目は、脳の一部と言われています。

目と脳。

別物のように思えますが、「目は脳の一部」と言われています。

物が見えるしくみとして

1)角膜(黒目) ⇒ 2)水晶体 ⇒ 3)硝子体 ⇒ 4)網膜 ⇒ 5)視神経 ⇒ 6)脳
の順番で情報が伝達されていきます。
目のしくみ

 

 

 

 

 

上の図のように、角膜(黒目)の部分から入った情報は視神経を通り最後は脳に伝っていきます。そして脳に到達した情報は、どんな物が見えているのかが処理されます。

例えば、「赤い色の丸いものが目の前にある」という情報が脳に伝わると、
今まで脳にストックされた知識などから、これが何であるのか?これは「赤いボールだ」というように情報が処理されていきます。

このように、物が見える仕組みを考えると目から脳まではつながっていて脳への入り口のようになっていることがわかります。

例えば、見え方の異変を感じればまずは眼科を受診しようと思いますよね。しかし「目」そのものには異常がないと診断されると、「脳」に異常があるのではないかと眼科医は考えます。脳神経外科と眼科が切っても切れない関係にあるのも納得です。

ちなみに、見えにくい度が合っていないメガネやコンタクトレンズを使いっぱなし。白内障などが進行しているのに手術をせずに我慢。実はこのような視力が確保できていないような状態が長年続く事は、視覚的刺激が欠落して認知症などの脳の病気にもかかりやすくなると言われています。目は脳の一部ということを是非再認識してみませんか。

グルテンの取りすぎに注意しましょう。

日本ではあまり聞きなれないものですが、グルテンフリーという食材があるのはご存知でしょうか。

そもそもグルテンは何かというと、スーパーで「強力粉」「中力粉」「薄力粉」とあるのはよく目にするのでご存じの方も多いでしょう。この3つの違いは小麦粉に対して、どのくらいグルテンを含んでいるかによって決まります。強力粉だと40%程度、薄力粉では20%程度です。小麦粉を水を加えながら混ぜていくと粘々する感じがでてくると思いますが、これがグルテンで小麦粉に含まれるタンパク質の一種です。

もっとざっくりと言えば、「小麦粉を含む食品=グルテンを含む」ということになります。 パン、パスタ、うどん、ピザ等々たくさんありますよね。 現代の食卓に並ぶおいしそうな食事には、たっぷりとグルテンが含まれるわけです。

しかし、このグルテン。気をつけないと食欲を麻痺させてしまう効果があるのです。
グルテンを多く含む食品を食べると、一口だけと思っても、お腹が満たされず「こんなに食べるはずではなかった」なんて後悔された事はありませんか。

何故かというと、グルテンはこの満腹感を満たす中枢を狂わせて、さらに食欲を増幅させてしまうのです。症状が酷い グルテン依存症とも呼ばれ、食べれば食べるほど
さらにグルテンが欲しくなってしまうのです。

このような状況に陥らないようするために

パンやパスタ→ごはん

うどん→そば

などとグルテンを含まない食材を食べるように置き換えてみると、適量でお腹いっぱいになるのではないでしょうか。

もっと簡単に考えれば

「洋食→和食」を選択すればグルテンの取りすぎで過食になることを回避できそうですね。ついつい食べ過ぎてしまうという方は是非参考にしてみてください。

また、無類のパンやパスタ好きの方は今ではグルテンフリーのパンとかも販売されているようなので試してみてはいかがでしょうか。

ブルーライトが、眼精疲労を起こすワケ。

最近、メガネを買うときに
「ブルーライト」カット付きのメガネというのを
よく見かけるようになっていませんか?

パソコンやスマホなどの画面からは
「ブルーライト」と呼ばれる紫外線についで強いチカラををもつ
光が放たれています。

”紫外線”と聞くと、日焼け止めや日傘、UVカット付きメガネなどで
身体を守らなきゃ!!と
ほとんどの方が思い浮かべることができると思いますが、
「ブルーライト」とはどんなものでしょう?

