ハードコンタクトレンズを小さくした方が調子がよい?!

ハードコンタクトレンズを使用していて、

  • ともかく充血する
  • 眼が乾く
  • レンズが曇る

という3大症状を訴える患者さんが
結構いらっしゃいます。

目(主に黒目)に対して、レンズのサイズが大きすぎてしまう時、
涙の交換がうまくいかなくて、レンズに汚れが付着したままになり
この3つの症状が連鎖のように起こります。

原因は様々あるとは思いますが、目ではなくレンズそのものに原因がある場合なら、
「ハードコンタクトレンズのサイズを小さくする」
ことによって、この症状が改善される確率は高いです。

 

しかし、コンタクトレンズのサイズ(直径)は、
そのコンタクトレンズにとって一番バランスが良いと判断されて
製造メーカーが作成しているものです。
むやみにサイズをいじると、視力の安定性やレンズのフィット状態の
違和感などにつながりますので、必ず先生に相談の上
調整してもらうようにしましょう!

また、レンズサイズを小さくすると
瞬きをした時に、コンタクトレンズが上下に動く範囲が大きくなり
逆に異物感になったり、目に傷が付きやすくなるリスクを
ともなうこともありますから、
慎重に検討していく必要があります。

せっかく、視力矯正力・酸素を通す力にも優れるハードコンタクトを使用する
のであれば、出来るだけ快適に使えるように調整してもらいましょう。
ハードコンタクトレンズ

大人ニキビの予防法

10代、若かりし頃のニキビは、過剰な皮脂の分泌が原因で
毛穴をふさがれ、そこにアクネ菌が増殖することにより引き起こります。

しかし、20代後半以降のニキビは
「新陳代謝の低下」「肌の乾燥」などが原因で引き起こります。

ニキビができる部分も、頬やおでこではなく
フェイスラインやあごのあたりが多くなります。

これはストレス・食生活などを見直すことにより
大人ニキビは改善されます。

 

実際にどんな点に気をつければ良いのでしょうか。
洗顔などで、肌を清潔に保つという事はもちろん、
ニキビができやすいという方は参考にしてください。

●22時~2時の肌のゴールデンタイムに睡眠をとる
(この時間帯に成長ホルモンが分泌され、新陳代謝を高めます。
このホルモンが正常に分泌されないと、肌のターンオーバーの
リズムが乱れ、古い角質が肌に残り、毛穴を塞ぎます。
この影響で、アクネ菌が増殖し、炎症を起こすことになります。)

●活性酸素の発生を少なくする
(活性酸素は、バランスの悪い食事、アルコールの摂りすぎなどからも
発生し、肌の状態をぼろぼろにします。それだけでなく身体全体をも老化させます。
また車の排気ガス・タバコは特に活性酸素を発生させますので、要注意です。)

●バランスの良い食事で、毎日のお通じをよくする
(体内にため込んだ老廃物は、体に悪影響を及ぼすものばかりです。
ちなみに、食物繊維だけを多量に摂取しても、お通じはよくなりません。
バランスが大事です)

あと、もう一点!
A子もB子さんに指摘された点です。
これは、正直気にとめていませんでした!

●ファンデーションのパフを清潔にする
(パウダーをのせる為に使っているから、綺麗と思われれがちですが、
皮脂がパフに残っていると、雑菌が繁殖します。
除菌できるようなクリーナーで、パフも洗う必要があります。
ファンデーションの色を落とすだけではちょっと足りません・・)

 

大人ニキビの再発を繰り返すことによって、ニキビ痕が残りまます。
これは、なかなか綺麗にするのに時間を要しますので、
まずは、大人ニキビが出来ないように食生活を改善していくことが大切ですね!

糖尿病の症状をチェックしてみましょう。

糖尿病にかかると、全身のコントロールが必要になります。
そして食事制限はもちろん、様々な合併症を生じる危険があると
以前よりお話させていただいています。
眼も失明する危険のある「糖尿病性網膜症」という合併症に十分注意して
いく必要があります。
(★過去の記事はコチラです

糖尿病かも・・と疑う症状として

  1. のどが渇いて水をよく飲む
  2. トイレに行く回数が多い
  3. 体が疲れやすい
  4. 立ちくらみや、体の痺れがある
  5. 食べても太らない

こういった症状が出ている場合は、一度検査を受けるほうが良さそうです。
糖尿病かどうかは、採血や尿検査の結果などで判断されます。

健康診断とかの採血検査の結果でも、ご覧になったことはあると思いますが、
★血糖値(空腹・随時・2時間値など)
★HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

