ものもらい。1ヶ月経過しても治らない?!

「ものもらい」とひとくくりで呼ばれてはいますが、実は腫れた部分の膿を出してしまえば症状が比較的すぐに解消するタイプと、しこりができて長期に残るタイプがあります。

前者の場合は赤く炎症が起きて痛みをともないます。自覚症状があるので、すぐに眼科を受診される方が多いです。処置も膿を出すと数日で腫れが消え、1~2週間で完治します。しかし、後者の場合は痛いという自覚症状がありません。初期は小さなしこりのようなものができているだけという状態なので、眼科を受診せずに放っておかれる方のほうが多いのではないでしょうか。しかし、放置したまま完治するということは稀です。

場合によってはそのまま何年間も消失しないということもあります。しこりは少しずつ大きくなっていきますので、そのとき初めて「あれ?目が腫れた?!」と気が付くということも・・。しこりがあって、異物感などが強いときは切開して取り除くということになります。

少しでも目の異変に気づいたら、早めに眼科を受診するにこしたことはありませんね!

新品のハードコンタクトは、十分にすすいでから装着しましょう。

新品のハードコンタクトレンズにしたらよくあることなのですが、新品のコンタクトレンズを初めて装着すると

「 くもる ・ ・ ・」の一言。コンタクトレンズ

あまりにもボヤけるので、目からレンズを外してみると脂がレンズにベットリと付着。新品なのに何故?!不良品なのでは?と思う方もいらっしゃいます。

これはハードコンタクトレンズが涙になじみにくいために起こります。解消するには、装着する前にレンズをよくすすぎ洗いをしていただくことです。しかし、既に付着してしまった目の脂はクリーナーなどでこすってもなかなか取れないものです。付着させないように、よーくすすぎ洗いをしてあげてください。

ちなみに、ソフトコンタクトレンズでもこのような症状が起こります。使い捨てレンズのメニコン1dayマジックは、レンズがプレスされた状態になっており、保存液に浸っていません。レンズが涙になじむまで数分の間、視界がぼやけるというものです。気になる場合は、すすぎ液などですすいでから装着すると解消します。

また、シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトも素材そのものに親油性があるとされているので、この症状が出るという報告もありました。アキュビューアドバンスやエアオプティクスシリーズを使用された患者さんからよくお聞きします。

花粉症対策でもプラセンタ。

美容効果としては認知度が高いプラセンタですが、 花粉症の予防にも一役かってくれるのはご存知でしょうか。

プラセンタは古来からその安全性に定評があり、 美容目的では、クレオパトラやマリーアントワネットらも 重宝していたと言われています。

プラセンタには、
☆免疫反応を正常にする
☆炎症を抑える
☆体質改善効果

といった特筆すべき効果があります。

さらに一般的に”薬”というものには副作用がつきまといますが、 重篤な副作用がいまだに認められないのがプラセンタの凄いところ なのです。薬は一時的に起こってしまった炎症を抑えるの働きをしますが、 プラセンタは、花粉によって起こるアレルギー反応そのものが起こらないように 体質改善していくのです。

メルスモンラエンネック

 

 

 

効果が出るには時間がかかりますが、そのぶん大きなリバウンドもありません。
毎年、花粉に悩まされている!という方はプラセンタを試してみてはいかかがでしょうか。
当院では「プラセンタ注射」と「飲むプラセンタ(カプセル)」を用意しています。

メガネをかけると”視力低下する”という心配は無用です。

初めてメガネを作成するように先生から指示がでると、頑なに作るのをためらう方がいらっしゃいます。理由を伺ってみると、

【メガネをかけると視力がどんどん下がる・・】というウワサを耳にされていて、メガネをかけずに頑張りたいということでした。この問いは、眼科で働いているとよく尋ねられることなのですが、メガネの女性A
【メガネをかける=視力がどんどん下がる】ということはありません☆

このことは、医学的に全く関係ないといわれています。

メガネを作る必要が出たということは、視力の低下が進行し始めたということです。メガネが目に合っているかどうかを定期的に調べていくようになりますので、使用していたメガネの度がまた進んだ!という場面によく出くわします。そのため、メガネをかけ始めたら視力がどんどん低下しているのではないかという誤解が生じているのではないでしょうか。

