コンタクトレンズとメガネ

megane_man
コンタクトレンズを使用している方、メガネは持っているでしょうか?
コンタクトレンズは正しく使用すればとても便利なものですが、目に直接触れているもののため、いつトラブルがおこるかわからない危険もあります。

目は空気中から酸素を取り入れているため、コンタクトレンズで目を覆ってしまうと目が酸素不足になってしまいます。コンタクトレンズには酸素透過率の高い種類のものもありますが、やはり長時間コンタクトレンズを使用していると目が酸素不足になってしまうのは避けられません。

毎日朝起きてすぐにコンタクトレンズを装着し、夜寝る直前に外す…休日に家にいる日でもコンタクトレンズを使用している…という方は、できるだけメガネを併用することをオススメします。
家に帰ってきたらすぐにコンタクトレンズを外してメガネに、休日は目を休ませるためにメガネで過ごす…例えばうたた寝をしてしまっても裸眼ならば安心です。

外出する時にしかコンタクトレンズを使用しないためメガネを持っていないという方もいますが、目にはいつトラブルがやってくるかわかりません。角膜にキズがついてしまったり、結膜炎になった時などは治るまでコンタクトレンズは使用中止の指示が出ることが多いです。そういう場合にメガネが必要になってきます。
いざという時のため、しっかりと自分に合ったメガネを作成しておくようにしましょう。

眼球打撲

korobu_kodomo

転んで眼を打ってしまったり、スポーツなどでボールが眼に当たってしまったりなど、「眼をぶつける」という怪我は誰にでも起こってしまう可能性があるものです。

眼球は骨に守られていて、眼球自体もとても頑丈な組織です。眼球打撲は眼球自体に障害を受けるというよりも、眼球のまわりの組織が深刻なダメージを受けることが多いという特徴があるため、注意が必要です。
眼球打撲は主な症状として、充血、痛み、腫れ、かすみ、視力低下、物が二重に見えるなどがあります。
例えばまぶたが腫れているために見えにくくなっているなどの場合は、腫れが引くとともに視力も回復します。
しかし角膜にひどい傷がついてしまっていたり、内部で出血が起きていたりなどの場合は適切な治療が必要になります。
眼底出血や網膜剥離が起きていた場合、そのまま放置しておくのは大変危険です。

眼をぶつけてしまってから痛みなどの症状が強い場合は、すぐに眼科を受診しよう!という気持ちになると思いますが、見た目の症状がそんなにひどくなくても、すぐに治療が必要なこともあります。
放置していて手遅れに…ということがないように、眼をぶつけてしまったらすぐに眼科を受診してください。

糖尿病と眼の合併症

糖尿病の患者数は年々増加傾向にあり、国内の患者数は約950万人で、予備軍を含めると約2,050万人と言われています。
しかし、糖尿病の患者さんのうち治療を受けている人は約65%だそうで、自分が糖尿病であることに気付いていない人、気付いていても放置している人がとても多いことがわかります。
糖尿病は合併症が怖い病気で、そのうちの一つに眼の合併症があります。
糖 尿病網膜症は自覚症状がないまま進行するため、ある日突然見えなくなった、目の前が真っ暗になった、などの症状で眼科を受診すると、その時にはかなり進行し てしまっていることが多く、最悪の場合失明してしまう恐れもあります。糖尿病網膜症によって失明まではしないまでも、社会生活に支障が出るために障害 者認定を受けている方は視覚障害者の約6分の1を占めています。
しかし、糖尿病と診断されても必ずすぐに網膜症になるわけではありません。定期的に眼科での検診を受けていれば糖尿病網膜症の発症リスクを抑えることができます。
早期に発見、治療することができれば、ほとんどの場合失明することはないと言われています。
もしも糖尿病と診断されたら、大切な眼を守るために必ず定期的に眼科での検査、診察を受けるようにしてください。

冬の水分補給

 

bottle_water

人の身体を占める水分量は、体重の60パーセントから70パーセントと言われています。体重の20パーセントの水分を失うと命にも関わると言われていて、人の身体にとって水分はとても大切なものです。

