コンタクトレンズが目から落ちない理由。

コンタクトレンズを初めて使用される患者さんからよく質問を受けるのですが、「何故、目からコンタクトレンズは落ちないのか?」ということです。

目にピタっとくっついて、簡単には落ちません。それは、涙の表面張力によってコンタクトレンズが引き寄せられているからです。液体には表面張力といって、分子同士がなるべく表面積を小さくするように力が働いています。

例えば、コップに水を入れるとコップより少し多めに水を入れてもこぼれずに、盛り上がる感じになりますよね。まさにこの状態のことです。
表面張力
液体の種類などによって、表面張力は異なりますがコンタクトレンズくらいの物なら、涙の表面張力でくっついていられるようです。

 

ただし、目線の急激な移動にはご注意を。特にハードコンタクトレンズは外れてしまう可能性が高いです。

旬の食材、鮭で健康促進!

鮭スーパーでは、一年中見ることができる鮭ですが旬とされるは秋です。今が一番食するのにおいしい時期です。鮭には沢山の栄養成分が豊富に含まれ、美容と健康には大変嬉しい食材です。

特筆すべき栄養素を挙げてみると、

不飽和脂肪酸・・体内の中性脂肪値を改善するため、肥満予防につながります。

アスタキサンチン・・抗酸化作用が強く活性酸素を除去します。肌トラブル、シミやシワの原因を予防します。

DHA、EPA・・認知症などの予防や改善につながります。

良質なたんぱく質・・体を作るために最も重要な成分で、免疫力も高めます。

等が挙げられます。

また、鮭の「皮」。これも捨ててしまわれる方が多いようですが、この部分にコラーゲンがたくさん含まれています。皮=コラーゲンといっても良いほどの含有量が多いといわれています。そのように考えると、捨ててしまうのが勿体ないですよね!

白目のところにある黄色っぽい出来物の正体は?

ようやくコートが必要なくらい涼しい日が続くようになりました。ところで、ふと鏡を見たときに白目のあたりに黄色っぽい盛り上がりのような出来物を見つけたことはありませんか?

ちょうど写真の矢印の指している部分です。

瞼裂斑

 

 

 

 

 

これは「目の老化」のひとつで、『瞼裂斑(けんれつはん)』と呼ばれます。簡単に言えば、目の中にシミができたようなものです。このカタマリのように見える黄色い出来物は、たんぱく質が変性したものです。黄色っぽい感じで、よーく鏡を覗き込んだときにわかる程度のものです。

特に人体に害を与えたりすることもありませんので、通常は気にせずに放っておきましょうという診断が先生からおりるでしょう。どうしても外見的に気になるという方は、手術にて除去ということもありますが・・。

シミができたようなもの、というとおり紫外線などが原因として挙げられています。夏の間にたっぷりと紫外線を浴びてしまった!!という方は、もしかしたら目の中に瞼裂斑ができあがっているかも?!

従来型ソフトコンタクトのメリットは何か。

ソフトコンタクトレンズソフトコンタクトレンズと呼ばれるコンタクトレンズの内、ざっくり眼科では3タイプに分類されます。

(1)使い捨てタイプ

(2)頻回交換タイプ

(3)従来型

普段ワンデータイプと呼んでいるのは(1)の使い捨てタイプ。2ウィークタイプとか1ヶ月タイプとかは(2)の頻回交換タイプ。そして、(1)(2)の使い方ではない寿命がくるまで1年程度使用するというものが(3)の従来型に分類されます。

近年では(1)(2)が主流になり、(3)はメーカーが製造中止にしているのが現状です。確かに使い捨てのソフトコンタクトがあれば従来型はほぼ不要、従来型は酸素透過率も極めて低い。感染症や炎症などを起こすリスクも高い。破損や紛失時のスペア代がかかるなど、比べてみると不便なことばかりです。時代の流れには逆らえないといったところでしょう。

あえて利点を挙げるとすれば、オーダーメイドにすることができるというところでしょうか。使い捨て等では製造されていない範囲の強度の度数や乱視があり、オーダーメイドでなければ視力が確保できないときに出番があるというくらいでしょう。

高度管理医療機器がポストに投函。

ポストコンタクトレンズは高度管理医療機器に位置づけされています。高度管理医療機器は、使用方法を間違えると人体に大きな障害を引き起こす可能性があります。以前の医療用具の位置づけより、危機レベルが引き上げられたのは数年前のことです。それにもかかわらず、ネット販売等で眼科医の処方なしでも購入が容易にできるというのは随分と矛盾した話にも思えます。

ところでネット販売で購入したときですが、その受け取り方は通常では宅配便で手渡しされている事がほとんどです。しかし、メルスプランをはじめ世にコンタクトレンズを多数送り出してきた製造メーカーのメニコン社は宅配便で届けるのではなくポストにコンタクトレンズを入れてお届けしているのです。本来であれば対面手渡しが必要であるはずの高度管理機器だと思うのですが、ポストへ。

不在でも受け取りができる事を考えれば便利なのかもしれませんが、さすがにポスト投函はどうなのでしょう。ただ、これが違法であるとかそういった法律はいっさいありません。

夏の炎天下で朝から晩までポストに入れっぱなしになっていたら、製品に影響はでないのかしらと、こんな仕事をしていると考えてしまいます。もちろん、メニコン社が問題ないと確認したうえで行ったのだとは思いますが、最善の方法だったのでしょうか。

メガネもフィットさせて使いましょう!

