自律神経と視力の関係

自律神経は視力にも大きな影響をもたらすものです。この自律神経というのは、全身の各器官をコントロールしています。そしてそのバランスが崩れると体全体に異常をきたす原因になります。疲れる、だるい、頭が痛い、不眠、動機、手足のしびれ、お腹の調子が悪い、難聴など様々な症状が出始めます。

視力検査眼に関して申し上げると、眼は物を見るものそして眼球というのが眼だと一般的に思われますが、物は眼球だけで見ているわけではありません。眼は脳の一部とされ、眼球から取り入れた情報が脳に伝わって初めて物が見えたということになります。眼と脳は切ってもきれない関係にあります。

この眼球から脳に情報を伝えるために、自律神経が働きます。自律神経がうまく働かないと、物が見えたとうまく判断されないのです。そのため、ストレスなどで自律神経の働きが正常な状態でないとと視力に大きく影響がでてしまうのです。

自律神経を正常に保つにはストレスを抱えこみすぎないこと、また神経の働きに作用するビタミンB群をはじめバランスの取れた食事をとる、適度な運動をすることがまず基本となるのです。

IT眼症はついに子どもにまで?!

IT眼症という病気があります。ITとはインターネットやスマホなどが普及するようになってよく耳にする言葉ですよね。Information Technologyの頭文字をとって呼ばれていて、情報技術という意味です。

子どもとゲーム最近ではこのIT機器(テレビ・ゲーム・パソコン・スマホなどが身近なものです)、子どもでも利用する機会が非常に増えてきています。

適度に使用する分には大きな問題にはなりませんが、ゲームなどのように子どもが時間を忘れて夢中になってしまう際には要注意です。これらのIT機器からは眼にも有害な光や電磁波などが発せられています。また、近すぎる距離でも物を見る、瞬きの回数が激減する状況が作られます。これらにより眼だけにとどまらず様々な全身の不調をきたす症状が「IT眼症」なのです。

IT眼症は大人の病気と思われていますが、絶対ではありません。IT機器を使用する時間が増えればそれだけ子どもでも罹患するリスクが高くなるという事です。そうならないためにも、一番手っ取り早い対処はIT機器断ちをすることです。ゼロにすることは現実として難しい場合でも、最小限の使用に抑えるようにすることが大切です。

ケースも除菌できる!O2セプトはやはり優れもの。

ハードコンタクトレンズ用の洗浄液「O2セプト」。オフテクス社より発売されています。ケア用品というのは各種メーカーより様々な製品が流通していますが、「どれがいいの?!」と考えてしまうのであれば、O2セプトはお勧めです。

O2セプトO2セプトの特長として、ポピドンヨードが配合されています。除菌効果に優れるのは特筆すべき点です。レンズの汚れは勿論、怠りがちな”レンズケース”までキレイにしてくれます。ハードレンズ用のケースって、フタやケースの内側を洗うのって結構手間がかかるのですが、O2セプトならこれら全部が除菌できます。

ハードレンズそのものは、ちゃんと洗わなきゃ!と心掛けている方でも、ケースを見てみると・・・。前回、いつケースは交換されたのカシラ・・;と思われるような事もしばしば。ソフトレンズほどの感染症のリスクがあるわけではありませんが、感染リスクがゼロではないのです。ケースも清潔しないと大切な目が炎症を起こしてしまいますよ!

ちなみに、ポピドンヨードはうがい薬や手術時の消毒にも使用され、人体には低刺激とされています。ですが、これにアレルギーがあるという方は使用を控えてくださいね。アレルギーあるのかどうか調べと事がないという方、「生活においてヨウ素を多く含む海藻類(わかめ等)を食べて問題無い方は、特に問題なくお使いいただけると考えられます。」とメーカーさんは発表しています。

アレルギーの体質は変化することもあるのですね

アレルギーの原因となる物質は様々あります。今の季節ですと、杉花粉にアレルギー反応を示す方が多くいらっしゃいます。また、通年性のものだとハウスダストなどが挙げれられます。子どもの頃からこういったアレルギーに悩まされていると、今でもそれが継続していると考えがちです。

カモガヤところでA子、 20年くらい前にアレルギー反応をみる検査をしたことがあります。当時はハウスダスト系のものが7段階中(0~6)レベル4、他にもカモガヤという植物の花粉、食品では蕎麦やカニ、鮭、猫の毛などが高い数値でひっかかりました。

ですが、先日久々に検査をしてみたところハウスダストは勿論スリープラスの陽性でしたが、それ以外のアレルゲンは陰性、かわりに杉花粉が爆発的数値を記録していました。今年の花粉症は全くと言ってよいほど無症状だったのに?!と驚きを隠せません(笑;)何故だ・・・。そして5月ごろから飛び散るイネ科の植物、カモガヤ対策に熱をあげていた私って・・・。

