コンタクトレンズでは矯正できない乱視はどうする?

乱視の症状は、おもに物が2重にダブって見える。ということです。
その程度やダブッている方向によって、見え方やツラさも変わり、
さらにはコンタクトレンズでは矯正不能!!なんて事もあります。

以前、ツラい乱視の見え方ということをお話いたしましたが、
特にコンタクトレンズで矯正しにくいのは
”斜め”方向に乱視がある方なのです。

日本人のほとんどは「直乱視」を持っている方が多いといわれ
年齢とともに「倒乱視」になる傾向が見られると言われています。
そして、まれに「斜乱視」を持った方がいらっしゃいます。

そのため、一般的な使い捨てコンタクトは
この「直乱視」「倒乱視」を矯正できるようなデザインになっていて、
「斜乱視」の方用のコンタクトは、ほとんどのメーカーが製造していません。
(製造しているメーカーもありますが、ごく少数・・・)

商品開発のシェアというのもあるようですが、
一番の原因は目にフィットさせるのが非常に難しい!!という点にあるようです。

コンタクトレンズは、涙の上に浮かべて使用するものです。
海に浮かぶ船のようなイメージですが、
縦・横といった方向にレンズを安定させるのは比較的容易ですが、
斜め方向に安定させる・・・というのは、
非常に難しいのです。

そのため、うま~い具合に矯正視力が出る!!という方が、
本当に少ない・・
しかも、乱視用のレンズは、ズレてしまうと
さらに見え方がおかしくなってしまう事態を引き起こします。

 

そして、現在のところ、斜乱視をお持ちの方は

「メガネ」

を是非、活用してください。
耳と鼻に固定されて、しっかりと見え方が矯正されます。
無理して合わないコンタクトレンズを使うことだけは
やめましょう!

思うようにダイエットが成功しないとき。

女性ならおそらく多くの方がダイエットを行った経験があると思います。そのようなときに

(1)食事の量を減らしているのに、なかなか痩せない。

(2)野菜もしっかりと食べているのに肌荒れする。

以上の項目に当てはまった方は、対処方法としてビタミンB2、ビタミンB6を摂取してみて下さい。
ビタミンB2は体内で脂質を代謝させる働きがあります。ビタミンB6はたんぱく質やアミノ酸を代謝させる働きがあります。(1)の場合、食事の量だけ減らしてもうまく摂取された成分が代謝されていないと考えられます。 食事から摂取したご飯や肉などをエネルギーとして代謝させるにはビタミンB2,B6が必要ということです。少量しか摂取していないにも関わらず、エネルギーとして代謝されていないと見受けられます。

例えば、焚き火を考えてみて下さい。焚き火の薪を食事で摂取したものとするとそこに火をつけて燃やそうとしたとき、油を注いだほうがより燃えます。この油の働きをするのがビタミンB2とB6なのです。

(2)の場合、一見ビタミンB2とB6を摂取しているように思えます。このときに痩せない原因として考えられるのは、その代謝量です。

例えば、先ほどの焚き火の例で考えると、油切れの状態でです。薪の量の方が多すぎて油が足りずあまり燃えないのです。代表的なものでは肉です。食べた肉をエネルギーとして代謝させるには大量のビタミンB2とB6を必要とします。食べてる野菜が足りないのが原因ですので、量を調整するかサプリメントなどを利用して補う必要があります。ちなみに、ビタミンB2、B6は体内での持続性には優れません。食べ貯めておこうということはできません。この成分は、レバーや海苔などに多く含まれます。

コンタクトレンズは、外してからお風呂に入って下さい。

コンタクトレンズを使用している方にお伺いしますが、お風呂に入る時
コンタクトレンズは

「着けていますか?」

「外していますか?」

各種レンズ製造メーカーの見解では、多くのところは

【お湯などが目に入らないよう、十分に注意してください】

と、取り扱い説明書に記載されています。

確かに、上記に注意していただければお風呂に入れないということはありません。

しかし万が一、目の中に

* お風呂のお湯が入った *
* メイク落としや、石鹸が入った *

というとき、レンズが曇ったり違和感が出て、レンズを外したくなると思います。

そのような時、特にソフトレンズは黒目にレンズが吸着して、いつものように目から外れなくなることがあります。

その吸着っぷりは、尋常ではないくらいです。そのときの目の状態や環境的要因によっても異なるとは思いますが接着剤で固定されたかのようにくっついてしまいます。

・・もし、そうなってしまったら、どうしたらいいの?!!