めがねメガネの検査を希望で眼科を受診される患者さんが、毎日たくさんいらっしゃいます。近視や遠視・乱視などで見え方を矯正しなければならない方には必須のアイテム、それが「メガネ」です。

眼科内ではテスト用のレンズやフレームを使い、どのくらいの度数で見えるか、使用して違和感がでてこないかなどを測定し、その検査値をメガネ屋さんに託します。(眼鏡処方箋)

その後ですが、数ヵ月後に定期検査にいらっしゃった患者さんを見ていると、結構メガネを掛ける位置が離れていたり、下にずり下がっている方をお見受けします。

メガネは耳と鼻のところで固定して視力を矯正するものです。また、まさにこの位置に掛けた状態が一番視力矯正ができる(物が見える)状態であるのです。そのため、黒目からメガネを離しすぎていたり下方にずらしすぎていると、測定値の度数を入れても見えにくい!となってしまいます。メガネのレンズ真ん中で見てたときと、端のほうで見たときの見え方は違います。度数もすべての面に同じように度が入っているわけではないのです・・。

多少メガネがずれてしまうというのもわかりますが、その場合は所定の位置に是非、戻してあげてください。

コンタクトレンズがツルツルすべって取れない時の対処法。

コンタクトレンズを外すソフトコンタクトレンズを外そうとしたのに、

”すべってうまく外せない”
という場合があります。そのような場合に外れない原因としては以下のようなことが考えられます。


★レンズをつまむ指がぬれている

★爪を立てている

★挟む位置が狭い(時計の5-7時)

★レンズを下方へ引き下げずにダイレクトにつまんでいる

★レンズをつまむときに引っ張っている

 

対処方法は次のとおりです。
↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

★レンズをつまむ指を乾かしている

★指の腹でつまんでいる

★挟む位置が適切(時計の4-8時)

★レンズを引き下げて、白眼のあたりでつまんでいる

★つまむとき白眼の部分に指を押し当てるようにしている

といった具合に、取り外す時に注意をしてみてください。外しにくかったレンズがスッと外せると思いますよ!

また、眼科内で練習されていく方の多くで、なかなか外せない!という方は、爪を立てるようにしてレンズに触れようとしている傾向が見受けらます。爪を立ててしまうと、目の表面に傷をつける危険もありますので、気を付けてください。

ソフトコンタクト用洗浄消毒液は、医薬部外品を選びましょう!

エピカコールドアクアモアレニューフレッシュオプティフリープラス

 

 

 

ちょっとした雑学的なことですが、ハードコンタクトレンズ用は雑品扱いで、ソフトコンタクトレンズ用の洗浄保存液は「医薬部外品」があります。これは”消毒”の効果に付随するものと考えられます。

化粧品などにも医薬部外品と記載があるものとないものがありますが、これは簡単にいえば有効成分に確かな効果があり、安全性が認められているか否かの違いとなります。

ソフトコンタクトレンズのケアは

1)洗浄 → 2)すすぎ → 3)消毒 →4)保存  

これら4つの工程を行うことが必要となっています。洗浄保存液は、アルコン社のオプティフリー、ボシュロム社のレニュー、メニコン社のエピカコールドなど、これら以外にも様々な商品が市場に流通しています。

どれでも同じ!安いので!などと、安易に選択していたという心当たりがあるという方は、是非「医薬部外品」とパッケージに記載のあるものを次回から選んでみてはいかがでしょうか。しっかりとした手入れは、目の炎症を未然に防ぐ役割も果たします。

ホクロを除去してみよう☆

ホクロはなかなかメイクなどで隠しきれずに、位置によっては大変気になってしまうものです。大きさなど状態によってはメスを入れて外科的処置を施したほうが綺麗になるというケースもありますが、当院ではメスを入れずに炭酸ガスレーザーを用いてホクロを除去しています。

炭酸ガスレーザーほくろ治療炭酸ガスレーザーほくろ治療治療はすべて院長が行います。
予約は不要ですので、診療時間内にお越しいただければ施術できます。

 

 

1)診察と問診
皮膚やホクロの状態を診て当院のレーザーで対応できるものか、料金はどのくらいかかるか等を院長と相談します。

2)消毒と麻酔
実際の施術は、消毒と麻酔をしてから行います。痛みに弱い方でも安心です。

3)レーザーの照射
レーザーをあてます。麻酔をしていますので、痛みはありません。数分程度て終了します。

4)経過再診
レーザーを当てた部分は、薬と絆創膏で皮膚を保護して経過再診を受けます。絆創膏は1週間程度貼ることになりますが、指示の出ている場合はその限りではございません。赤みがでたり、色素沈着の出現がある場合はすぐにご相談ください。

眼圧は高すぎても、低すぎてもダメ。

高血圧と低血圧。なじみのある言葉で、高血圧だと、病的イメージが強いと思いますが低血圧も良しとしたものではありません。

同じように目でも眼圧が高い!!というと、緑内障などの視野異常の病気があるというイメージが浮かびます。その逆の「低眼圧」。すなわち眼圧が下がりすぎた場合も良しとしたものではありません。眼球は眼圧によって、弾力のある丸い球体を維持します。眼圧が低すぎると、例えれば空気の抜けたボールのようになり、視力が出にくくなります。

眼圧値に異常がある場合は、正常範囲とされる眼圧値10~21mmHg程度になるように通常は薬を使ってコントロールしていきます。眼圧は自分自身で測ることができません。1ヶ月に一度を目安に検査を受けて、正常値が保たれているかを確認しましょう。

また、正常値だからといって100%安心というわけではありません。眼圧値が正常でも「正常眼圧緑内障」という病気が潜んでいる場合もありますので、本当に病気がないのかを先生に診てもらって判断してもらいましょう!