この検査値の結果を見てみましょう。
特に、空腹時血糖値126以上で、さらにHbA1cの値も6.1以上である
糖尿病と診断されます。

 

糖尿病は4つの種類に分類され、
●1型糖尿病
●2型糖尿病
●遺伝等による糖尿病
●妊娠糖尿病

そのうち、約9割が「2型糖尿病」と診断されています。
これは、「肥満」に起因するといっても過言はないでしょう。
運動不足や食生活による内臓脂肪の増加が原因で起こっているようです。

常に、「消費カロリー>摂取カロリー」の状態を保てば、
この2型糖尿病の回避率は上がっていくことでしょう。

 

遺伝的に防げないものなどあったとしても、
自己防衛できるものに対しては気を引き締めて
糖尿病にならないよう、十分に生活習慣に気をつけたいものです。

ブルーライトをカットするようなコンタクトレンズはあるの?

パソコン社会で、今話題を集めているブルーライトから目を守るメガネ。
某有名メガネショップさんとかで、沢山見かけます。
眼精疲労の軽減にもつながるし、本当におススメなのですが、
「コンタクトレンズでは、こういったブルーライトをカットするものはあるの?」
と、質問を受ける事があります。

あるのか、ないのか。

2択で答えるなら「ある」が正解です。

 

アイミーから出ている「アクティブカラー・ナチュラル」
というソフトコンタクトレンズです。
アクティブカラ―・ナチュラル

レンズの中心部分がライトイエローになっていて
眩しさを軽減させてくれるデザインになっています。

疲労が起こりにくかったという、実験結果はこちらのサイトに詳しく出てますよ!

素材も、汚れが付きにくいもので作られていますが、
使い捨てソフトコンタクトレンズではないという点が残念です。

従来型のソフトコンタクトレンズなので、
アレルギーなどがあったり、
酸素透過率などを考えると
やはり現在主流のシリコーンハイドロゲルレンズを用いた
使い捨てコンタクトレンズとの性能差が浮き彫りになります。

この、ブルーライトカットという点で考えれば
アドバンテージのある製品の一つではあるのですが、
なかなかこの商品をご存じの方って少ないですよね?
(やはり、目の状態をよりよく保つことを優先に、
ワンデー使い捨てのレンズを先生もおススメしていますもので・・)

 

キチンと手入れができて、特にパソコンなどによる眼精疲労を改善したく
「使ってみるぞ!!」という、意気込みのある方には
ご案内させていだだきます。

アカントアメーバーが付着しにくいコンタクトレンズはどれ?

以前コンタクトレンズ学会で、
「どのコンタクトレンズが一番アカントアメーバーが付着しにくいか?」
という臨床実験の結果が発表されていました。

 

そもそも、アカントアメーバーとは何かというところから
少し付け足していきます。

現在、日本でのコンタクトレンズ使用者は1500万人と言われています。
そのうち、使用者の10%程度に眼障害が発生しているのが現実です。

この眼障害の中で、近年アカントアメーバーという微生物による感染症は、
増加傾向にあるとされています。
失明に至るケースもある重大な角膜の病気なので、絶対にかかりたくないものです。

原因は、ソフトコンタクトレンズ使用にともなうものが9割を占めていると報告されています。

一昔前までは、ソフトコンタクトレンズには「煮沸消毒」という熱消毒を行っていましたが、
コールド消毒(今、市販されているコンタクトレンズケア用品のほとんどがこれです)に切り替わり、煩雑な手入れからは解放された反面、感染症のリスクが高まるようになってしまっているようです。

 

では、このアカントアメーバー感染症の原因である、
このアカントアメーバーが付着しにくいコンタクトレンズは何でしょうか?

