老眼は無理をするほうが悪化する?!

若いと思っていても、目の器官は正直です。携帯やスマホを見ていても、焦点(ピント)が合いにくい。ぼやけてスッキリ見えない。という症状が出ている場合は老眼の始まりです。

初期のうちは見えにくいけど、頑張って物を見よう!!としますが、その分だけ目に負担をかけ、眼精疲労症状を増幅させてしまいます。

老眼鏡は凸レンズのため、外見からでも老眼鏡を掛けていることが他人にわかるので嫌だな・・。と、思われている方は我慢せずに「遠近両用」のコンタクトレンズを使用してみるのも良いかと思います。コンタクトレンズの場合は、外見からではどんな度数のレンズが入っているのかはわかりませんから、老眼鏡にまずは抵抗ありという場合に試してみるよ良いでしょう。

遠近両用デザイン

製品によって度数の配置のされ方に差はありますが、1枚のレンズの中に遠くと近くを見る度数が入っていて、見たいと思っている対象を「脳」が判断してピントが合うというチョット驚きの仕組みです。

ワンデーピュアマルチステージ

 

目は脳の一部とかねてから申し上げている通り、目から入った情報は視神経を通じて脳へ送られます。鮮明に情報が伝わった方を見えていると自動的に認識されるのです。遠方・近方ともに快適な視力が確保できるようになると、目の疲れだけでなく首や肩のコリも軽減されるはずです。

紹介したデザインは、シード社のプレミアムシリーズのつくりです。見え方の満足感などには個人差がありますから眼科の先生の指示に従って調整してもうらようにしてください。

注目の「眼科ドック」。40歳を超えたら受けてみては?

OCT検査人間ドックの「眼」バージョン、眼科ドックが今、注目されているようです。失明に至るような”緑内障”などの病気は、少しずつ進行していきます。自覚症状が現れるころには、かなり病状が進行してしまっているケースが少なくありません。

「眼ドック」は、施行している医療機関によって検査される項目に若干の差はあるようですが、一般的には以下のような項目が挙げられているようです。

  • 先生による問診、現状の相談
  • 視力検査(遠方・近方・乱視度数などを自覚・他覚的に測定)
  • 使用中のメガネやコンタクトレンズの度数チェック
  • 細隙灯顕微鏡による目の前眼部の異常の確認
  • 眼圧検査
  • 眼底検査
  • 光干渉断層計(OCT)による詳しい眼底検査
  • ドライアイの検査(生体染色検査・BUT・シルマー検査)
  • 視野の検査

オプションで、機器などを指定してより詳しい検査を受けられる眼科もあるようです。40歳を超えて眼科の診断を受けていないということがあれば、是非活用してみると良いかもしれません。

残念ながら、さくら眼科では「眼ドック」という形態では診療を行っていませんが、すでに人間ドックや健康診断などで精査が必要と診断されている項目については、保険診療にて精密検査や再検査を行うことは可能です。

子どものメガネに必要なこと。

お子さんが初めてメガネを作ることになったとき、「どんな事に気をつけて作ればよいか?」
という質問をよく受けます。視力的なことはもちろんなのですが、どんなメガネにしたら良いのか、という点も気になるところです。

重要視したいことは様々ありますが、あれもこれも・・・というのは難しいのでひとまず

・壊れにくいもの
・変形しにくいもの
・キズがつきにくいもの

この3つをクリアするメガネを作成すると良いでしょう。壊れたメガネ
大事に使うようにしていても、案外お子さんの取り扱いって乱暴な感じになりがち・・。そうなりにくいメガネにしてあげるのも親心ではないでしょうか。

メガネのフレームは材質は問いませんが、レンズの周り全体を取り巻くようになっている「フルリムタイプ」にしておくと変形しにくく、変形してしまったときでも調整がしやすくなります。また、
レンズではキズに強い「ハードコート」というコーティングがついているものがお勧めです。

他にもデザイン的には気に入ったものを選んでもらって構いませんが、度数との関連を考えると、遠視度数の強いお子さんの場合では、大きなフレームのものを選んでしまうとレンズの中心に厚みが出て重たいメガネになってしまいます。こういった点も考えてあげると掛けていて苦にならないメガネが出来上がるはずです。

それから、メガネのフィット具合というのはとても大切なものです。掛けていられるかどうかということはもちろん、メガネがズレた状態で目の前にあると、せっかく眼科で測った度数を入れても矯正がうまくいかないといった影響も出てきます。

