白いブツブツが出来てしまっています。こうなってくるともう、コンタクトどころではありません。コンタクトを装着しても、ずれたり異物感が強くて使用することもできません。

花粉が飛び散り、目のコンディションそのものが悪いときには無理にコンタクトレンズを使用するのは控えて、症状が落ち着くまではメガネを利用するほうが懸命です。

散瞳すると、まぶしすぎるのが困るのです。

40歳を過ぎた方が診察を受けると、必要に応じて眼底検査が行われるケースが多く見受けられます。

眼科医しかし、この眼底検査。検査前に点眼する散瞳剤という目薬によって、瞳孔を強制的に開かせることになります。検査中はともかく、この目薬は検査前より検査後のほうが大変なのです。目薬の効き目が切れるまでの数時間、ともかく近くにピントを合わせることが困難になります。スマホや新聞、小説などを読みたくても読めません。また、ピントが合いにくいので車の運転などを含めて薬の効果が自然に切れるまで待たなくてはいけません。

また、目薬のせいで大変まぶしいという点もあります。検査終了後、外を歩いて帰宅するのに眩しくて大変困ったとういうお声も耳にします。

まぶしさ対策としては、
・サングラスを利用する
・検査の時間帯を昼間ではなく、夕方以降に検査を受けるようにする
など回避方法を考えます。 眼底検査を受ける際は、急ぎの予定ない日を狙って受診しましょう。

最長が14日間、なのです。

2ウィークタイプのコンタクトレンズ、いわゆる2週間定期交換タイプの14日間。この14日間というのは、

” 使用できる最長の日数 ”

という意味なのです。

コンタクトレンズとケース何事もなければ、14日間は洗って使いなおしができます。しかし、開封時から14日間を必ず消化しなくてはいけないわけではありません。途中で真新しいレンズに替えることは、むしろ目にとっては良いことなのです。

とくに今の季節は花粉が飛び散り、コンタクトレンズを使用されている方にとっては異物感を感じたり、炎症をおこしたりしやすいのです。しっかりと洗っているつもりでも、レンズは汚れなどで劣化していきますから、開封初日のコンタクトレンズと14日目のコンディションが全く同じというのは考えにくいものです。

14日間を限度に使用できますが、それ以前に調子が悪くなるのであれば、その時点で捨てて新しいレンズを使用するようにします。

また、どうしても数日で不調が出るのであれば「メガネ」を積極的に使用するようにして、必要最低限でワンデータイプ(1回使いきり)を上手く併用していくと良いでしょう。

メルスプランなら、1DAYプレミオが利用できます。

女優の有村架純さんが宣伝している1DAYコンタクト。これを使ってみたいという患者様が増えていますが、実はこのレンズはまだ【メルスプラン】というメニコン社が提供する定額制のプランを利用いただいている方だけが使える製品なのです。

プレミオ1day

メルスプランとは月々、メニコン社との契約で5,000円+税を支払うことによってコンタクトレンズが提供される定額制のサービスです。

1DAYプレミオは酸素透過性に優れたシリコーンハイドロゲル素材、さらにUVカット効果あり、黒目に触れる部分を清潔に保てるスマートタッチシステムで取り出しが容易であるなど、非常にレンズスペックの高い製品です。

他メーカーから発売されている同種の製品は、両眼を1ヶ月分購入すると一般的な価格では6,000~7,000円程度が相場です。こう考えると、メルスプランの月会費は両眼分で5,000円+税です。保証もついてくることを考えると、高い性能の製品を安価で使用できるシステムになっていることがわかります。

この製品を使用したいという事であれば、メルスプランを検討してみても良いかもしれません。メルスプランについては専用サイトをご覧ください。

視力という数値より、見えているという満足感が大切です。

以前にも少しお伝えしたこともあったと思いますが、患者さんが考える視力と眼科側が考える視力にはちょっとした違いがあります。

視力検査例えば、視力はどのくらいですか?

という、一般的にいう「視力」は患者さんたちは【裸眼でどのくらいの視力】というのを気にされていて、眼科側は【矯正した視力がどのくらいまであるか】というのを気にしています。実は裸眼よりも、矯正を行っても視力が出ないと何か病気があるのではないかという疑いを持つきっかけになるのです。たとえ裸眼で0.02とかしか見えていなくても、メガネなどで矯正をすれば1.0まで視力が出るのが確認できれば問題なさそうだな、というひとつの目安になります。

では、メガネなどをトライアルする際に

1.0見えないのでは弱いでしょうか?

という視力を表す数値をとても気にされる患者さんからの質問が大変多いように見受けられます。1.0見えるようになるメガネと0.9まで見えるメガネ、さてどのくらいの差がありますでしょう?

老眼が始まりかけた目に対してどうでしょう?パソコンやスマホなど、日中はほとんど近距離のものしか見ないという目に対してどうでしょう?掛ければ1.0見えるメガネでも、度がきつくて感じてフラフラになりそうなのってどうでしょう?