さらに猫が大好きで子どもの時にペットにしたかったけど叶わず。アレルギーの為に親からストップがかかっていたのに今なら飼えるのね・・と脱力。蕎麦、カニも大好物でうっかり食べ過ぎてしまうと蕁麻疹が出ていましたが、今ならそんなセーブもいらない?!と一人爆笑の結果でした。

アレルギーの体質は簡単変化するものではありませんが、しばらくぶりに検査をしてみると、かつて反応していたアレルゲンはアレルゲンでなくなっている!ということもあるようです。今ではアレルギー科をはじめ、内科、お子さんなら小児科等で検査が可能です。自分のアレルゲンを知ることは健康管理にも大変役立ちますので、調べてみるのも良いかもしれませんね。

コンタクトレンズ洗浄保存液の裏技はあくまでも裏技。

A子、たまに2ウィークタイプのコンタクトレンズを使用することがあります。そのため自宅にもコンタクトレンズの洗浄保存液なるものが洗面台に常備されています。

ある日、家族がA子のコンタクトレンズ洗浄保存液を洋服に垂らしているのを目撃しました。アトピーもちの家族で痒くて背中をよくバリバリ掻いてしまう癖があるため、洋服に血液シミがつくこともしばしばあります。そこでコンタクトレンズ用の液で何をしているのかを尋ねました。

MPSアイミーすると、某有名テレビ番組でコンタクトレンズの洗浄保存液を垂らして、ちょっと時間を置いてから洗濯機にかけると血液のシミがとれるという内容の放送があったそうです。その放送を見た後から、この裏技なるものを実践しているというのです。コンタクトレンズ洗浄保存液の中にはたんぱく質分解酵素が含まれていて、血液凝固したタンパク質を分解してくれるわけです。

確かに洗濯後はスッキリと血液シミが取れていました。裏技といえばそれまでの話なのでしょう。

ちなみに、旭化成アイミーのホームページに出ていたコンタクトレンズケア用品の本来の使用目的・方法とは異なる使い方についてというお知らせはこの事が原因なのでしょうか?何があったかは特に触れられていないのでわかりませんが、明らかに洋服の洗濯に使っているA子家族の使用方法は当てはまりそうです。

ルテインは10年後、20年後を考えて摂取してみる。

目の健康に役立つサプリメントとして、当院では「ルテインPro(プロ)」を取り扱っています。すでに黄斑変性症などを気にされているミドルエイジの方は、ルテインを積極的に摂取しようと心掛けている様子が見受けられます。

ルテインプロルテインとはカロテノイドの一種で、とくに水晶体や網膜に多く含まれる栄養素です。年齢とともに栄養素は減少していくため、細胞が弱ってしまう原因にもなります。

ところで、予防という点で考えるともっと前の時点からルテインを摂取していくほうが大変効果的とされます。ルテインProはサプリメント=健康食品になりますので、毎日の食事の補助的な役割を果たします。今日摂取したらか、明日あさってに何か変化が出るのか?と言われれば劇的に何かが変わることはありません。しかし10年、20年後にルテインを積極的に摂取していた人とそうでない人。目の健康面で大きな差が出るはずです。

ルテインProは日本人の食生活や体型などを考慮し、必要とされる栄養素を効率的に摂取できる仕様になっています。
ルテイン 10mg
ゼアキサンチン 2mg
DHA 30mg
他にも、ビタミンCや亜鉛も配合されています。

受付にて、気軽に購入が可能となっていますのでお気軽にお申し出ください。

※ルテインプロは、2017年5月にて取り扱いを終了しております。以降はルテインの含有量がルテインプロの2倍入った参天製薬「サンテルタックス」をご案内しております。

若い女性にも増えた?!物が歪んで見える症状。

先日働き盛りの年代の男性に多く発症する中心性網膜炎についてお話をしたかと思いますが、近年は女性の社会進出が増えた事にも影響されるのかこの病気を発症してしまう女性の方が多く見受けられるようになりました。 起きる原因としては過度のストレスや睡眠不足が主として挙げられています。

中心性網膜炎とは物を見るために重要な部分、網膜の黄斑部分に水が溜まり物が歪んで見えたり、小さく見えたり、中心部分のあたりが暗い感じに見えたりと視力に影響を及ぼします。他にも色が通常の色と違って見える色覚異常を訴えるケースもあります。

中心性網膜炎中心性網膜炎OCT←断面図でみると、三角に突起している部分が中心に見えます。

もし、この病気にかかってしまったらほとんどの場合は自然治癒の治療を第一として、リラックスした生活を心掛けることです。症状によってはレーザーや薬による治療が行なわれます。

また、この中心性網膜炎にかかったことがある方は将来「加齢黄斑変性症」にかかるリスクがそうでない方よりも罹患リスクが高くなると言われています。初期の段階では中心性網膜炎も、加齢黄斑変性症も大変症状が似ています。治療方法はどちらの診断になるかで変わってきますので、異常を感じた場合はすぐに眼科を受診するようします。

