目を細めると、見やすくなるのは何故?

テレビを見ているとき、あるいは遠くにある看板等が見えにくいとき。

目を細めて見るって方、いらっしゃると思います。

何故、目を細めるのでしょうか?
それは目を細めて物を見ると、見やすくなるから 自然にそうなってしまうようです。

 

では何故、目を細めて物を見ると見やすくなるのでしょうか?

目を細めると、カメラで例えれば絞りをしぼってピントを合わせた状態を
作り出します。
目から入る光の量が少なくなるので、暗い感じにはなるのですが
ぼやけて見えてしまっている量も減らすことができるので、
対象の物体が見やすくなります。

 

しかし、手っ取り早く見える方法をあみ出した!!と、
手をたたいて喜んだりはしないでくださいね。

これは近視が進行している方しか、見やすいと感じません。
しっかりと視力1.0といったように
ピントが合っている状態(一般的に目が良い)の方が目を細めて物をみると
逆に見えにくくなります。

 

そのため、お子様がよく目を細めてテレビなどを見るという症状がある場合、
近視が進行している可能性が高いです。
すぐに眼科を受診して、視力を矯正してあげましょう。

 

ちなみに余談ですが、もともと目の細い方はこの理屈から考えると、
「視界が狭い!」という結果になりますね;

花粉の時期こそ、メルスプランの活用を!

船橋も昨日からの大雪で、電車やバスでの移動をはじめ
道路を歩くのも一苦労です。

こんな日だけは、一時花粉症の症状が落ち着いている・・というのも
皮肉なものです。

さて、さくら眼科では、メニコン社のメルスプラン対応レンズを処方をしてます。

花粉の季節には、是非ご活用いただきたいプランです。

花粉が付着しているコンタクトレンズは、洗っても完全に落としきる!!
というのは、難しいものです。

花粉などの汚れが落としきれていないまま、またそのレンズを目にいれる・・結果、
→アレルギーの原因となる物質を自ら目に入れてしまい、かゆみや炎症を起こす。

という悪循環に陥ります。

そういった時には、メルスプランに入っていると
ハードコンタクトレンズなどを始めとした、通年性のものは
真新しいコンタクトレンズに ”汚れ交換の保証” として、
取替えができます。

また、2週間などの定期交換タイプは
14日まで無理して使用せず、期日より少し早めに新しいものと交換します。

コンタクトレンズの消耗枚数は増えますが、
何箱受け取っても月額の費用に含まれるものとされますので、
課金請求がありません。

目の状態を考えて利用できますね。

ワンデータイプに関しましても、同じく使用箱数に応じての課金はありませんので、
コストがかかるワンデー使用者にも、安心です。

メルスプランメルスプランの詳しい内容はこちらです。

 

 

 

 

すでにメルスプランにご契約されている方も、これから検討中という方も
この季節にはお勧めです。

花粉症治療に期待の新薬。

まだまだ雪が降るような寒さが続きますが、
花粉症の対策をそろそろ考えだしていらっしゃる方も多いと思います。
花粉症

そんな中、今年2014年1月に花粉症の根本治療が期待できる
新しい薬が承認されたそうです。

 

 

 

従来、花粉症などアレルギー予防の免疫療法は、
アレルゲンの元となる物質(アレルゲン)を、注射によって少量ずつ
体内にとりいれる。というものでした。
何度も通院したり、なにより注射が痛い!という大変な苦労がありました。

今回承認がおりた新薬は、鳥居製薬さんが開発されたもので
「シダトレン®スギ花粉舌下液」というお薬になります。

スギ花粉に対して、免疫を持たせるもので
毎日1回舌の下側に垂らして使用します。

スギ花粉が飛びはじめる2ヶ月くらい前から投薬を開始し、
最初は少量→2週間程度かけて少しずつ増量。
あとは一定量を毎日投与して数年継続する。

スギ花粉に対して、アレルギー反応が抑えられる。

と、いった具合です。

 

新薬なので、万人の方に効果があるのかなど
期待や効果は未知数ですが、花粉症が完治した!という
試験結果も多く得られたそうです。

 

処方は、耳鼻咽喉科に行っていただくようになると思いますが、
花粉症による目のかゆみなどもなくなる!!という点から
少しご紹介させていただきました^^

健康保険適用の承認も、来年にはおりるようなので
今後の普及に期待大ですね!

ご褒美チョコレートで美しく!