※参考 (過去の可視光線についての記事はコチラ
可視光線

 

 

 

 

ブルーライトは、可視光線のなかで最も強いエネルギーを放つ
短波長の光です。(上の図だと左の方の波長の部分です)
光は、角膜から入った後、水晶体を通り網膜で焦点を結びます。
しかし、ブルーライトは波長が短いため、
網膜に達する前に焦点を結んでしまいます。

そのため、網膜へピントを合わせるのに非常に労力を要します。
色がボヤけやすいということもあり、
人間の目にはあまり嬉しくないものなのです。

さらにブルーライトは、空気中で散乱しやすいといわれ
目にとって、まぶしすぎる刺激を与えることになります。
散乱した光をひとつにまとめてピントを合わせるって
大変ですよね?
そのため、目も脳もフル回転で仕事をしないといけないので
普通に物を見るよりも、たくさん働かないといけません。

こういった事情により、 眼精疲労を起こしやすい と言われています。

 

メガネにブルーライトカット加工をする、パソコンやスマホなどに
ブルーライトカットのフィルターなどを貼る。
という防御策をとることで、眼精疲労は少しでも軽減されるはずです。
積極的に活用してみましょう!

(2)ダイエットは、体重ではなく体脂肪率に注目!

【(1)ダイエットは、体重ではなく体脂肪率に注目!→前の記事へ
より、続きます。

 

では、次は実際に体脂肪を落とすには、何をしたら良いのでしょうか?

1)脂肪を減らすには、時間と労力が必要!!
まず、脂肪を1kgを減らすために、7000kcalが必要と言われています。

例えばジョギング1時間すると、およそ600kcalを消費すると言われています。
そうすると、約12時間走って、脂肪1kgが減る。ということになります。
これは大変ですね!

そうなのです、体重を落とすより
【脂肪を減らす】ということは、かなり大変で時間がかかるということです。
あきらめずに持続する、ということが一番の成功への鍵になります。

2)脂肪を燃やすには、有酸素運動をしましょう!

この脂肪を燃焼させるには、有酸素運動を行う必要があります。
有酸素運動は、開始後20分後くらいから脂肪が燃焼し始めます。
全速力で5分走って終わり!よりも、
20分以上マイペースでジョギングしたり、早歩きを持続するほうが
脂肪が燃えるというわけです。

有酸素運動とは、体内に取り込まれる酸素を利用し
脂肪や糖質をエネルギーに変えます。
ウォーキング、水泳、ジョギングなどがあげられます。
疲労物質にあたる乳酸を生じさせないので、
長時間運動を続けることができ、ゆっくりと時間をかけて
脂肪を燃焼させていく運動なのです。

3)空腹時を狙って有酸素運動をすると、さらに効果的。

何故かというと、お腹がすいているときは
体内の血糖値が下がっています。
血糖値が低いと、人間の体は自然にそれを温存しようとする
機能が働きます。

有酸素運動の燃料の元は、脂肪と糖質ですから
糖質を温存させる機能が働いていると、脂肪を優先的に
燃焼させていくと考えられてるからです。

さらに付け加えると、空腹時に、お茶などから「カテキン」を摂取して
有酸素運動をしてみましょう。
カテキンを摂取すると、肝臓で脂質を分解するチカラが高まり
脂肪を燃焼させる手助けをしてくれるはずです。
(某CMでよくやってます、ヘ○シアとか有名ですよね~)

 

ともかく、継続することです。ゆるりと続けましょう!

(1)ダイエットは、体重ではなく体脂肪率に注目!

女性であれば、少なからずダイエットに手を出したことがある!
という経験をお持ちの方が多いと思います。

スラッっとした体形は憧れの的です。
ただ、どのような体型になりたいのか・・という点を考えると
骨ばかりのガリガリ体型を目指すのではなく
”健康的にスラッと綺麗に見える”というところが
おおかた最終目標ではないでしょうか。

そして、ダイエットをする時。
一般的には「体重」がどのくらいであるかという事を
基準に判断するかと思います。

では、どのようにしてダイエットしますか?
多くの方がてっとり早く行うのが食事の量の調整です。

単純に「食事」を減らせば、数日で体重は落ちます。

しかし、この時に気を着けて頂きたいのは、
必要な「筋肉」が落ちて体重が減った。という事実があることです。
筋肉と脂肪では、筋肉の方が体内から減少しやすく脂肪よりも重いのです。
なので、脂肪は同じまま体内に残っているのに
筋肉だけが落ちることにより、体重が減ったという錯覚に陥るという
危険がここにあります。

開始時より3kg減ったとか増えたとかで、一喜一憂していませんか?
しかし、体に必要なものがなくなってしまって
体重だけが落ちたという、重大な事件が体内で起こっているかもしれません。

食事をすることにより、人体に必要なエネルギー・血や肉が
作られるわけです。
その大事な部分を欠如させては、
健康的にスラッと綺麗に見える・・という!
というダイエットの目標から遠ざかっていってしまいます。

ダイエットに3度の食事は基本です。

しばらく体重が落ちないのは我慢しましょう。
しかし、「体重」が落ちなくても、「体脂肪」が落ちてきたら
飛びあがって喜びましょう!!

