お薬手帳と医療費。

今、ほとんどの病院で先生の診察を受けた後
薬局に薬の処方箋を持っていって、薬剤師さんからお薬をもらう。という流れに
なっています。

複数の医療機関を受診されている患者さんだと、
いつ
どこの先生から
どんな薬が
どのくらいの量

処方されたかということを、正確に把握するのはなかなか難しいことです。

そこで、お薬手帳が世に出回ったということですが、
これにもやはり費用がかかります。

薬局で薬代を支払うときに「薬剤服用管理指導料」という費用が発生します。
料金は3割負担の方で現在までは130円でした。

この料金は、上述のようなお薬の情報の他、
「患者さんの飲み残した薬の数の確認」
「先生の処方した薬に、後発品(ジェネリック)があるかどうかの情報提供」
をすることも条件で、
これらの項目がすべてできたときに、薬剤服用管理指導料が発生します。

ですので、
・お薬手帳そのものを持っていない方、
・忘れたりして、途中の記録が抜けている方(薬剤師さんからシールで手帳に張るように指示されても貼られてない方)
など、うまくお薬手帳が活用されていないケースも見受けられ
無駄に費用を支払うということが発生しているのも現状です。
そのため、今月4月から、【おくすり手帳を必要としない患者】さんの
薬剤服用歴管理指導料は、3割負担の方で110円。
現状よりご負担が20円安くなるという制度に変わりました。

薬の管理、という意味では是非ともお持ちいただきたいものですが
活用してこそ意味のなすものです。

使用されない方は、薬局窓口でお薬手帳の記載不要と申し出れば、
この管理料を算定されなくなりますので、
健康管理を考えた上で調整してみるのも良いでしょう。

見た目はそっくり?!ホクロと癌(がん)

ふと鏡を見たときに、「こんなところにホクロなんてあったかな?」と気が付くことがあります。ホクロは、何故できるかというのはいまのところはまだ不明の領域が多いです。遺伝的なことか、紫外線が原因かなどと議論はされていますが、決定的な確証にはいたってないようです。皮膚の色素細胞(メラノサイト)は、紫外線によりメラニン色素を作りますが、作られた後に自然に消えるものもあります。

通常は自然に放置しておくことも多いと思います。気になる部分であれば炭酸ガスレーザーで除去をしますが、そうでない時はそのまま放置を選択される方も多いのではないでしょうか。しかし、自己判断で放置するのは大変危険な場合もあります。

 それは、ホクロにそっくりな癌(がん)があるということです。

ホクロのように見えても、実は癌細胞だったというケースもあるので、要注意です。注意をすべきホクロの大きな特徴を3つ挙げてみます。

1)大人になってからできた

2)どんどん大きくなる

3)形が左右対称ではない

これらが当てはまるようであれば、癌細胞である確率が高いようです。また、足の裏のホクロにできやすいと言われているので、チェックするときは隅々まで見てみるようにします。いつの間にかこんなところにホクロがあると気が付いたら、上述の3点に注意して定期的に確認してみてください。転移前なら高確率で治癒するといわれています。早期発見が大切ですね。

美肌の立役者「アボカド」

←この食べ物の名前、ご存じですか?

そうです、【アボカド】です。

アンチエイジング、美肌のための嬉しい成分がたくさん詰まっています。

自宅メニューには、家庭によって異なるとは思いますが、外食時にはアボカドを使用したメニューって最近たくさん見かける気がします。

アボカドの良さは、なんといっても『食物繊維』の多さがまず挙げられます。
腸内環境を整える役目をするので、便秘で悩む女子にはありがたい一品です。

脂肪分も多いのですが、植物性の良質な脂なのでコレステロール値のコントロールをしてくれます。

1日の摂取目安は半分くらい。加熱をしてビタミン類の栄養が外に出ないよう、そのまま食べるのがベターです。

アボカドは、そのままでも食べられますし、豆腐・チーズ・サラダ・ヨーグルトなどとも相性がよくさまざまな食べ方ができます。
辛党のA子は、よく茄子のかわりに麻婆豆腐の中に入れて食べたりしています。

極め付けは、アンチエイジングの味方。抗酸化作用を持つビタミンEも豊富に含まれているので、まさに美魔女?!用の食べ物といえるでしょう。

余った目薬は捨てましょう。

急性的な結膜炎などにかかると、眼科で目薬が処方されるのが一般的です。

診察の際に、目薬をつけて数日から1週間程度でよくなりますよ!と言われ、指示通りに目薬をさすとすぐによくなってくると思います。

処方される目薬は、使い切ってくださいと大抵の場合は指示があるとは思いますが、薬の処方が変更になったり、多めにもらったけど余った・・というケースがあったとき、目薬はどうしていますか?