バレンタイン、日本ではチョコレートを女性から男性に送る習慣が
ありますが、近年では逆チョコや自分へのご褒美チョコを買う方も
多いようです。

正直、A子はチョコのような刺激物に弱いらしく
吹き出物が出たり、鼻血が出たり(これは医学的には立証されていませんが;)、
するので、あまり口にはしていません。

また「チョコ」、というと甘くてカロリーが高いので、
女子は「太っちゃう!!」というのが一番の
マイナス要素ともいえます。

しかし、侮るべからずチョコレート!!
チョコレートのポリフェノール
チョコレートには豊富なポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールは抗酸化力に優れ、
「アンチエイジング」
「血管を健康にする」
「血圧を下げる」
「ストレスへの抵抗力を高める」
などといった、体に嬉しい効果がたくさんあります。

大量に食べると、確かにカロリー過多になりますが
ひとかけら程度の量であれば、その辺は問題ありません。

また、チョコを選ぶときは、カカオ70%以上のものを選ぶと
豊富なポリフェノールを摂取できますので
選ぶときは参考にしてみてください。

モノビジョンで、老眼も楽になる?

モノビジョン。

お聞きになられたことはありますか?

普通に生活をしていては、あまり入ってこない単語です。

老眼初期の頃、遠近両用のメガネやコンタクトをどうしても受け入れられない・・
また、中期になり遠近両用にしたものの、物がスッキリ見えない・・・

老眼の悩みは尽きないものです。

こんな時に、人間の”目”は2つあります。
例えば遠くは右眼、近くは左眼といった具合に
それぞれに役割を持たせて物を見せてみたらどうでしょう。

こういった物の見せ方を「モノビジョン」と呼んでいます。

この方法をとると、遠くは右眼で1.0の視界が見える、
左眼で新聞などの文字が見える。
といったような結果になります。

おぉ!!何と素晴らしい方法ではないか。
みんなモノビジョンで視力を矯正してくれ~!
と、思いますが一般的にはあまり積極的にご提案することはありません。

 

一般的には、老眼が始まった。
遠くも近くも見たい → 遠近両用でいきましょう。

という方向に向かいます。

これにはやはり理由があり、遠近両用が問題なく使いこなせる方には
そちらを使用していただきたいのです。

 

何故かというと、
先日お話した「動物の目をみてわかること」の記事にあるとおり、
人間も両眼で物を立体的に見られるように、顔の正面に目が2つ付いています。
片眼ずつ遠方・近方に視点があると、両眼視がうまくできません。
車の運転などするとき、視界が狭く感じたりもするでしょう。
眼科側からすると、出来る限り両眼で、しっかりと対象を見て欲しいという願いがあります。
また、「目と自律神経」の関係を考えてみると

遠くを見ているときは、交感神経が優位に、
近くを見ているときは、副交感神経が優位になります。

常にこの状態が左右の目に起こっていたら
自律神経失調症にでもなってしまいそう?なんて心配をすることも・・

 

 こういった理由から、様々な方法を試して、それでも見え方の満足感に
つながらなかった場合、モノビジョンはどうかとご提案しています。

確かに、モノビジョンの見え方が一番楽で、スムーズに切り替えが
出来る方には、大変効果的なものかもしれません。

 

何をやっても、遠近の見え方に満足しないっ!!という方は
一度先生に相談してみてくださいね。

消費税アップで、医療費もやはり値上げ。

あと2ヶ月後の4月には、直接私たちの生活に影響する”消費税”が
8%となります。

100円の商品を買うのに、8円税金を払うということになり
スーパーなどでの買い物時はもちろん
電車賃や郵便料金、ジュースなどの自販機などの販売価格を含め
各社料金の改定をしていますね・・
医療費と家計簿

ところで、病院にかかったときの医療費は、非課税なので
消費税8%はあまり関係ないと思ってはいらっしゃいませんか?
確かに消費税として納めることこそありませんが、
その消費税分を考慮して医療費自体が値上がりします。
医療費は国が定めていて、この検査をしたら何円とか
細かく決められています。
(決して病院の先生達が各自決めているのではありません;)
病院にかかったら必ず”初診料”もしくは”再診料”のどちらかを支払うのは
ご周知のとおりです。

2月5日時点で、中央社会保険医療協議会(中医協)は
初診料は120円、再診料は30円の値上げと決定したと報道されています。

健康保険の負担額で考えると、通常のサラリーマン家庭なら
自己負担額は3割なので、初診時では36円。再診時では9円支払う金額が増える計算です。
(実際には、検査料や薬代なども合わせて1円単位は四捨五入されます)

 

しかし、医療費は贅沢品を買ったりするのと比較されるものでもありません。
具合が悪いのに、値上げするから受診を我慢する患者さんが増えるとか、
定期検査の回数を減らすとか、
ちょっと間違った方向に行かないように医療費が改定されればと願います。。。

老眼鏡。使わないメリットってある?!