視力という数値はこの場合は1つの目安であり、1.0にならなければいけないという決まりではないのです。自分で掛け心地がよく、生活に不便が出ないような見え方で満足できていれば1.0が必ず見えなくても快適なはずです。眼科側としては、1.0の視力を出すより、患者さんが快適に使えるメガネができるかどうかを気に掛けているのです。

日本では、バイオフィニティは2週間タイプのコンタクトレンズなのです。

「現在このパッケージのコンタクトレンズを使っています」と、患者様が取り出されたのはクーパービジョン社の「バイオフイニティ」。

シリコーンハイドロゲル素材なので酸素透過性も高く、潤い効果も高い製品の1つです。ところが、パッケージの絵柄そのものは変わらないのですが文字部分の表記をよく見てみると「Monthly replacement」と記載されています。直訳すれば、1ヶ月交換ですよね。

そうなのです。日本においてバイオフィニティは2週間の定期交換タイプのコンタクトレンズとして流通していますが、海外では1ヶ月の定期交換タイプで販売されているのです。

現在のネット通販の世界では簡単にこのレンズを入手することもできますし、海外出張とかで現地購入されて持っていらっしゃる方がいても不思議ではありません。

また製品スペックは全く一緒なのに日本では「2WEEK」、海外では「1MONTH」。このように使用方法が異なり販売されているのは認可の問題なのか、はたまた大人の事情(笑)なのかA子にはわかりませんが、日本で販売されているバイオフィニティは「2週間の定期交換タイプ」のコンタクトレンズなのです。

バイオフィニティ

日本のクーパービジョン社のサイトにもしっかりこのように書かれています。

「つけた瞬間がいい。14日目の夜もいい
安心と快適が高いレベルでつづく
シリコーンハイドロゲル2week」

そういった訳で、当院で処方したバイオフィニティは全て日本で購入されることを前提として処方しておりますので、お間違いないようお願いします。

数か月でも近視は進行します。

昨年末にお子さんのメガネを新しくしたばかりなのに、もう度が進んで合わなくなってしまった。このような残念なご経験をお持ちの方も多いと思います。

メガネの子成長とともに近視は進行するケースが多く、ほんの数か月で一気に度が変わるということも実は珍しいことではありません。

しかし、進行してしまった近視をなかったことにすることはできません。その都度目に合うメガネを調整する必要があります。

すぐに度が合わなくなってしまったメガネを、作ったばっかりで勿体無いからと無理に掛けているほうが問題です。見えづらく不便ですし、さらに近視や乱視を進行させる原因にもなると言われています。学校生活でも黒板が見えにくい、運動するにもゴールなどの目標物が見えにくいので、お子さんが授業をつまらなく感じてしまうこともあります。

大抵のメガネ屋さんでは新規の購入時に交換保証がついてくると思いますので、視力の変化がでやすい時期はなるべく保証期間の長いところで購入することも考えておくと良いでしょう。

ブルーライトカットメガネ、コンタクトレンズ上にするなら度無しで。

仕事上はもちろん、パソコンやスマホの画面を長時間見ている方が大勢いらっしゃいます。最近では若い方でも目の疲れや、老眼のような症状を訴えるかたも多いのです。

眼精疲労原因はこのような電子機器から発せられるブルーライトだといわれています。ブルーライトとは、人間が認識できる可視光線のなかで一番強いエネルギーの光で、目にも大変な負荷がかかるのです。

まずは電子機器の使用を必要最低限にするよう努力が必要ですが、仕事などでなかなか上手くいかないのも現実です。長時間画面を見なくてはならないような場合は「ブルーライトカット機能」のついたメガネを利用すると良いでしょう。

また、日常生活にはコンタクトレンズを利用しているという比較的若い世代の方であれば、このメガネを度無しにして併用します。視力はコンタクトレンズで矯正、ブルーライトはメガネで軽減。という使い方ができます。

少しでも目に対する負担が減るように、できるところから改善してみましょう!

目薬1つ1500円でもニーズ拡大。

先日、新聞を読んでいたときにこんな見出しを見つけました。

「1500円」高級目薬が売れる理由 現代人のニーズに応えて高機能化

目薬1本に1500円?!しかも、そんなにニーズがあるのかと正直驚きました。A子、眼科で働いていますが、こんな高級目薬は使ったことありません~;

しかし、市販薬として活躍する目薬は改良に改良を重ねて現代のデジタル社会に対応した製品になっているようです。主に「疲れ目」「ドライアイ」の症状を改善させる目薬が大ヒットしているそうです。

眼科で処方される目薬と違うのは、やはり「多機能性」。有効成分の配合が多ければやはりお値段も比例して上昇しますよね。

一例をあげますと、参天製薬さんから出ている「サンテ メディカル12」。

サンテメディカル12ネーミングのとおり、眼の疲労への有効成分が12種類も配合されています。

◆ピント調節の観点からは、「ビタミンB12」「ネオスチグミンメチル硫酸塩」

◆乾燥から観点では「コンドロイチン硫酸ナトリウム」

◆代謝促進機能向上の観点では、「ビタミンB6」「L-アスパラギン酸カリウム」「パンテノール」「タウリン」

その他、抗炎症剤を含め5種などを配合して、現代人の【疲れ目】を緩和させるという超高級品です。

こういった市販の目薬は薬局薬店で手軽に入手できますが、しっかりと用法・用量の指示を守って使用するようになさってくださいね。また、症状が酷くなるときには早めに眼科を受診すること大切です。”高級”目薬が注目されるなんて今まではあまり耳にしませんでしたが、目に対する関心が大変高くなっているという点では良いことなのかもしれません。

華やかな印象になった「ワンデーピュアマルチステージ」

まだ高酸素透過性素材”シリコーンハイドロゲル”のレンズこそありませんが、様々な種類を製造されているシード社。この度、当院でも処方しています「ワンデーピュアマルチステージ(遠近両用)」のパッケージがリニューアルしました。

ワンデーピュアマルチステー確かに昔のと比べると、パッっと黄色く華やかな印象になりました!と思いきや、黄色ではなくゴールドだそうです(笑;)
ゴールドを基調とした色遣いを採用、製品のキャッチフレーズでもある“遠くも近くも見える贅沢” をイメージしたそうな。ともあれ、快適な視力矯正ができる製品の1つではありますので是非、レンズ自体もどんどん改良がなされていくと良いですね!

しばらくの間は、旧パッケージデザインと新しいのが混在するようですが”同じ”製品です★