携帯に便利すぎるメニコンマジック

年末年始は旅行したり、実家に帰省したりと自宅以外で過ごされた方も多いと思います。外泊の際には、使用しているコンタクトレンズやそれに伴う洗浄剤やケースなども荷物に入れないといけないのですが、極めて荷物にならない!かさばらない!コンタクトレンズがあります。

メニコンマジック形状それはメニコン社より発売されている「メニコンマジック」です。

厚み約1mmのシートですので、持ち運ぶ際にはまったく邪魔になりません。ハードレンズとの併用の場合でも、表裏を見分けるのに慣れないから装着にモタモタしてしまうなんて心配もありません。さらに申し上げれば、目に触れる部分に手が触れませんので衛生面でも万全の状態で使用できるものなのです。

2ウィークなど、定期交換タイプを普段は使用している方でも、こういった休暇の際などに併用するとかなり便利です。

ただし、コンタクトレンズを外した後は【メガネ】は必ず必要です。メガネがお留守番なんてことにはなっていませんよね?!しっかりケースにいれて携帯してください☆

年末年始こそ、目の休息を☆

今年も昨日で仕事納めをした方も多いと思いますが、さくら眼科は今日まで通常診療中です☆

さて、年末年始は家族で過ごしたり、旅行へ出掛けたりと様々な予定もあるとは思いますが、是非とも目の休息時間も確保してあげてください。

睡眠では具体的に目の休息には何をするのか?

簡単です。しばらくの間、目を閉じましょう!

物を見るという事をしばしストップすることは、目にとっては大変ありがたい休息時間なのです。目は、絶えず視界から入った情報を脳に送り続けています。物体を見るためには、目の様々な筋肉が動く必要があります。目を閉じていれば、見ることに付随する器官を自然に休めることができるのです。

他にも、蒸しタオルなどで目の回りを温めて、血行を良くするのも効果的です。勿論、睡眠時間をゆっくり取るということでも構いません。年始にはきっとスッキリとした状態で仕事に戻れるはずです☆

さくら眼科は、2017年は1月4日(水)10:30から通常診療です。皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

生後6ヶ月から、視力のスクリーニング検査ができるようになりました。

本日から、「スポット ビジョンスクリーナー」による検査で、視力のスクリーニング検査が可能となりました。生後6か月から施行可能です。こんなカメラみたいな小さな機械なのですが、とっても優れものなのです。スポットビジョンスクリーナー本体

ところで、視力のスクリーニング検査がどんな検査かと申し上げますと、簡単に言えば小さなお子さんでも視力がどの程度なのかを測定することができる検査ということです。

子どもの視力は、小学校就学までには成人と同じくらいに発達するといわれていますが、それまでの発達段階で異常(近視・遠視・乱視・斜視など)が起きると、弱視になってしまうこともあります。発達段階で早期に異常が発見できれば、適切な処置をして視力を正常に発達させるように促すことができます。

視力検査と聞けば、「C」の文字みたいな図形を見て、どちらが切れ目になっているかを答えますが、乳幼児にこれを回答させるのは困難なことです。

しかし、今回導入したスポット ビジョンスクリーナーでは、カメラで撮影をするようにして測定ができます(写真左)。お子さんを抱っこしたままでも問題ありません。検査における痛みなども全くありません。また、医師や看護師がお子さんに触れたりすることもありません。いつもと違うところといえば、少し薄暗いところで撮影するくらいでしょうか。
スポットビジョンスクリーナ結果(写真右)についても、どのくらいの近視・遠視・乱視・斜視などがあるのかがひと目でわかるようになっています。

うるおいプラスにチェンジ☆2ウィークピュアマルチステージ

マルチステージリニューアルシード社より長年親しまれてきたシード社の「2ウィークピュアマルチステージ」。この度、「うるおいプラス」としてリニューアル、パッケージも前に比べたらちょっと明るくなった印象です。

ピュアシリーズのプラスとマイナスのイオンをあわせ持つ【両性イオン素材“SIB”】により、うるおいを保ち、なおかつ汚れもつきにくいという特長をさらにいかすために、天然保湿成分のアルギン酸を保存液に投入!保水力を高めるため、乾燥感のさらなる軽減につながります。

ちなみに、”うるおい”の成分としてアルギン酸が配合になったわけですが、製品名は遠近両用ではないワンデータイプや2ウィークタイプのように、「うるおいプラス」というネーミングではなく「2ウィークピュアマルチステージ」のままのようです。折角なのだから、わかりやすいように製品名を変えても良いとも思いますが、長すぎるからやめたのでしょうか?!