開封済みの目薬については、開封時から1ヶ月を目安に捨ててください。

勿体ない!!と、思うかも知れません、安全性を第一に考えると、開封後きわめて期間の経過した目薬を使うのは大変危険ですから、注意しましょう。

実際の捨て方ですが、余った目薬のボトルごと捨てては駄目です。また、液を水道とかに流すのも汚染問題です・・。

「ボトル」から「液」を出して捨てますが、液はちり紙などに吸わせて出します。ごみの分別は【可燃ごみ】になりますので、あとはそのちり紙と容器は丸めて捨てるだけです。

眼軟膏の場合も、ちり紙などに軟膏を絞り出して可燃ごみへ捨てます。

(容器は、もし金属やプラスチックなどになってるものでしたら、そのように分別してください)

 

ちなみに未開封の容器であれば、有効期限がボトルに記載してありますので、その期限までは使用できます。
いつも新しい目薬を使うように心がけましょう!

災害時用のメガネ、準備しておくのが良いでしょう。

先月の話ですが、船橋市在住者のポストに
「津波ハザードマップ」なるものが配られました。

地震大国日本と言われるだけあり、3年前には東日本大震災や
つい先月にも四国で震度6程度の地震があったのも記憶に新しいです。

さくら眼科のある船橋市本町6丁目は、予想では津波で浸水する危険があると
予想されていました。

いつくるかわかりませんが、非常食など災害時用の準備を整えている方は多いはずです。

そこで、その中に「メガネ」は常備されていますか?

 

普段掛けているメガネ+「予備のメガネ」の予備の方を度が合った状態で準備しておくことは
大切です。
(コンタクトレンズ派の方でも、断水などがあると手洗いやケアもままならないので
必ずメガネが必要です。)

また、予備用のメガネの素材はできるだけ「プラスチック製」にするほうが良いです。
ガラス製のものより割りにくく、万が一割れてしまっても
割れた破片が飛び散りにくいという点もあります。

眼からの情報は、音や触覚とは比べ物にならないほどの情報源となります。
いざという時に、困った!!とならないよう
準備は怠らずにやっておくと安心ですね!

そして寝る時は、枕元に普段のメガネを置いておくと、緊急時でもサッと視界が確保できます。

メガネよりも、コンタクトレンズが良いケース。

眼科でコンタクトレンズを作るとき、よく言われるのが

「装着時間は短めに!!」

「手入れはしっかり!!」

「必要最低限で使用して!!」

・・・など、規制が多い印象があると思います。
そして、必ず「メガネ」を多用するように通常ですと言われます。

もちろん、眼科側からすると、大切な目に傷がついたり負担をかからなくさせるようにという考えのもと、お話をしているのですが、
メガネよりコンタクトレンズのほうがベターという患者さんもいらっしゃいます。
(もちろん、上記は守って使用してほしいのですが。)

 

たとえば
「強度の乱視あり!!」

「左右の視力が極端に違う!!」

「角膜が飛び出てきた!!」

などなど・・、コンタクトレンズで矯正するほうがメガネより視力がでやすく
かつ、患者さんにとって ” 楽 ” という状態を作れる場合があります。

強度の乱視の場合、メガネで矯正しようとすると物が歪んで見えてしまい
吐き気がしてくる、しんどい、、、、など耐えられない症状がでやすくなります。

 

また、左右の視力が極端に違うと、メガネを掛けて両目で物を見るのがツライという
患者さんの訴えが起こりやすいのです。
片目ずつ隠しながら見れば(←そんなメガネ、生活上不便ですね・・)快適なのですが、
どうしても両目で見たときに、視野は正面方向だけではありませんから、
違和感が生じる方が多いです。
慣れる方もいれば、やはり無理という方もいますので、しっかり掛け試しをするほうが良いでしょう。

角膜は飛び出る!というのは、原因不明で起こる病気で、これも視力に大きな影響を及ぼし、
突出を抑えていく上でも、ハードタイプのものが推奨されます。

いつも眼科医から邪険?!にされがちなコンタクトレンズですが、用法を正しく使えば快適に物を見ることができますし、メガネより長けた部分も沢山あるのです。

待ち時間が少ないかも!