こういった調整やアドバイスは「認定眼鏡士」という、しっかりとした資格をもったアドバイザーの方がいらっしゃるメガネ屋さんがありますので、そういったところで相談するのも良いかと思います。
さくら眼科近辺では、船橋西武デパート6階の東京メガネ船橋店さんにいらっしゃいます。とても親切な店長さんです。

着脱の練習するなら「ファシル13」。

ファシル13 ソフトコンタクトレンズを使用するにあたり、最初に一番苦労するのは自分自身での装着脱と思われます。

近年では使い捨てコンタクトが主流になっているため、これらのレンズサイズ(直径)は大きく、かつ薄型になっています。そのため自分でなかなか着けることができずに諦める患者さんもいるほどです。また、目に指を近づけていく恐怖心があって着けられない、という方もいらっしゃいます。

院内でもう一度、頑張って練習してみる!という方には練習用に「ファシル13」という直径13.0mmのソフトコンタクトレンズの中でも小さめで、適度な厚みもあり材質のしっかりしたレンズを用意しています。

ファシル13データ

 

こういったレンズで練習し、目の中にレンズを入れるときのコツや恐怖心が少なくなれば、もう少し大きいレンズに次は挑戦できるはずです。もちろん、実際に使用するレンズが自分自身で装着脱できなければ処方許可は出ませんがが、練習には非常に向いているものです。

もう一度トライしてみよう!とお考えの方はご相談ください。

シミのレーザー治療は夏を避けるのがベスト。

紫外線と太陽気がついた瞬間から、気になって仕方のないお顔のシミ。現在ではシミレーザー治療も容易に受けることができるので、気になったときに取りたいという気持ちはもっともです。

しかし、あえて今の夏時期は「やめた方が良い」と申し上げましょう。理由としては、「シミの再発」「色素沈着」が大きな理由です。これは、紫外線の影響によるものです。

夏だからといってレーザーを当てることにより、シミが取れないというわけではありません。当てた部分に関しては確実に改善されるものなのですが、せっかく取れた部分にまたシミができてしまった!!なんていったら、ガッカリですよね。手袋・サングラス・ストールなどUVカット付のアイテムでしっかりガードしても相手は「光」。完全なる防御はやはり難しいところです。

冬でさえ、紫外線防止のテープや日焼け止めをしっかり行うようにという指示が先生からでます。夏の場合の紫外線量は冬の時期とは比べ物になりません。紫外線は外出時はもちろん、部屋の中にも降り注がれるものです。

涼しくなったころに、もう一度レーザー当てなおし・・。というほうが面倒だし、ため息がでちゃいますよね。

今すぐ!!よりも、ちょっと待ってから・・。をお勧めします☆

眼底検査を希望される方は、公共の交通機関をご利用ください☆

バス眼底検査をする際に、「散瞳剤(さんどうざい)」と呼ばれるお薬で瞳孔を強制的に開くことがあります。

これは眼底を検査するときに先生が光を目に当てるのですが、反射的にまぶしいと瞳孔が小さくなりまぶしさを軽減させようとします。そうすると、先生が目の奥をのぞいて眼底を調べるときに見える範囲も縮小されてしまうのです。

網膜断層検査(光干渉断層計:OCT)も、通常は瞳孔を開かずとも測定ができますが高齢により縮瞳してしまっていたりして瞳孔を広げないと測定できない場合もあります。

散瞳剤により、強制的に瞳孔を広げると4~5時間くらいは瞳孔は開きっぱなしになります。歩いたりする程度は問題ありませんが、ピントを合わせにくくなるため後はゆっくり帰宅するのみ・・というタイミングで検査を受けるほうがベストです。

散瞳後、特に車(自転車も)の運転をするというのは大変危険です。ほかにも仕事上、書類を確認したりなど用事がある場合は支障をきたしますので、予定を調整の上来院するようにしましょう!

乱視の見え方

乱視という屈折異常が起こると、焦点がどこにも結ばれずに物がぼやけて見えます。例えば、夜空の月を見ると1つしかないはずの月が2、3個重なって見えるとか、街中の信号機の光がびよーーんと伸びて見えるといった具合です。

眼科の先生に言われて、「乱視って何だろう?」と思う方は、クーパービジョン社のサイトに「乱視眼」と「正常眼」での見え方を分かりやすく比較できるページが設置されています。是非比べてみて下さい。