ボトックスの欠点を補った「ゼオミン」で、シワ改善。

メスをいれることなく、おでこや目じりなどの深~いシワを改善する「ボトックス」。手軽にできる良さが大変人気な施術なのですが、繰り返し多量にボトックスを投与すると、

美容ボトックス【抗体が作られて、ボトックスの効果が出なくなるっ?!】

ということが問題視されています。

ボトックスと一般的に呼ばれる「ボツリヌストキシン製剤」には「複合タンパク」なるものが存在しています。このタンパクは各社メーカー、製品によって様々な量が入っていますが、これがボトックスの効果を段々と抑制してしまう「抗体」の原因とされています。

もちろん、数回ボトックスを投与した程度では大きな変化はなくとも、何度も何度もボトックスを打っているうちに前回と同じ量を投与したのに、シワが改善にならない….。なんて事になってしまったら残念でたまりません。

ゼオミンそこで当院では、この複合タンパクの含有量が極めて少ない、限りなくゼロに近いとされる「ゼオミン製剤(ドイツのメルツ社)」を採用しています。

ゼオミンと他社の製剤との最大の違いは、繰り返し使用しても抗体ができない!!という点に実は大きな違いがあるのです。効果が出るまでの平均日数が約3日と他に比べて早いのも特筆すべき点でしょう。現在、日本で承認されているアラガン社のボトックスもゼオミンの抗体ができない技術へは太刀打ちできません。

遠近両用コンタクトって、どうして遠くも近くも見えるの?!

遠近両用コンタクトを試したい!と来院される患者さんがよく疑問に思われること。

それは「遠近両用コンタクトって、どうして遠くも近くも見えるの?!」ということです。何となくですが、使用されている遠近両用のメガネについては正面を向いているときは遠く、あごを引くようにしてメガネの下部分のあたりから上手く覗くようにすると近くが見える。ということはご存知のようで、これを元に考えると遠近両用コンタクトレンズは何で見えるの!?って思うようです。

まずは見るときの目線のイメージを考えてみると、メガネとコンタクトではこんな感じの差があります。A)のメガネの見方ではB)コンタクトの見え方の説明は確かにつきません。(下の図はクーパービジョン社の患者さん説明用のパンフレットをお借りしましたっ)
遠近両用のピントB)の見方で遠近両用のコンタクトレンズが見えるということに至るには、脳との連携が必要なのです。

例えば、息子の野球の試合の応援に来ているとしましょう。フェンス越しにマウンドに立っている息子を集中して見ていると、フェンスはその場から無くなった訳ではありませんが、気にならなくなっていますよね。これは、脳がフェンスが無い方が見たい対象が見やすいと判断してフェンスの存在を視界から抑制しているのです。

脳が自然にそうしたほうが都合がよいと判断して、見たい対象を切り替えてくれるっていうことなのですから、人間の脳ってすごいですよね。

この作用を利用して、遠近両用のコンタクトレンズは存在しています。製品によって、度数の加入方法は様々ですが、遠くも近くも見えるような度数を1枚のレンズに組み込み、よりピントが合っていている対象が見えていると認識され、ピンボケしているものを抑制しています。これにより、遠近両用コンタクトは遠くも近くも見えるを実現しています。

ちなみに、あまりフェンスの存在(ピンボケしている対象)を気にしすぎると、遠近両用コンタクトの見え方に支障がでるやもしれませんよ~。

ハードクレンジングなら、商品を問わず使用できます。

現在流通しているハードコンタクトレンズには、装着感の良さを出したり、汚れの付着しにくさを出したりするために、レンズの表面に独自のコーティングや加工をしていることがよくあります。

何しろハードコンタクトレンズといっても数が多く、ご自身の使用しているハードレンズが何という銘柄がわからない!という方が圧倒的多いようです。

では、レンズが曇る!汚れて洗いたい!そんな場合はどのクリーナーを使ったら良いのだろう?!と迷ってしまいます。クリーナーにもそれぞれ特長があり、配合されている成分も違います。例えば、表面処理加工をされているレンズを研磨剤入りのクリーナーで洗ったら、確かにレンズに付着している汚れは落ちますが、折角のレンズ表面コーティングに傷をつけて剥がしてしまうことになります。他にもA商品は使用不可だけど、B商品はOKとか様々な注意などもあります。

では、どうしよう?!と困った場合は、エイコー社より販売されているハードクレンジングを選択してみましょう。
ハードクレンジング

今に時季にレンズに付着しやすい「ハンドクリーム」をはじめ、お化粧品等の汚れもスッキリ落とします。研磨剤やアルコールも成分に含まれませんので、レンズ変形の心配もありません。そして最大の特長は、『全ての』ハードコンタクトに利用できるという事です。一部商品は適応しませんという、面倒な注意書きは無しなのです。