40歳をすぎると、手元にピントが合いにくくなる「老眼(ろうがん)」という
症状が起こります。

老眼が始まるのには、個人差こそありますが
誰でも必ず老眼になります。

とくに老眼初期のころだと、受け入れ難い現実になるやもしれません。

手っ取り早く手元にピントが合うようにするには
老眼鏡、メガネをかけてしまうことなのですが、
初期だとどうも抵抗があるようです。

 

たしかに老眼鏡は、強制ではありません。
メガネを掛ける掛けないという事が、老眼の進行に関係することもありません。
(髪が白髪になるのと同じで、目の老化も止めることはできません)

ご自身のご判断に委ねても良いところですが、
老眼鏡を掛けないメリットって、その外見だけしか思い浮かびません。

 

老眼鏡を使わないと、手元が見えにくいので、
しかめっ面で、目を細めながら、眉間にシワを寄せて物を見る・・・。
この動作の方がみっともないような気もしますよね。

また、目と脳はつながっている器官であり
目が物を見るという刺激を取り込んでいかないと
脳に刺激が伝わらず、かえって老化現象を招く原因にもなると
言われています。

ですので、出来る限りピントが合った状態で物を見ていくよう心がけたほうが
無難ですよ!

視力検査を受ける時の注意点。

視力検査。
視力検査

 

 
子供のときから、学校や会社での健康診断に至るまで
幾度か受けてきたと思います。

検査の方法そのものは、

ランドルト環といわれる(「C」のような輪)絵を見て
輪の切れ目がある方向を答えるというものです。
やり方を知らないっ!なんて方はいらっしゃいませんよね?

しかし、ただ答えれば良い!というものでもありません。

 

患者さんにも、検査中に守って欲しいことがいくつかあります。
正しく検査結果を出すために、ご協力をお願いします。

1)決められた位置より、前後に動かない。
さくら眼科ではイスに座ってて行なうので、イスの位置は動かさず
背筋を伸ばして、背もたれに背中をしっかりつけていてください。
測る距離が変わると、視力検査の結果が変わってしまいます。

2)視力検査用のメガネを動かさない。
視力検査の際に、検査用のメガネをかけてもらうのですが
勝手に動かしたりせず、検査中はそのままにしてください。

3)両目を開けた状態で指標を見る。
見えにくかったりすると、目を細めてみたり片目をつぶってしまったりされる方が
いらっしゃいますが、両目を自然に開けた状態で見ましょう。
また、何となくでも輪の切れ目がわかれば、恥ずかしがらずに答えてください。

4)首や頭を傾けない。
特に視野が狭かったりして見えにくい場合、首をかしげたり頭を傾けたりして
見えそうなポイントを探したりする方もいらっしゃいますが、まっすぐな状態で
見てくださいね!

必ず注意点を守って、検査を受けるようにしましょう。

ものもらいの都市伝説。

 まぶたの辺りが赤く腫れて炎症をおこしている状態をみると、「ものもらい」だと思われますよね。

 ところで、このものもらい。都市伝説的に出回ってしまっている誤りがあるようで、多くの患者様が眼科で質問をされます。それはどのような質問かというと「ものもらいって、他の人にうつりますよね?!」という事です。
 
しかしながら、ものもらいは他人にうつるようなウィルス性の病気ではありません。

 それなのに、何故か感染するという認識されている方が多いのは、ものもらいという名称のイメージなのでしょうか?!様々な説はあるようですが、どれも信憑性に欠けるようです。ものもらいは、うつる病気ではありませんので学校や職場を休む必要もありません。
 医学名では「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」とか「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」と呼ばれ、症状が起きた原因により分類されています。一般的にはこの呼び名の認知度は低いと思いますが、この医学名を普段使いにしたほうが、ものもらいが人にうつる病気であるというという誤認が世間に広まらなかったのでは?と、思えてしまします。

 ちなみに、ものもらいと診断された場合、通常は抗生物質などの目薬を使用して数日程度でよくなります。酷くなると切開して膿を出すようなことにもなりますから、患部を清潔にして不必要に目のまわりを触る事はやめましょう。

もし、網膜剥離と診断されたら?

昨日の記事の続きです。では、網膜剥離と診断されたらどうすればよいでしょうか。

確かに網膜剥離は失明にまで至る病気ですが、処置が早ければ早いほど治すことができます。逆をいえば放っておいたら、絶対に治ることはありません。

目の病気の怖いところは人間の目が2つあることにより、どちらかが異常を起こして見えない状態でも、もう片方の目がなんとか物が見えるように補正をしてしまうところにあります。そのため、右目に網膜剥離が発症しているのに左目が正常であるがために初期の状態では自覚症状が全くないということになります。網膜が剥がれているのに痛みも感じません。

早期発見には定期的に眼底を検査する、もしくは片目ずつ物を見て歪んで見えたり、欠けるような部分がないか自己チェックする。こういった習慣が非常に大切がになってきます。

さて、本題です。網膜剥離と診断されても初期であればすぐにレーザーをあてて、剥がれた網膜をくっつけることによって治すことができます。また、進行していても数時間の手術と1週間程度の入院加療にて90%以上は治る病気とされています。適切な処置が行われれば治る病気なのです。

忙しい働き盛りの年代の方が、痛みがないので次の休みまで放置していたという話をよく耳にします。繰り返しますが、放っておいては絶対に治りません。