乱視の見え方体験へ→

2重に見える、にじんで見えるのが乱視の見え方の特徴です。焦点がどこにも合っていない状態ですから、メガネやコンタクトレンズによる矯正が必要です。乱視が原因で見えにくさが出てしまっている場合、単純に使用中のメガネやコンタクトレンズの度数を上げれば見えるわけではありません。ブレて見える方向にしっかりと矯正しなくては見え方を改善することはできません。野放しにしたままにしておくと、さらに乱視の進行を進める原因にもなります。

適度な矯正を行い、クリアな視界を確保するようにしましょう。

眼球振盪(がんきゅうしんとう)

眼球断面図がブレて見える異常のひとつに「乱視」がありますが、他にも目が自分の意思に関わらず左右などの方向にブルブル震える感じに動いてしまい物が見えにくいという病気があります。

これは眼球振盪(がんきゅうしんとう)といわれ、通常は両眼がバランスを取りながら物を見るために動くのですが、そのバランスが崩れてしまうためにおこります。ブルブルと動く方向も左右同じように動くということもあれば、ある一定の方向へだけ動くというタイプもあります。

この目がブルブル動く「眼振(がんしん)」は、他者が見れば一発でわかるのですが、当人は目がブルブル動いているという自覚がない場合が多いのです。しかし、視力的に矯正視力が1.0出るということは少なく、メガネやコンタクトレンズを使用しても改善には至りません。

眼振が起きる原因には目の異常で起こる場合と、耳や脳の障害で起こる場合があります。治療に関してはまだ決定的な事がわかっていないのが現状です。起きてしまった場合は、手術によりある程度の改善は見込めるようです。また、耳や脳の障害が原因で起こっていた眼振の場合はそれらの異常が治ると、眼振も一緒になくなるようです。

目薬も症状によって医師が処方するものです。

眼科の窓口で「目薬だけほしいんだけど、ダメかしら」とよく患者さんから質問を受けます。理由を伺ってみると、

◆時間がない、急いでいる。

◆当人の具合が悪い、外出し難い。

◆変わった症状がないのに診察、検査を受けるのが面倒だ。

など、患者さんにもたくさんの事情や考えがあるということは十分にわかります。しかし、基本的に目薬だけの処方は行っていません。

一般的に薬の処方箋の期限は交付日を含めて4日以内です。先生が診察をして、この薬が今の症状に一番適切であろうという判断がここにあります。ほとんどの場合は診察を受けた後、速やかに調剤薬局へ目薬をもらいにいくでしょう。時間が経過すれば症状に変化が出るかもしれませんし、薬の効果があまり出ないのであれば薬剤変更も検討しなければなりません。

また、慢性的な病気の場合は劇的な改善や治癒を目的するのではなく、現状より悪化しないようにコントロールをするケースが多くあります。自覚症状では「なんともない」場合でも、例えば眼圧値が上昇していたとか視野が欠けはじめてる、視力が片目だけ低下している、網膜など自分では見えないとろこに異常が起きているといった気が付きにくい症状が隠れている場合もあるのです。

そのため、あの時に診察を受けていれべ良かったという残念な結果だけは避けたいところです。結果的に同じ目薬が処方されたということでも、医師は責任をもって診察をしています。せっかく目の状態を気にされて目薬をもらおうと思っているのですから、少しだけでも時間を作って受診していただければと願います。

ハードレンズに潤いを与える洗浄保存液。

ソフトタイプに比べれば、ハードタイプのコンタクトレンズは乾燥しにくいと言われています。しかし、裸眼やメガネの状態と比べればやはり目が乾く!という症状は少なからず出る方は多いでしょう。

そんな時に、洗浄後に一晩つけおきをしておくと「リピジュア」=ヒアルロン酸の約2倍の保湿力を持つ成分がレンズ表面に吸着し、
☆翌日の着け心地の良さが格段にUP!☆
☆乾燥感の軽減☆
☆たんぱく質など汚れのブロック効果☆
等を発揮します。
リピジュアイメージそんな優れものは、シード社から発売されている「ピュアティモイスト」という製品です。酵素剤も含まれる一液タイプなので、洗浄も簡単です。

ピュアティモイスト

 

使う際に気をつけたいのは、朝ハードレンズを着ける直前にこすり洗いをしない!ということです。(※こすり洗いは前夜の手入れ、ハードレンズを外した後に行います。)

装着前は、流水で軽くすすいでから目に装着をします。水道水がかかるくらいの圧力では、レンズ表面に吸着しているリピジュアの成分が剥がれ落ちることはありません。

たんぱく質などが付着しやすい、ハードレンズが曇りやすいという方にも有難い製品なのではないでしょうか。