朝ご飯をしっかり食べると太らない?!

ダイエットをすると、どうしても食事そのものを抜いてしまう!という方はいませんでしょうか?しかし、ダイエット中こそ3度の食事をしっかりとる必要があるのです。

なかでも「朝食」を抜いている!!という方は要注意です。

朝食を抜いてしまうと、これから活動を行うためのエネルギーが不足します。食欲は満たされないと、甘いもの(糖分)や高カロリーの食を得たいという欲求が高まります。逆に考えると、朝食をしっかりとると、前述のような食したいという欲求を抑えられるということがアメリカの研究チームによって科学的に明らかになっています。

さらにタンパク質を多く含む朝食をとっていると、平均4時間くらいは空腹感を抑えることができるとされています。

ちなみに朝食を抜いて間食をする。というのは、体に必要な栄養素が欠乏し尚且つ不必要なカロリーだけ摂取してしまう一番よくないパターンです。とくにダイエット中の朝食はバランスを考えて食べるようにしましょう。
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充血を取る目薬って何?

「目が赤くなりやすいので、赤くなったときに充血を取る目薬を処方してください」

患者さんから、漠然と発せられた一言でした。そんな目薬があるのだろうか?!と、一瞬考えてしまいました。よくお話を伺って見ると、TVコマーシャルなどで目が赤くなりやすい人に!というようなキャッチコピーで宣伝をしていた市販薬があるとのこと。確かに、目が赤くなりやすくて、外見的に気にされてしまうというのもわかります。

そもそも目の充血は、目が疲れたり、表面が乾燥し始めたりすると、目を守るために血液が集結するために起こります。これは目の防衛機能といっても過言はありません。そして患者さんのおっしゃているような市販薬には、「血管収縮剤」とよばれる成分が含まれ、確かに一時的に赤くなっている症状を抑える働きを持っています。

しかし、血管収縮剤は外見だけの改善であり、根本的に充血を起こしている問題を解消させるわけではありません。むしろ、血管収縮剤の効き目が切れたときにさらに症状は悪化することでしょう。

そして、最初のテーマにもどりますが、眼科医の処方する目薬には、血管収縮剤が含まれるものはありません。もちろん防腐剤も入っていません。治療を目的とする以外、不要なものは混入されていませんので、薬の有効成分が目に負担をかけることなく届きます。

便宜上、市販薬を購入されるという方も血管収縮剤の入っていない【第3類医薬品】を選択するようにして、症状が改善されないのであればすぐに眼科医の診察を受けるようにしましょう。

視力0.9と1.0の差にこだわる必要なし?!

ランドルト環メガネの掛け合わせをするときに、0.9にするか1.0まで見えるようにするか、結構悩んでしまうという方っていらっしゃいます。「視力1.0というとしっかり見えている!」という一般的な概念がやはりあるからでしょうか。

では視力1.0とはいかなるものかというと、5m離れた位置からランドルト環「高さ7.5mm」「Cの太さ1.5mm」「切れ目の部分の幅1.5mm」が判別できるということです。
(※ランドルト環・・・視力検査の時に見てもらう「C」の表のことです)

視力0.5用のランドルト環の大きさは1.0用の2倍、0.2用は5倍、
0.1用は1.0用の10倍の大きさとなっています。

これをふまえて考えますと、0.1 の視標と 0.2 のランドルト環は実物を見るとわかりやすいのですが、大きさがかなり違います。「0.1しか見えなかった方が、0.2まで見えるようになった」という1段階の変化は、視力検査上、大きな変化があるということです。しかし、0.9見えている方が1.0まで見えるようになったというのは、実は視力上では大した変化ではありません。

0.1→0.2と0.9→1.0というのはともに表記上で見ればどちらも1段階の差ですが、視力上として考えると大変な差になっています。

この差を%で比べてみると、0.1から0.2の差を100%としたとき、0.9から1.0の差はわずか10%です。そう考えると、視力1.0に固執する必要はあまりないということかもしれません。ご参考にどうぞ☆