4月1日から、消費税が8%になりましたね。
それまでに、生活必需品などを買い込んだ方は多かったのではないでしょうか。

備品等、保存がきくものはたとえ3%でも支払い負担が増えるのは避けたい!
という気持ちは同じです。

 

さくら眼科の場合でも、特にメガネやコンタクトレンズの処方希望の患者様が殺到し、診察・検査へご案内するまでに大変な待ち時間をいただくこととなってしまいました・・。

しかし、3月中に駆け込み需要で上記の患者様が前倒しで来院されてしまったようで、4月になってからは比較的待ち時間が短くご案内ができています。

白内障・緑内障・糖尿病などの定期検査を受けらる方や、 美容皮膚科の受診の方も、4月中が狙い目かもしれません。待ち時間がいつもの半分くらいで済んでいます。

待ち時間が気になる!!という方はご参考にどうぞ。

メガネの汚れ、どのようにキレイにしますか?

眼科で働いていると、キレイなメガネからこんなに汚れてて見えるの?!と思うようなメガネに遭遇したりします。あまりにも汚れていると、簡単にではありますが、コッソリ洗ってからお返しすることもあったりします・・。

 

 

 

 

ところで、メガネが汚れたとき、どのようにしてキレイにされていますか?

1)はぁーっと、息を吹きかけてメガネ拭きでゴシゴシこする。

2)熱めのお湯につけてから、メガネ拭きで拭く。

3)超音波洗浄器を頻繁に使って洗浄する。

いかがでしょうか?どれか行っていることはありますか?

 

もし、行っていることがあれば今日からはやめましょう♪

上の3つは、いずれも好ましくないメガネの磨き方です。

 

1)は、よく見かける光景に思えますが、実はメガネにダメージが加わります。
ホコリなどがついたまま拭くと、レンズに傷がつきますよ☆

まずは水でホコリなどを洗い流し、ティッシュペーパーで水分を取ります。その後にメガネ拭きで優しくふき取るようにしましょう!

2)は、熱を加えることによって、メガネのひび割れの原因になります。特にプラスチックレンズは熱に弱いので、お湯ではなく「水(もしくはぬるま湯)」を使うようにしましょう。

3)は、頻繁に・・・という点がネックです。
たまに、超音波で強力洗浄というのは良いかもしれませんが、頻繁に行うとコート膜に悪影響を与える恐れがあります。
回数や時間を守って、適度に行うようにしましょう。

 

また、保管にはメガネケースを使用しますが、差込式だとレンズ表面に傷がつきやすく、ホコリも付着しやすくなりますので、開閉式タイプをを使用する方が無難です。

 

視力が落ちたのではなく、メガネの汚れで見えないっ!なんて事にならないように
キレイにして使いましょう!

首のイボイボ、気になります。

ふと、お風呂に入ったときとか着替えるときとか気になりませんか?首の部分がザラザラする手触り。たまに、首のケアを怠っていると出てくることが多いのです。

初期の段階、古い角質がうまく剥がれ落ちずに残留しているくらいの状態であれば、ピーリング石鹸などを併用して肌のターンオーバーを繰り返せばスッキリしてくるはずです。それでも駄目なら、レーザー等の医療処置でキレイにしていくようになります。切除などになるくらい大きくなる前に何とかしたいところです。

主に、このイボイボの原因は「紫外線」「乾燥」「加齢」が挙げられます。予防策として紫外線には日焼け止めを。乾燥には化粧水や乳液などで保湿を。首もお顔の一部としてケアするのが望ましいのです。また、加齢とともに肌のターンオーバーがうまくいかなくなりますので、古い角質を除去できるピーリング石鹸を常時併用するのも効果的です。

これから暖かくなるので、首まわりが涼しげな服を着る機会も増えると思いますで
まずは自己防衛に励みましょう.JAPAN。

この名前、思い出せますか?

こどもの時から、視力検査をするときに一度は見たことはあると思います。

遮眼子片目をかくして、ランドルト環( C )の空いている方向を答えるあの検査の時に、手に持ちますよね。

では、この用具は何という名前かご存じでしょうか。

 

 

黒いしゃもじみないなの。

片目を隠す黒いやつ。

といった具合に、どちらかというと、見た目をそのまま言われるほうが伝わりそうな気もしてきます(笑)

何事もなければ、この用具の名前を呼んだりすることなんてありません。視力検査のときにも「これで左目を隠してください」とか渡されるだけで、あまり声に出して呼ぶこともありません。

実際に、眼科で働いてる私たちでも、1年に1回、この用具の名前を呼ぶかといわれると、「・・・・」といった具合です。 一般的知名度が低いのは、当たり前ですね。

 

それでは正解です。

正式名称では、「遮眼子(しゃがんし)」といいます。
是非、頭の片隅でも覚えていてあげてください。