⇒ こんな吸着状態は、コンタクトレンズに含まれる水分や塩分の濃度が密接に関係しているため、お風呂から出て、10分程度普通にしていればいつものとおりコンタクトレンズを外すことができます。

しかし、今まさにレンズを取りたい状況のお風呂場で、悠長にしばらくお待ちください・・なんて。我慢をすることはできませんよね?

こうならないように、コンタクトレンズは、是非お風呂に入る前に外して下さい。

ハードレンズの場合は、吸着より紛失のリスクのほうが高いと考えられますので、こちらも要注意です。

しかし、強度の近視や遠視の方は、コンタクトレンズをしていないと見えなくて困る・・という方もいます。こういったケースの場合は必ず外すように!!と強く押し切れないところもありますが、お風呂場の中では、何かあったときに極めてコンタクトレンズを外すのが難しい状況にあるということはご承知おきください。

白内障手術は何歳まで受けられる?

年をとれば、白内障になる!というのはご周知のことですが、
何歳までなら受けられる??とか、
お考えになられたことはなりますか?

白内障は一種の老化現象だし、
あと何年か?くらいの寿命なら我慢してしまおうか・・

など、いろいろお考えはあるのではないでしょうか。

 

当院から紹介をさせていただいている病院さんでは、
100歳を超えても白内障の手術をされたという患者さんの
お話も耳にします。

何歳までしかできない!!という年齢的制限は
やはりないようで、「健康で手術に耐えうるかどうか」ということが
重要のようです。

メガネやコンタクトレンズもそうですが、
何歳から使ってもよいか?という決まりはなく
使う本人が管理できるか、が重要ですね!

 

しかし、年齢が進むにつれて
体力も徐々に落ち、合併症を併発ししたりするリスクも
高まりますので、
60~70歳くらいを目安に受けられるほうが良いと考えられます。
目の手術といえど、全身が健康体である必要があります。

今では、日帰り手術を行っているところもあり、
何日も入院したりする負担というのも
少なくなってきています。

何事も元気で、自分でできるうちに行っておくと良いですね!

目で見る事により、沢山の情報を手に入れる事ができます。
物が見えない事がストレスになり、うつ病にかかるとも
言われますから、きちんと視界は確保しておくことが大切です。

(ハードレンズ編)ケア用品の適合から外れるコンタクトレンズもある

メニコン社から出ている【プロ―ジェント】をご存じでしょうか?

プロージェントパッケージ7Pプロ―ジェントとは、ハードコンタクトレンズ専用の強力なタンパク質除去剤です。手入れは月に1回です。ハードレンズを使用したことがある方なら、一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか?

しかし、このプロ―ジェント。こっそり?!【東レ】のハードレンズが適合から抜けてしまった過去があります。

かれこれ10数年、A子はこの仕事をしていますが、確かに2005年くらいまでは
【東レ】の商品が適合レンズに含まれていました。しかし、それ以降に出荷された製品は、適合レンズ一覧から削除されていました。

メニコン社に当時、問い合わせをしたところ「強力すぎる液が、東レのやわらか素材の製品に滲み込み、水道水ですすいでから装着しても目にしみる!」という相談が、お客様センターに多数よせられたようです。「そのため、東レのレンズを適合から外させていただきました」との回答。

当時は、急にそのような事態になり注意喚起するような記載もなく、よく見たらこっそり名前か無くなってた。という感じでした。

ただし、違和感なく使用を続けているユーザーの方々がいるのも確かで、これもまた、メニコン社のお客様相談センターでいただける答えは「従来から使用し、問題なく東レ商品に使っていただいているご経験があれば、継続使用して問題ない」ということです。

ちょっと曖昧な返答に、患者さんに何とお伝えしたら良いか悩みます・・。しかし、適合レンズの一覧表から名前が消えたのであれば

高確率で、目に滲みる!!という症状が起きると想定し、東レのハードコンタクトレンズへの使用は中止するようさくら眼科ではご案内しています。

(ソフトレンズ編)ケア用品の適合から外れるコンタクトレンズもある

今まで、「全ソフトコンタクトレンズに対応」とか、
使用適合レンズ「商品名○○」とか、使う前に一度確認して
それっきり。

普通、コンタクトレンズの洗浄剤で
同じものを使い続けていれば、
イチイチ表記を確認する方って少ないですよね;