実際の体脂肪の減らし方は、(2)へ続く。

コンタクトレンズでは矯正できない乱視はどうする?

乱視の症状は、おもに物が2重にダブって見える。ということです。
その程度やダブッている方向によって、見え方やツラさも変わり、
さらにはコンタクトレンズでは矯正不能!!なんて事もあります。

以前、ツラい乱視の見え方ということをお話いたしましたが、
特にコンタクトレンズで矯正しにくいのは
”斜め”方向に乱視がある方なのです。

日本人のほとんどは「直乱視」を持っている方が多いといわれ
年齢とともに「倒乱視」になる傾向が見られると言われています。
そして、まれに「斜乱視」を持った方がいらっしゃいます。

そのため、一般的な使い捨てコンタクトは
この「直乱視」「倒乱視」を矯正できるようなデザインになっていて、
「斜乱視」の方用のコンタクトは、ほとんどのメーカーが製造していません。
(製造しているメーカーもありますが、ごく少数・・・)

商品開発のシェアというのもあるようですが、
一番の原因は目にフィットさせるのが非常に難しい!!という点にあるようです。

コンタクトレンズは、涙の上に浮かべて使用するものです。
海に浮かぶ船のようなイメージですが、
縦・横といった方向にレンズを安定させるのは比較的容易ですが、
斜め方向に安定させる・・・というのは、
非常に難しいのです。

そのため、うま~い具合に矯正視力が出る!!という方が、
本当に少ない・・
しかも、乱視用のレンズは、ズレてしまうと
さらに見え方がおかしくなってしまう事態を引き起こします。

 

そして、現在のところ、斜乱視をお持ちの方は

「メガネ」

を是非、活用してください。
耳と鼻に固定されて、しっかりと見え方が矯正されます。
無理して合わないコンタクトレンズを使うことだけは
やめましょう!

思うようにダイエットが成功しないとき。

女性ならおそらく多くの方がダイエットを行った経験があると思います。そのようなときに

(1)食事の量を減らしているのに、なかなか痩せない。

(2)野菜もしっかりと食べているのに肌荒れする。

以上の項目に当てはまった方は、対処方法としてビタミンB2、ビタミンB6を摂取してみて下さい。
ビタミンB2は体内で脂質を代謝させる働きがあります。ビタミンB6はたんぱく質やアミノ酸を代謝させる働きがあります。(1)の場合、食事の量だけ減らしてもうまく摂取された成分が代謝されていないと考えられます。 食事から摂取したご飯や肉などをエネルギーとして代謝させるにはビタミンB2,B6が必要ということです。少量しか摂取していないにも関わらず、エネルギーとして代謝されていないと見受けられます。

例えば、焚き火を考えてみて下さい。焚き火の薪を食事で摂取したものとするとそこに火をつけて燃やそうとしたとき、油を注いだほうがより燃えます。この油の働きをするのがビタミンB2とB6なのです。

(2)の場合、一見ビタミンB2とB6を摂取しているように思えます。このときに痩せない原因として考えられるのは、その代謝量です。

例えば、先ほどの焚き火の例で考えると、油切れの状態でです。薪の量の方が多すぎて油が足りずあまり燃えないのです。代表的なものでは肉です。食べた肉をエネルギーとして代謝させるには大量のビタミンB2とB6を必要とします。食べてる野菜が足りないのが原因ですので、量を調整するかサプリメントなどを利用して補う必要があります。ちなみに、ビタミンB2、B6は体内での持続性には優れません。食べ貯めておこうということはできません。この成分は、レバーや海苔などに多く含まれます。

コンタクトレンズは、外してからお風呂に入って下さい。

コンタクトレンズを使用している方にお伺いしますが、お風呂に入る時
コンタクトレンズは

「着けていますか?」

「外していますか?」

各種レンズ製造メーカーの見解では、多くのところは

【お湯などが目に入らないよう、十分に注意してください】

と、取り扱い説明書に記載されています。

確かに、上記に注意していただければお風呂に入れないということはありません。

しかし万が一、目の中に

* お風呂のお湯が入った *
* メイク落としや、石鹸が入った *

というとき、レンズが曇ったり違和感が出て、レンズを外したくなると思います。

そのような時、特にソフトレンズは黒目にレンズが吸着して、いつものように目から外れなくなることがあります。

その吸着っぷりは、尋常ではないくらいです。そのときの目の状態や環境的要因によっても異なるとは思いますが接着剤で固定されたかのようにくっついてしまいます。

・・もし、そうなってしまったら、どうしたらいいの?!!