プラセンタの種類☆

プラセンタを利用した化粧品やサプリメントなどが多数発売されていますが、現在は「ブタ」「ヒツジ」「ウマ」「ヒト」、そして「植物性」などが挙げられます。

中でも一番安全性が高くて、効果が高いのは「ヒト」です。重篤な副作用が出たということも現在までありません。「ヒト」のプラセンタは日本では注射のみ認められていて、「メルスモン製剤」と「ラエンネック製剤」として流通されています。そのため、「ヒト」プラセンタが打てるのは医療機関に限定されます。当院でも、プラセンタ注射は「ヒト」プラセンタを注射しています。

ちなみに他の動物性のものは、ある程度の効果は確認されていますがアレルギー反応を起こしたり、トラブルになったという話をよく耳にします。その反面、植物由来のプラセンタはアレルギー反応はこそは少ないですが、もともと植物に胎盤はないため胎座から採れる成分がプラセンタとされます。そのため、成長因子が含まれないのでアンチエイジングを期待するうえではヒトや動物性のものと比べるとその効果は低いものとなります。(成長因子は、細胞の修復や分裂を促して元気にさせる力を持っています)

馬の目多くはブタプラセンタが安価のため多く流通しているようですが、動物性のプラセンタで悩むなら今は「ウマ」が一歩前を行くものとなっているように思えます。

ウマプラセンタはブタと比較してアミノ酸が1.2倍程度含まれていて、さらに必須アミノ酸が「ヒスチジン」「フェニルアラニン」「メチオニン」「トリプトファン」の4種類と準必須アミノ酸「チロシン」「システイン」の2種が含まれるということで注目をされています。ですが、ブタプラセンタに比べるとかなり高価なようです・・。

プラセンタの種類はさまざまですが、やはり「ヒト」プラセンタが一番安全で効果が高いので、医療機関に通えるかたはこちらがお勧めです。

目のたるみと瞬きの関係。

瞬きの回数が少ないとドライアイを悪化させ、目の病気にかかりやすいというのはご周知のとおりですが、実は「美容的」にも大変な問題があるのです。

まぶたのたるみ人間は1日に約2万回の瞬きをしています。瞬きをするために目の周りの筋肉を使用するのですが、目を開けるために「上眼瞼挙筋」、眼を閉じるために「眼輪筋」が動きます。そして、これらの筋肉は目の開閉のみならず皮下脂肪を支える役割も果たします。

とくに眼輪筋が弱ると外見的に目立ちやすく、その下にある皮下脂肪が表面にぷよっと浮き出てきてしまうのです。その部分は触ると皮膚がぷよぷよしています。著名人の方でいえば、政治家の小沢さんとか俳優の岸辺一徳さんとか・・でしょうか。目の下のあたりにぽこっと膨れているような部分があります。

年齢とともに眼の周りの筋肉も弱っていくので仕方のないことなのですが、美容的に女性は気にされる方が多くいらっしゃいます。

ちょっとしたプチケアであれば、ここにBNLS注射を打ち、皮下脂肪を溶解してしまうことでかなり目立たなくなります。極細の針で一瞬チクッとする程度なので痛みも、腫れもほとんどありません。気になって仕方ない~;という方は、お気軽にご相談ください。 ですが、日常としてできる最大のケアは、よく瞬きをして眼の筋肉を使うということです。

インナードライ肌には顔プラセンタをどうぞ。

最近は雑誌などでもよく取り上げられるようになった「インナードライ肌」。トラブルの危険性が高いことでも有名です。インナードライ肌は、肌の内部が乾燥してしまっている状態なのです。見分け方としては、”化粧がすぐに崩れる”、”肌表面に皮脂が浮き、肌の弾力がない”という場合は要注意です。

美肌では、何故トラブルが多いのかというと「間違ったスキンケア」をしてしまう事にあるのです。インナードライ肌は肌の内部が乾燥しているため、水分を外部に逃さないように肌表面に皮脂を分泌させてしまいます。そうすると、一見「脂性肌」のように思えてそのケアをしてしまうのです。例えば脂取り紙でどんどん表面の皮脂を取り除く、さっぱり系の基礎化粧品を使用するなど、皮脂対策をしてしまうため、乾燥状態をさらにエスカレートさせてしまいます。

最近ではインナードライ肌対策として様々な化粧品なども出ていますが、「顔プラセンタ注射」でケアするのはいかがでしょうか。

プラセンタに含まれる成長因子が肌内部の真皮層に働きかけて、美肌の大要素「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「エラスチン」の生成を促します。これらは多くの水分を含んでくれますので肌の内部の乾燥を改善することに役立ちます。また、直接お顔にプラセンタを打ちますので即効性にも優れます。医療機関で使用するプラセンタ注射はすべてヒト由来のもので安全性にも大変優れます。もちろん、当院は予約不要ですので気が向いたときにお立ち寄りください。

顔プラセンタは1回¥3,000+税(自由診療)となります。痛みも少ない極細針を使用し、腫れも数時間で落ち着く方がほとんどです。