水分は体内へ栄養分を運んだり、老廃物を排泄したり、体温調節なども行っています。
冬は汗をかくことが少なく喉が乾きにくいので、意識して水分補給をしないと身体が水分不足になりやすいのです。
身体が水分不足になると血流が悪くなり冷え性や肩こり、むくみなどの原因になったり、間接が痛んだり胃が荒れたり、更には皮膚のかゆみや乾燥など肌の表面にまで影響が出てしまいます。
1日に必要な水分量は「体重(kg)×30ml」目安だそうです。50kgの人なら1日1.5リットル目安です。
コーヒーやお茶などの飲み物は利尿作用があり水分が排出されてしまうため、水分補給には適さないため、水そのものを摂ることが良さそうです。水の温度は冷たいと身体を冷やしてしまうため、常温かまたはぬるま湯がオススメです。
風邪やインフルエンザなどの予防にもこまめな水分補給が大切だそうです。ウイルスの侵入を防いだり、入ってきてしまったウイルスを排泄したり、水分は今の時期にも欠かせないものです。
冬こそ水分補給を意識的に行って、健康な身体でいられるようにしたいですね。

お風呂でキレイにリフレッシュ♪

温かいお風呂に入るのが楽しみな季節になってきました!しかし忙しいとついつい面倒臭くもなってしまい、朝にシャワーだけで済ませてしまう…という方もいると思いますが、夜にお風呂にしっかり入る、ということはたくさんのいいことがあります。

まずはなんといっても、お風呂に入ればお肌に絶大な効果をもたらします。
身体が冷えると血行が滞り、皮膚の働きが悪くなってターンオーバーが不規則になってしまいます。肌が暗く、くすんだ色になってしまうのです。
お風呂に入って身体を温めると血行もよくなり、毛穴が開き、汚れや皮脂が排出されてお肌がキレイになります。しかしお風呂上がりの肌はとても乾燥しやすいので、すぐにしっかり保湿をしましょう。

疲れている夜は一刻も早く眠りたくなってしまいますが、疲れている時こそお風呂にしっかり浸かることが大切です。
同じ睡眠時間でも質の高い睡眠を取ることによって疲れがリセットされます。お風呂で身体を温めると熟睡することができるので、疲れが溜まらない身体になるのです。お風呂にしっかり入って眠った次の日は、昼間に眠気を感じることも少なくなると言われています。

いいことだらけのお風呂、お気に入りの入浴剤を見つけて今夜からしっかり湯船に浸かってみてください♪
ofuro_nyuyokuzai_woman

ポリフェノール

チョコレートなどに含まれているポリフェノールですが、ポリフェノールの効果といえば抗酸化力です。
紫外線をあびたり、ストレスが続いたりすると身体には活性酸素が作られます。活性酸素は身体に溜まってしまうと健康な細胞を傷付けて、病気や老化の原因となるといわれています。
ポリフェノールにはこの活性酸素を身体から取り除いてくれる効果があります。
肌の老化にも効果があり、シミやシワ、たるみなどからもお肌を守ってくれるのです。
ポリフェノールには抗菌作用もあり、睡眠不足やストレスなどからくる肌荒れにも効果があるので、美容にはかかせない成分です。

ポリフェノールは様々な食品に含まれているため、摂取しやすい成分です。しかし1日の摂取目安量は1000mg〜1500mgといわれているため、しっかりとした効果を得るためには意識して摂取することが必要です。
ポリフェノールはコーヒー、緑茶、赤ワイン、紅茶、ココアなどの飲み物に多く含まれています。
野菜ではブロッコリー、さつまいも、なす、ごぼう、春菊などに含まれています。
ポリフェノールは摂取してから約30分後には効果が出始める即効性があるのですが、2〜3時間ほどしか効果が持続せず、身体には蓄積されないため、毎食時さらには間食にもポリフェノールを摂ることで効果が期待できます。