しかし、様々な新しいコンタクトレンズが登場したりする中、
ある日突然「このレンズには使えません!!」なんて告知書が
封入されていたり、
説明書の適合レンズ一覧から削除されてしまっていたという事が
事実、起こっています。

ソフトレンズでは5~6年くらい前から、
使い捨てコンタクトレンズに、酸素をよく通すシリコーンハイドロゲルを
素材とした商品が発売されました。

いままでのコンタクトと材料が違うものが登場したことにより、
既存のコンタクトレンズケア用品で、商品適合検査がなされずに
コンタクトレンズが発売された!というものでした。

2007年にアキュビューアドバンスが発売された時、
当時、激安でこすり洗い不要という
「ケムセプトFR」というケムセプトFR洗浄剤が多くの量販店やドラッグストアで販売されていました。

しかし、ケムセプトFRを使用することにより、
アキュビューアドバンスが変形し、購入したデータのレンズと
明らかに違うレンズになってしまう!ということが
後のメーカー検査で明らかになりました。て

レンズデータが変形によって変わってしまったら、
眼科で検査したレンズを使っていないことになり
目に傷や炎症を起こさせる原因にもなってしまいます。

そのため、今まで「全てのソフトコンタクトレンズに対応」と
パッケージに書かれていたのに
急遽、アキュビューアドバンス(のちにオアシスも)に使用不可!!といった
但し書きがつくようになりました・・

市場に出回っていた数も多かったせいか
当時は患者さんの間で、大きな混乱になりました。

ちなみに、ケムセプトFRはその後、商品改良されて
ケムセプトNEXとしてシリコンレンズにも使える製品となり
流通しています。
ケムセプトNEX

 

 

 

急に、検査の結果対応しました・・・
なんてことも可能性としてはゼロではありません。
目を守るためにも
購入したら、ひとまず何も変わっていないことを
確認しておくほうが無難ですね。

バナナのチカラ。

今、日本人家庭の食卓で、一番食されている果物は何だと思いますか?

そうです。
総務省統計局の統計にると、表題のとおり「バナナ」です。
私が子どものときは、「みかん」だった記憶があるのですが、
ここ数年は「バナナ」が続いているようです。

バナナはコスト的にも、日本のスーパーで安価に手にしやすく
さらに栄養価も高いので、
家族の健康を気遣う主婦陣に大人気の果物になったのではないでしょうか。

 

バナナには、美容と健康に嬉しい成分が
たっぷりと含まれています。

まずは、 様々な糖質(ブドウ糖・果糖・ブドウ糖・ショ糖など)です。
複数の糖質が摂取できるため、エネルギー補給が長時間持続します。
これは糖質によって体内への吸収スピードが違うために起こる、
嬉しい時間差吸収です。
朝ご飯のときに、バナナを食べるのは、
その後の活力になりますので、とても効果的な食べ方といえます。

 

他にも、含まれる成分として目を見張るのは
「カリウム」の含有量です。
カリウムは、塩分を体の外に出す働きがあります。
そのため、血圧を下げる効果があります。
また、カリウムが不足すると筋肉がケイレンし、
目でいえば「まぶたがピクピクする・・・」というような症状を起こします。
カリウムを補ってあげれば、それも少しは解消するのでは
ないでしょうか。

ちなみに、バナナのカリウムは100gあたり、
およそ360mgを含みます。
家庭でよく食べられる果物と比較すると、
りんごは110mg、
みかんは150mg、
いちごは170mg程度と
されていますので、倍近く摂取できることがわかります。

 

他にも、バナナは免疫活性力や抗酸化力が非常に強く、
ガンの予防や生活習慣病の予防につながります。

 

ちなみに、少し変食?!なA子は、
日本人が好きな「寿司」「焼肉」「ともかく海の幸」が
大嫌い・・・です。

そして、期待を裏切らずに
「バナナ」も食せません。
バナナを食べられていれば、もっとアンチエイジング効果が
期待できていたのかと思うと、ちょっと悔やまれます・・・

ハードコンタクトでも眼感染症に注意!!