☆メルスプラン☆ワンデー乱視用を使用中の方はご注意を。

さくら眼科でも処方しているメルスプランのコンタクトレンズ。

秋ごろから「メニコンワンデートーリック(1dayタイプ乱視用)」が安定供給されず、患者さんのお手元に届くまで時間がかかるかもしれない!というお知らせがメニコン社から届いていました。しかし現在では、新規にメルスプランのワンデー乱視用への変更は、自粛に至るまでとなっているようです。

メニコン社の告知文はこちらです。

メニコンワンデートーリック すぐに解消させるとおもいきや、欠品解消は長引きそうな様子ですね・・。すでにメルスプランでこの製品を使用している方の分も規格によっては無いそうです。

コンタクトレンズは視力の悪い方にとっては必需品でもあります。「無い物は無い!」ということであれば、何とか目に合う他のコンタクトレンズを探さねばなりません。しかし、メニコンワンデートーリックは、近視矯正度数、乱視矯正度数ともに広い製作範囲をもっていた製品のひとつです。そのため、他社ワンデータイプの乱視用では視力がいつものように出ない!などというケースもあります。さらに、乱視用はうまく目にフィットして回転したりしないかということも重要ですので、難しいところです。(実際、調子が良ければ安易に他のレンズにされるという患者さんも正直少ないように思われます。)

製品が目に合うかどうかは、使用感などを含めて個人差がありますので実際に使ってみないとわからない、というのは事実です。他種への変更もスムーズにいくとは限りません。何度も選びなおしになる可能性も十分あります。そのため、メニコンワンデートーリックを使用されている方は、手持ちのコンタクトレンズがなくなる前に余裕をもって検診にいらっしゃることをお勧めします。特に年末は製造メーカーのお休みがあったりもするのでご注意ください。

【お知らせ】リニューアル作業完了しました☆

師走というのは早いもので、12月は第一週が過ぎ去りました。

秋くらいには・・と思っていたさくら眼科・美容皮膚科のホームページがようやくリニューアルしました!

眼科の診療案内ページと、美容皮膚科のページに分かれて閲覧がしやすいようになっています。随時新しいお知らせ内容に変更していく予定です。是非、ご活用下さい^^

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乱視用コンタクトにしたら、レンズが大きい!!

よく皆様お気づきになります。近視用のコンタクトレンズを使用されていた方が「乱視」を矯正しないといけなくなったとき、テスト用のレンズをご用意するのですが、手にとられて一言。

「でかい」

はい。そのとおりなのです。

乱視用のコンタクトレンズは、製造上どうしても大きくなりがちです。これはレンズをずれにくく安定させたり、視力が出やすいようにということを第一目的とするため、どうしても大きくなってしまうようです。厚みが気になるとか、サイズが大きいので目の中の存在感が半端ない!など表現は様々ですが、近視用→乱視用へシフトされる方はやはり”着け心地”がどうもしっくりこないようです。

また、レンズサイズが大きいと目に装着するのが大変だという声もお聞きします。

眼科側としては、まずは視力の確保ということを一番に考えたいところなので、乱視用を案内することが多いのですが、着けていられないコンタクトレンズでは意味がありません。

もし、「でかい」ということが気になるのであればメニコン社の『プレミオトーリック(2週間交換タイプ)』というレンズを選んでみると良いかもしれません。

プレミオトーリック
医療機器承認番号:22300BZX00094
メニコン 2ウィークプレミオトーリック 1箱6枚入

プレミオトーリックの直径サイズは「14.0ミリ」

一般的な近視用ソフトコンタクトレンズと変わらない大きさです。多少、レンズデザインは乱視用傾向があるものの、”でかさ”による違和感は軽減させられるのではないでしょうか?酸素を通す力もトップクラスで、優れものですよ。

風邪と結膜炎

風邪をひくと、メヤニや充血が起きたりと目にもトラブルが起こります。一般的に風邪の合併症として、結膜炎は非常に起こりやすい病気といわれています。理由は風邪をひいている状態だと免疫力が落ち、細菌感染しやすい状態になります。また、風邪のウィルスが体内にまわり炎症を引き起こすこともあります。
風邪と結膜炎