ビタミンCで風邪予防。

船橋も寒さと乾燥に耐えねばならぬ時期となりました。風邪を引きやすい季節でもありますが、まずは予防にうがい手洗いは重要です。プラスアルファの効果を期待して、風邪の予防にはビタミンCを摂取してみるという方法があります。

美容と健康の為にビタミンCが良いってことは多くの方に認識されていると思います。美白、抗酸化作用等、嬉しい効果のほかにビタミンCを多く摂取すると「抗ヒスタミン効果」が期待できます。風邪を治す薬ではありませんが、症状を和らげる効果です。

また、ビタミンCは白血球を活性化させるため、風邪にかかりにくいという効果にもつながります。日頃からしっかりと摂取していれば免疫力をアップさせることができますよね。

リポ-カプセルビタミンCビタミンCは主に柑橘系の果物等に多く含まれますが、効果的に摂取を考えるのであれば吸収率の高いサプリメントを選択するのも方法の1つです。当院でも、リポ-カプセルビタミンCを取り扱っています。

ビタミンC1,000mgを効果的に吸収するリポソーム技術で、吸収力が一般的なサプリの約2倍もあります。

<リポソーム技術については、製品紹介文を抜粋させていただきます>
『ビタミンCは口からの摂取では非常に吸収しづらく、すぐに体外に排出されてしまいます。大量になればなるほどこの現象は強くなり、どんなに大量に摂取しても吸収できる限界(飽和限界)を超えて摂取することは不可能であると言われています。リポソームとは、リン脂質によってできている超微細な球状のカプセルのことです。その中に栄養素を閉じこめることで、消化液の影響や酸化から保護することができます。このカプセルはすぐに消化管に運ばれ、直ちに小腸から吸収される特徴を持ちます』

すごい技術ですよね!また、リポ-カプセルビタミンCは液体ですので、サッと水無しでも簡単に摂取できます。勿論、酸味が苦手な方は水などに混ぜても大丈夫です。美容と健康管理のお供に加えてみるのはいかがでしょうか。

※誠に勝手ながら、2021年でこの商品は取り扱いを終了しました。

コンタクトレンズを作るとき、子供だけで眼科に行かせてもいいの?

お電話にてよくお問い合わせをいただく件になりますが、
「初めてコンタクトレンズを作りたいのですが、子供だけで眼科に行かせても良いかしら?」

今回のお問い合わせのケースでは、どうやら親御さんは平日は仕事で忙しいらしく付き添えないご様子。お子さんの年齢は15歳の高校生。もちろん、お子さん一人でいらしていただいて受診ができない訳ではありません。

コンタクトレンズとケースしかし、「初めて」コンタクトレンズの使用を考えているということで、できる限り一緒にいらしていただくようお願いしました。

できる限り一緒に来院していただきたいのは、初めてコンタクトレンズを使用する際にはどんな製品があって、どんな特長があって、どのように取り扱いをして、注意しなくていはいけない点など様々な説明があります。目の中に直接入れるものなので、軽い気持ちで即買いっていう訳にいきません。やはり家族の方が相談にのっていただき、一緒に理解することが必要なのです。

また、2回目以降の定期検査であれば、お子さんお一人でもスムーズに終了することが多いですが、急に近視や乱視が進んだ等と変化があったときには製品の種類を変えたりする必要があります。やはりできる限りは一緒に来院していただくことをお勧めいたします。

マイデイトーリックは装着感がひと味ちがう?!

日本初の高酸素透過性シリコーンハイドロゲル素材の乱視用ワンデー、マイデイトーリック。当院においても多数の患者様に試していただいていますが、どうやら現存の乱視用レンズと比べると、独特のボテっと分厚く、目の中での存在感たっぷり(←言いたい放題^^;)という嫌な装着感がどうやら少ないようです。

マイデイトーリック初めから乱視用だった!という方は、むしろ違和感が減った。近視用であったけれど、今度からは乱視用にしないといけないというケースでも、すんなり乗り換えられる様子です。通常であれば、従来のHEMA素材よりシリコーンハイドロゲルの方が固くてゴワゴワした感じですが、さすがはクーパービジョン社です。

乱視用レンズはまばたきによってレンズが目の中で回転しないように様々なデザインの工夫がなされているのですが、マイデイトーリックのデザインはレンズの水平方向の厚みが一定になるように設計されています。そうする事ににより、まばたきにをした時にレンズに加わるまぶたのチカラが一定になり、レンズの回転を抑制することはもちろん、装着しているときの違和感も減少するのです。さらに表面を滑らかにする処理を施しているという事ですから、乱視用なのにちょっと今までと違うのではないかいっ?!という結果につながっているのではないでしょうか。

今のところ、乱視用のワンデーコンタクトではマイデイトーリックのみがこの高酸素透過性素材のものですので、従来型の乱視用レンズでドロップアウトしてしまったという方は試してみる価値が高そうです。