まず挙げられるのは、水分を含まないハードコンタクトです。

では、ソフトコンタクトでは・・?
この点についてまとめられた報告結果によると、

クーパービジョン社から発売されている
バイオフィニティ」が アカントアメーバーの付着に一番耐性がある、というものでした。
クーパービジョン社バイオフィニティ

 

 

これは、現在主流で使われるシリコーンハイドロゲルレンズ(定期交換タイプ)の中で比べた際、どれが一番アカントアメーバが付着しくにかったかを臨床実験された結果です。

先生方が比較用に用いたレンズは、
シリコーンハイドロゲルレンズの中の
●アキュビューオアシス
●アキュビューアドバンス
●メダリストフプレミア
●2ウィークプレミオ などの製品でした。

 

また、アカントアメーバーには
ヨードの消毒成分が効果的とされていますので、
そういったケア用品と組み合わせて
コンタクトレンズを使うと、さらに感染予防対策になりますね!
ただし、耐性のあるレンズを選んでも100%感染しないということにはなりませんので、
これまでどおり、十分注意してケアしていく必要があります。

コンタクトレンズと目の間に空気が入っている

シリコーンハイドロゲル素材のコンタクト、最近では使用者急増中です。その理由は何といっても酸素をよく通す素材であるからでしょう。

しかし、シリコーンハイドロゲルレンズの使用者が増える中、この素材のレンズに切り替えたころから「目とコンタクトの間に空気が入っている」と気づいた方、いらっしゃいますか。下の写真のy矢印のあたりに、透明っぽい水たまりのように見えるものが空気です。
コンタクトレンズと空気

レンズ装着時に空気が一緒に入ってしまうことはまれにありますが、何回か瞬きをすると自然に空気は抜けて解消されます。しかし、何回瞬きをしても抜けず、空気が入ったままになっている状態のときは要注意です。

瞳孔にかかる部分でなければ、見え方にも異変が起きないのでよく鏡をみてみないと
気が付かないという事もしばしばあります。眼科受診をして購入していれば、眼科受診の際に医師が気づくものなのですが、ネット販売等で購入だけされた場合に多いようです。

この「空気(または気泡)が抜けない」という状態のままの方はご自身の目に対して、コンタクトレンズがキツイという場合によく起こります。簡単に言えば、コンタクトが目に合っていないということです。(以前の素材より、レンズが固いため
従来のソフトコンタクトに比べると空気が入る確率が高いとも言われています)

ですので、このような症状を改善するには、レンズのカーブをゆるくしたりする調整が必要になります。いずれにしても、目とコンタクトレンズの間に空気が入ったまま
という状態は放置しておくと目に傷をつくる原因になります。もし、自身が発見したのであれば早急に眼科を受診しましょう。

2013年4月、風疹が流行しているのはご存知ですか?

少し 気になるニュースがありました。

先日、東京都内における風疹の患者さんの数が発表されていましたが、その数がこれまでの最高値を更新したとのこと。特に船橋でという報道はまだ耳にしませんが、船橋にお住まいの方は都内へ通勤されているという方も多いと思います。そうなると、知らないうちに都内へ勤務していたご主人が風疹にかかり、その家族にも感染してしまうというリスクがでてきます。

風疹にかかると、小さくて赤いような出来物がでます。”はしか”と初期の症状はよく似ていて間違われるケースもあるくらいですが、風疹は熱を出すという特徴があります。

風疹にかからないようにするには、まずは予防接種を積極的に受けていただくということです。それでも万が一、風疹になってしまった場合、風疹のウィルスは比較的弱いものなので放置しておいても自然治癒されます。(熱がひどかったりすれば、熱さましのお薬などがでますが風疹ウィルスを撃退しているわけではありません)安静にして、消化がよく栄養あるものをたくさん食べていれば3日くらいでよくなることでしょう。風疹のウィルス自体は感染力も弱く数日で自然に治るのに、何故こんなにニュースで報道されるているのでしょうか?

これはやはり妊婦さんへの感染を懸念しているからではないでしょうか。妊娠中のお母さんが風疹ウィルスにかかるとお腹の赤ちゃんに異常をきたす場合があるといわれています。生まれてきた子が、目では先天性の「白内障」「緑内障」「網膜症」などにかかって生まれてしまうということです。眼科以外の病気でも、難聴や神経障害、各器官の奇形などが挙げられます。一生残る障害を抱えたまま生まれてしまうなんて残酷すぎる話です。このように免疫のない方を守るために周囲の人も協力していくことが大切だと呼びかけているわけですね。

ヒアルロン酸を注入する際の痛みはいかほど?!