メヤニや涙・ゴロゴロ感があれば、この症状を改善させるために目の治療も何とかしていきたいところですが、風邪の合併症として起きた結膜炎は風邪が治ると自然と良くなります。そのため、自然治癒力に任せる場合が多くあります。しかし、目の炎症がひどい場合には炎症を和らげる目薬を点眼することもありますが、この場合は風邪ウィルスが原因のため特効薬はありません。よく栄養をとって休養をし、体の抵抗力をつけてウィルスを撃退するほかありません。

ただし、風邪をひいたのと同じタイミングでアデノウィルスに感染している場合もあります。非常に感染力の強い結膜炎ですので、安易に放置するのは避け、眼科医の診断を仰ぐようにしましょう。

アレルギーの原因は一年中存在しています。

アレルギー眼科でいうアレルギーというと、「花粉症」で目がかゆい、赤いといった症状を思い浮かべると思います。花粉症は季節的なもので、春ごろ3月4月あたりに飛散するスギの花粉にアレルギー反応を起こす方が多いようです。

しかし、アレルギーの原因は季節がすぎれば症状が改善されるものばかりではありません。1年中いつでも存在するアレルギーの原因物質はたくさん浮遊しています。代表的なものでは「ハウスダスト」「ダニ」「カビ」などが挙げられます。これらは住まいの中に普通に存在しているものです。なかでも<ハウスダスト>が圧倒的にアレルギー症状を引き起こす原因といわれています。こまめに掃除や洗濯をして、原因物質が多量に飛散しないようにすることが大切です。

また、このタイプのアレルギーの場合、鼻やのどに影響を及ぼすほうが大きく、目の症状は直接的に目に入らなければ重篤化することは少ないようです。しかし、目の場合は化粧品等などの(特にパウダー)、アイシャドウ、アイライナーなどにも気をつける必要があります。

眼科でも飲み薬が処方されます。

眼科でもらう薬というと、点眼薬を想像されると思います。 点眼薬(目薬)は主に目の表面の角膜(黒目)、結膜(白目)、まぶたのあたり等に よく効くお薬ですが、目の奥のほうにある網膜・視神経などには目薬では届きません。

そのため、内服薬(飲み薬)を使用して薬剤を血流を通して症状を改善させることになります。たとえば網膜に出血(眼底出血)したとき、目薬を点眼したとしてもなかなか薬剤の効果は届きません。こういったときに飲み薬で止血剤を飲めば、血流を通して薬の効果が発揮されるというわけです。
眼球断面図

眼球の断面図で考えると、右半分のあたりには内服薬(飲み薬)、左半分のあたりは点眼薬(目薬)が効果的と考えられます。

 

眼科のお薬=目薬というイメージがありますが、どの部分に薬の効果を届けたいかによって内科と同じように飲み薬が先生から処方されることもあるのです。

眼科で処方された内服薬は特に飲み忘れたりとかすると、大きな障害を残すリスクも高くなりますので指示を必ず守るようにしましょう。

乳幼児への眼帯は、むやみにしてはいけません。

お子さんに「ものもらい」ができたり、真っ赤に炎症を起こしている時には眼帯を当ててあげよう!というのはご両親の優しさなのですが、乳幼児の場合、視力が発達しようとしているまさにその最中なのです。

ほんの短期間の間でも、視界「ゼロ」の状態を作ってしまうと、「弱視(じゃくし)」を引き起こす可能性があります。弱視とは、簡単にいえばメガネやコンタクトレンズなどを用いても、視力が出ない状態を言います。

先天性の白内障、まぶたが開きにくいなども視力の発達を阻害する原因のひとつになっていますが、眼帯もこれらと同じ状態をつくってしまっていることになります。

眼帯をしておくと、目を守っているような安心感があるようですが、実は視力の発達には大きな影響を及ぼすことになりかねません。安易に眼帯をすることは避けるようにしましょう。
ただし、眼科医から治療上において指示が出た場合ははずさないようにしてくださいね!