⇒ こんな吸着状態は、コンタクトレンズに含まれる水分や塩分の濃度が密接に関係しているため、お風呂から出て、10分程度普通にしていればいつものとおりコンタクトレンズを外すことができます。

しかし、今まさにレンズを取りたい状況のお風呂場で、悠長にしばらくお待ちください・・なんて。我慢をすることはできませんよね?

こうならないように、コンタクトレンズは、是非お風呂に入る前に外して下さい。

ハードレンズの場合は、吸着より紛失のリスクのほうが高いと考えられますので、こちらも要注意です。

しかし、強度の近視や遠視の方は、コンタクトレンズをしていないと見えなくて困る・・という方もいます。こういったケースの場合は必ず外すように!!と強く押し切れないところもありますが、お風呂場の中では、何かあったときに極めてコンタクトレンズを外すのが難しい状況にあるということはご承知おきください。

白内障手術は何歳まで受けられる?

年をとれば、白内障になる!というのはご周知のことですが、
何歳までなら受けられる??とか、
お考えになられたことはなりますか?

白内障は一種の老化現象だし、
あと何年か?くらいの寿命なら我慢してしまおうか・・

など、いろいろお考えはあるのではないでしょうか。

 

当院から紹介をさせていただいている病院さんでは、
100歳を超えても白内障の手術をされたという患者さんの
お話も耳にします。

何歳までしかできない!!という年齢的制限は
やはりないようで、「健康で手術に耐えうるかどうか」ということが
重要のようです。

メガネやコンタクトレンズもそうですが、
何歳から使ってもよいか?という決まりはなく
使う本人が管理できるか、が重要ですね!

 

しかし、年齢が進むにつれて
体力も徐々に落ち、合併症を併発ししたりするリスクも
高まりますので、
60~70歳くらいを目安に受けられるほうが良いと考えられます。
目の手術といえど、全身が健康体である必要があります。

今では、日帰り手術を行っているところもあり、
何日も入院したりする負担というのも
少なくなってきています。

何事も元気で、自分でできるうちに行っておくと良いですね!

目で見る事により、沢山の情報を手に入れる事ができます。
物が見えない事がストレスになり、うつ病にかかるとも
言われますから、きちんと視界は確保しておくことが大切です。

(ハードレンズ編)ケア用品の適合から外れるコンタクトレンズもある

メニコン社から出ている【プロ―ジェント】をご存じでしょうか?

プロージェントパッケージ7Pプロ―ジェントとは、ハードコンタクトレンズ専用の強力なタンパク質除去剤です。手入れは月に1回です。ハードレンズを使用したことがある方なら、一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか?

しかし、このプロ―ジェント。こっそり?!【東レ】のハードレンズが適合から抜けてしまった過去があります。

かれこれ10数年、A子はこの仕事をしていますが、確かに2005年くらいまでは
【東レ】の商品が適合レンズに含まれていました。しかし、それ以降に出荷された製品は、適合レンズ一覧から削除されていました。

メニコン社に当時、問い合わせをしたところ「強力すぎる液が、東レのやわらか素材の製品に滲み込み、水道水ですすいでから装着しても目にしみる!」という相談が、お客様センターに多数よせられたようです。「そのため、東レのレンズを適合から外させていただきました」との回答。

当時は、急にそのような事態になり注意喚起するような記載もなく、よく見たらこっそり名前か無くなってた。という感じでした。

ただし、違和感なく使用を続けているユーザーの方々がいるのも確かで、これもまた、メニコン社のお客様相談センターでいただける答えは「従来から使用し、問題なく東レ商品に使っていただいているご経験があれば、継続使用して問題ない」ということです。

ちょっと曖昧な返答に、患者さんに何とお伝えしたら良いか悩みます・・。しかし、適合レンズの一覧表から名前が消えたのであれば

高確率で、目に滲みる!!という症状が起きると想定し、東レのハードコンタクトレンズへの使用は中止するようさくら眼科ではご案内しています。