仮にメガネをかけずに頑張ったとしても、視力低下が進行していくのを止めることはできません。むしろ見えないというストレスの方が大きくなってしまうはずです。現状の目にあった度数で視力矯正を行うほうが賢明です。

目はアレルギーの影響を受けやすい。

花粉症そろそろ花粉対策を考え始める方も多いのではないでしょうか。目にアレルギー反応が起こると、充血したり、かゆみ、涙などが出るという症状が一般的です。

目にアレルギーが起こりやすいと言われる原因は、常に物を見るために外界にさらされていてアレルギーの原因となる物質が入りやすい状況に置かれています。また、まぶたの裏側は目と外部の器官を隔てているバリアのような膜になっています。そのため、アレルゲン物質が溜まりやすいところになってしまっています。

また、目に入ってしまった花粉などのアレルゲンは「人工涙液(じんこうるいえき)」という”防腐剤”が入っていないタイプの目薬で洗い流すように点眼して、目の外に出すようにします。洗面器やカップの中に液体を入れて、まばたきをさせるというタイプのものもありますが、カップの中にアレルゲンが溜まることになり、その中でまばたきをするのでは、アレルゲンを排出するという効果では、あまり意味がありません。まぶたに着いたアレルゲンを落とすには、洗顔をします。

今では花粉カット効果などのあるメガネも市販されていますので、有効に活用しましょう!

眼球運動で、記憶力をアップさせよう!

仕事でも勉強でもそうですが、覚えたいものがパッと覚えられたら本当に助かりますよね。特にこんな受験シーズンで追い込みをかけている学生さんは、良い方法ないかな?!なんて思っている方も多いのではないでしょうか。

眼科的に何かないかということであれば、「目」は脳の一部です。ということを思い出してみてください。

実は眼球運動をすると記憶力が上がります。どのように動かせばよいかというと、左右に目を動かせばよいのです。時間は30秒程度。また、動かす方向も上下に動かしたのではあまり効果はなく、一点だけを凝視しながら暗記などしようとしても、脳に記憶される効率が悪いようですよ。イギリスの大学での実験で、このような結果が出たと報じられています。

人間の脳には右脳と左脳があり、右→左。左→右と交互に眼球を動かすことによって、右脳左脳ともに活性化されるために、記憶力が高まるのではないかと考えられています。

普段の記憶力が少しでもアップすることを期待して、是非試してみてはいかがでしょうか。もちろん、眼球運動をしたから100点満点がとれるわけではないと思いますがね・・。手助けには良い方法なのではないでしょうか。

ちなみに右脳は体の左半分、左脳は右半分を制御しているといわれていますが、この2つに医学的に根拠ある違いというのは解明されていません。ちまたでは、右利きは左脳が活性化しているから理論的に物事をとらえられる人が多くて、左利きは右脳が活性化しているから芸術的感性が高い人が多いとかは言われていますけどね☆

睡眠時間が確保されている人は、体脂肪が減りやすい☆

仕事やお付き合いで忙しく、睡眠時間が短い方は活動時間が長いので、疲れなども影響してエネルギーを消費しがちに思われていますが、実は極めて太りやすい危険な状態なのです。

布団で睡眠をとる女性睡眠不足になると、『コルチゾール』という食欲を増すホルモンの分泌が増え、肥満体型になりやすい体内環境を作り上げられます。まさに脂肪を溜め込んでいくホルモンと言えます。

さらに、睡眠不足の状態だと食欲を刺激する『グレリン』というホルモンの分泌量が増えます。逆に食欲を抑制するホルモンの『レプチン』の分泌量が減ります。そのため、起きていと「お腹がすいた~」という食欲にかられ、食べ過ぎになってしまう可能性大です。

食欲旺盛になるホルモンが増加する一方、エネルギー消費に関係するホルモンは減少していきます。たとえば、睡眠中には『成長ホルモン』が分泌され、寝ている間も脂肪をを分解するためエネルギーが消費されます。成長ホルモンの脂肪分解する力は、1日平均300キロカロリーと言われていますが、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が、通常の1/3くらいに激減してしまうと言われています。