目の感染症というと、圧倒的にソフトコンタクトレンズユーザーが
かかる確率は高いという認識があります。

しかし、ハードコンタクトレンズ使用者でも感染症には十分な
注意が必要です。眼感染症患者さんの10%強は、
ハードコンタクトレンズ使用者なのです。

とくに、どうしてバイ菌に感染してしまったのかを追ってみると
「レンズケース」に付着した汚れからという
感染経路があげられます。

ハードコンタクトレンズを使用しているからといって、
油断は禁物です。

 

3ケ月に一度の定期検査を利用して、
■レンズに異常がないか(キズ・汚れ・変形など)
■眼に合った規格のコンタクトをつけているか(視力や目とレンズのフィット状態など)
■眼の状態は正常か(アレルギー・ドライアイなどレンズに不調を起こす原因が発症していないか)

などを先生に診てもらい、問題ないことを確認することが必要です。

自己判断では異常なしと思えても、
知らないうちに視力に変化が起きていたり、
フィット状態が変わっていたりもします。

例えば、数年使い込んだハードレンズ。
ズレズレの状態で装着していらっしゃるなんてこともあります。
よく、気になりませんでしたね!!と、
こちらが逆に驚いてしまうことも・・・

徐々にレンズが変形したり、目のデータが変わるので
昨日と何か変わった??というのは、正直気が付きにくいのでは
ないでしょうか?

コンタクトレンズを買うためだけに、眼科を受診するのではなく
良好な状態を保てるように活用してくださいね。

紫外線ダメージを受けた肌に、カテキンの緑茶をどうぞ。

夏の疲れ以外にも、紫外線によるダメージは大きいものです。そんなときに、「緑茶」を飲んでみるのはいかがでしょうか?

緑茶緑茶には、高い抗酸化作用があります。夏の間、大量に浴びた紫外線の影響で、メラノサイトの酸化を防ぎメラニンの生成を抑制してくれます。

 

また、カテキンには紫外線の肌への侵入を防ぐ働きもあり、シミや日焼けの予防もしてくれる効果が確認されています。

A子が人づてき聞いたお話ではありますが、右腕に緑茶を塗り、左腕にはなにも塗らずに腕を日焼けマシーンに入れて効果を確認。緑茶を塗った右腕は30分経過しても、日焼けせず左腕は赤く日焼けした状態になったそうです。

 

そして、緑茶にはカテキンだけでなくビタミンA,C,Eなどの抗酸化作用が期待できるビタミンも含まれています。緑茶を煎じるときは、なるべく熱めのお湯(90℃)にすると、渋くはなりますが、カテキンを多く抽出することができます。煎茶⇒ほうじ茶⇒番茶の、順番でカテキンを含む量が多いとされています。

 飲み物でしたら、食欲が落ちているような時でも摂取できますよね。是非、試してみて下さい。

目が乾いた時の点眼薬は、何でも良いの?

コンタクトレンズを初めて使用するとき、
「裸眼の時と比べて目が乾くようになりますので、
点眼薬を併用するように」と
先生から指導を受けた事は、覚えていらっしゃいますか?
目薬

 

 

 

 

 

その後、どんな目薬を使用していますか?

コンタクトレンズを処方してもらう時に
眼科で処方される目薬を使用しているのであれば
問題はないのですが、
薬局などで購入できる目薬のなかには
【防腐剤】
【血管収縮剤】
などが含まれるものがあります。

これらの成分を含む目薬を多用することは、
大変危険です。

≪防腐剤≫は、コンタクトレンズに蓄積すると、
目にも悪影響を及ぼしかねません。
防腐剤により、レンズそのものが変形したり
角膜の上皮障害を引き起こす原因にもなります。

 

特にソフトコンタクトレンズにおいては、注意が必要です。
例外として、1回で使い捨てるワンデータイプ、
水分を吸収しないハードレンズに関しては
さほど影響はないとは言えます。

血管収縮剤は、コンタクトレンズの酸素不足による充血を
一時的に改善させたように錯覚させますが、
根本的な治療しているわではありません。
やめた途端に症状が悪化したりなんてこともあります。

よく、テレビCMとかで耳にする
「充血を止める目薬ください」と言われる患者さんが
いらっしゃいますが、そういった目薬はありません・・・。

 

よく、考えて目薬を選んで下さいね!