「ヒアルロン酸注射は痛いですか?」

施術前にはやはり気になるところですよね。

少なからず顔に注射をするので「痛くない」という答えにはなりません。痛みはありますが、耐えられない痛みではないということです。当院でヒアルロン酸注射に使用する注射針は、一番細いものを使用しています。刺すときには「ちくっ」っとする程度です。

どうしても、怖いとか痛みに耐えられないかもと心配な方は、麻酔をしてから施術することもできます。 (麻酔は施術範囲によっても異なりますが別途210円~1,050円程度必要になります)受付時にお申し出ください。

ヒアルロン酸注入は気になる部分に少しずつ注入して、仕上がり具合を確認しながら行います。 万が一、入れすぎたかな?と思っても、数ヶ月で体内に吸収されていきますので、やり直しがきくという点においても安心です。

また、ダウンタイムについても申し上げると「 ありません!」と言いたいところですが、ゼロではありませんのでしっかりお伝えしていきたいと思います。

注射した直後は、刺した部分が多少なりとも赤くなります。刺した箇所が 2~3箇所くらいなら気にならない程度で済むと思いますが、多い場合はちょっと赤みが気になる方もいらっしゃいます。

また、注射後に内出血やアザが出る場合もあります。この場合は、1週間程度で自然に消えていきますので、ご心配には及びませんが、人前にでる機会がある方は気をつけていただきたいところです。予定がある方は、余裕をみて2週間くらい前に施術すると良いでしょう。

当院でのヒアルロン酸注射は、もちろん予約不要です。よし、やろう!と思い立ったときにどうぞ。

VDT症候群

目が重い、疲れるだけでなく「頭痛がする」「元気が出ない」「イライラする」「胃が痛い」「手足がしびれる」

風邪でもないのに、そんな症状が出てしまっている方はいませんか?

もしかしたらVDT症候群かもしれません。

VDT症候群は目の病気といわれていますが、症状は目だけにとどまらず、上述のように全身に出ます。VDT症候群とは、毎日長時間パソコンなどのディスプレイを
見続けるといった作業することにより目や体全体、さらには心に異常をきたす病気で、 テクノストレス眼症とも言われています。

はじめは、疲れているのかなという程度です。しかし、モニター画面などを見続けることにより目の毛様体筋の緊張が続き、目が疲れがひどくなっていきます。また、画面を見ている間は、瞬きをする回数が通常の1/4に減ると言われています。目の表面が乾き、ドライアイ症状を引き起こし目の痛みや視力障害につながることになります。

また、一点を同じ姿勢で見続けることにより血流障害を起こします。血流障害のため、手足がしびれたり体がだるくなったりといった全身に異常をきたす原因をつくります。気分が不快に感じたり感情のコントロールがしにくくなります。

では、このようなVDT症候群にならないようにするにはどうすればよいのでしょうか?

できることは、ともかくこのパソコンなどの作業から解放されることです。そこで簡単に「休憩を入れましょう!」「パソコンなどの画面を見るのをやめましょう」といえども、仕事をなさっている方にそんなことを言っても「無理がある!!」と非難をあびることでしょう。

しかし、「時間を減らす」ならいかがでしょうか。VDT症候群と診断されたら、まず行う治療は目の疲れをとることに限ります。限られた時間ではありますが、休憩時間中や帰宅してからなど リラックスタイムを作り、目を休ませてあげることが必要です。

また、体や心にまで症状が出ている方は治療が長期的になる傾向があります。ご自身では、この程度なと思う作業なども目にとっては負荷が掛かりすぎているという場合もありますから自己判断にたよらず、治療していきましょう。

レーザー治療を成功させるためには。

5月くらいからは紫外線が強くなるので、その前に気になっているシミを治療しようと思っている方も多いと思います。

治療後、綺麗にシミがポロッと取れたと思って喜んでいたのに、その後、よく鏡をみると 「ん?シミがあった部分がまた黒ずんできた??」と思ったら、要注意です。

レーザーを当てた後に起こる 「炎症性色素沈着」という副作用が起きている可能性があります。 これは、治療後2週間程度から出始めることが多いと言われています。

レーザーを当てたことにより、過剰な刺激が皮膚に当たり、今までのシミはとれたが、 逆にメラニンの生成が増えて逆効果になってしまったとあれば悲しすぎます。

これを防ぐためには、 「患者様自身でしっかりとアフターケアを行なっていただく」しか防御策はありません。

施術直後~1週間の間は、お渡しした処方薬やクリームは、必ず先生の指示通りに使用してください。

また、レーザー照射後は紫外線によるダメージを極めて受けやすい状態になっています。紫外線カットのテープや日焼け止めでガードします。

それ以降も、紫外線カットの日焼け止めやルミキシルなどを用いて、再びシミが出来上がってこないようにアフターケアをしていく必要があります。レーザー当てて終といきたいところですが、レーザー後のアフターケアをおろそかにせず綺麗な肌を手に入れましょう!