現代人の体内時計から考えると、
【午前0時~午前3時頃】成長ホルモンが分泌、
【午前3時~午前6時頃】にコルチゾールが分泌
されると言われています。

適度な睡眠6~7時間程度を確保することは、肥満になりにくい有効な予防策といえそうです。

乱視が強くてもメガネは用意しましょう。

ソフトコンタクトレンズでは視力矯正が不十分で、ハードコンタクトレンズを使用中という場合。メガネでの矯正視力は出にくいというのは本当です。

ハードコンタクトレンズをつけることによって矯正されている「強度の角膜乱視」なるものが、ソフトコンタクトレンズはもちろんメガネでも矯正することは難しく、乱視の度合いが強いと生活視力(両目で0.7程度)すら出ない!ということもしばしばあります。

ハードコンタクトレンズユーザーでも、目の不調があってレンズを装着できないときがあります。メガネを用意することは必ず行っていただきたいのですが、視力矯正力については、この場合は正直期待ができません。

単純にメガネの乱視の度数を強くすれば良いではないかとも思われますが、乱視用のメガネは乱視度度数が強くなるほど非常に物が歪むような不快感が発生する確率が高くなります。ただし、裸眼のまま生活することは困難でしょうから少しでも視界が確保できるのであれば、ご自身が耐えうる(メガネを装着していられる)度数で必ず作成しましょう。

糖分の取りすぎは、目にも影響アリ!

クリスマスケーキ明日はクリスマスです。クリスマスケーキの準備はOKでしょうか?!適量を食べる分には全く問題はありませんが、ついつい食べすぎ!!なんて事のないよう、ご注意ください。

ケーキを食べて”体重”のことは気になっても、”目”のことまではなかなか気が回らないと思いますので、「何故ケーキの食べすぎと目が関係あるのでしょうか?」というテーマにしてみます。

ケーキに含まれるような糖分(砂糖)を多量に摂取しすぎてしまうと、目の健康バランスが崩れるといわれています。これは糖分が体内で代謝されるときに、ビタミンB1を消耗させることによって起こります。このビタミンB1こそ、 皮膚や粘膜を正常に保ち、目の疲れを軽減させる働きをしている目の立役者なのです。また、視神経の働きも強化させるといいます。

糖分を取りすぎることによって、糖質代謝にビタミンB1が使われてしまい、目の健康を維持するための栄養素が不足してしまうのです。(他にも、ビタミンB1が不足すると体調不良やイライラ、胃腸の働きの低下などが起こります)美味しそうなケーキも、腹八分目で我慢~☆がちょうど良いでしょうか。

また、糖分を摂取するなら、ビタミンB1を多く含む食品も一緒にとることを考えてみるとよいでしょう。ビタミンB1は「豚肉」「レバー」「玄米」「にんにく」などに多く含まれます。積極的に摂取して、バランスを保つように調整してみるのも方法のひとつです。

糖尿病から目を守る。

糖尿病の3大合併症の一つ、目には「糖尿病性網膜症」という病気があります。しかし、糖尿病性網膜症そのものを治す特効薬はありません。一度糖尿病にかかったら完治はしません。血糖値をコントロールすることによって、病気とうまくつきあっていくほかなりません。

ところで、まず糖尿病にならないようにするにはどうすればよいでしょうか?!一番の予防は「規則正しい食生活を送る」ということです。

(1)3度の食事をよく噛んで食べる
ゆっくりよく噛んで食べることにより、大量に食べることを防ぎ、すい臓にかかる負担を軽減させる。

(2)野菜から食べて、主食(ご飯やパンなど)を食べる
食物繊維を含む野菜を先に食べることによって、血糖値の上昇をゆるやかにします。

(3)適度な運動をする
食べるだけ食べて、エネルギーを消費しない。というのは、糖尿病に限らず慢性疾患におちいりやすい原因のひとつです。

すぐにでもできることは、たくさんあります。
まずは、規則正しい食生活を送ることを心掛けてみてください。