目の酸素不足

まつ毛と角膜角膜(黒目)は血管の無い組織のため、涙や空気中から酸素を取り入れています。

そのためコンタクトレンズなどで角膜を覆ってしまうと、目が酸素不足になってしまいます。
目が酸素不足になると様々な症状が出てきます。
血管の無い角膜は慢性的な酸素不足に陥ると、酸素不足を補おうとして角膜の周辺部(白目の部分)から血管が侵入してきてしまいます。血管は真ん中に向かって伸びていくため、進行してひどくなれば視界にも入ってきて、最悪の場合失明することもあります。
もう一つ、目に酸素が十分に供給されなくなると「角膜内皮細胞」という細胞が減少してしまいます。角膜内皮細胞は加齢とともに減少していくものですが、コンタクトレンズの無理な装用などで若い人でも減っていってしまうことがあります。
角膜内皮細胞は角膜の透明性を保つ働きをしています。角膜内皮細胞が減ると角膜が濁ってしまい、最終的には角膜移植などの治療しか方法がなくなってしまいます。
角膜内皮細胞は一度死んでしまうと再生されない細胞のため、減らないように気をつけるしか方法はないのです。
さらに角膜内皮細胞は手術などのダメージでも減少してしまうとされているため将来白内障などの手術を受ける際に、角膜内皮細胞が少ないと手術自体が危険とみなされ、手術ができない恐れもあるというので怖いですね(>_<)
目も呼吸をしているのだということを常に意識して、無理なコンタクトレンズ装用などはすぐにやめましょう。

 

乳和食

seikatsu_syukan_woman_good

和食は2013年12月にユネスコの世界無形文化遺産に登録され、おいしくてヘルシーな長寿食として注目されました。
旬な食材を取り入れて見た目も美しく、健康的な和食の文化はこれからも大切にしていきたいものです。
しかし和食は家庭で作ると、塩分が多くなりやすいという欠点があります。塩分を控えようとするとどうしても薄味になってしまい、物足りないと感じてしまいます。
日本人は世界的に見ても塩分の摂取量が多いと言われています。
塩分を摂り過ぎると高血圧になったり、脳卒中や心臓病の原因にもなります。
そこで、オススメしたいのが「乳和食」です。簡単にいうと、いつもの和食に牛乳を組み合わせた料理です。味噌や醤油などの伝統的な調味料に牛乳を組み合わせることによって、塩分を減らしながら且つ和食がおいしく食べられる調理方法なのです。
牛乳にはタンパク質やカルシウム、ビタミンなどが豊富に含まれています。さらに最近では高血圧を予防し、メタボリックシンドロームの予防にも効果があることが分かっています。
例えば豚汁の出汁に牛乳をプラスすると旨味とコクが出て、少ない味噌の量でもおいしく食べられるようになります。
煮物などにも牛乳を加えることでお醤油の量を半分以下に減らせることもあります。
牛乳の味が前面に出てしまうのでは?と思われがちですが、料理自体の風味は変わらずコクと旨味がプラスされた新しい料理になるというので不思議です。
インターネット上に乳和食のレシピはたくさん紹介されているので、普段の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

アカントアメーバ角膜炎

近年、感染する人が増えてきている「アカントアメーバ角膜炎」。最悪の場合失明することもあるという恐い病気です。
アカントアメーバ角膜炎の感染者は90パーセントがコンタクトレンズ使用者と言われています。
アカントアメーバは土の中や水の中にいる原生生物で、水道水や家の中のホコリにも存在しています。通常は人には無害なもので、角膜も健康な状態であれば感染することはありません。
しかしコンタクトレンズ使用者は角膜にキズなどができやすく、そのキズからアカントアメーバが侵入してしまうのです。
ア カントアメーバ角膜炎は目ヤニや目の痛み、異物感などの症状がありますが、ゆっくりと進行するため自覚症状が少なく、初期段階ではあまり気づかないことが 多いそうです。そのため、異変を感じて病院に行った時には、かなり病状が進行している場合が多いのです。さらに特効薬がないため治療が困難な病気でもあ り、完治するまで数ヶ月かかることもあります。角膜にキズが残ってしまい視力が戻らない場合もあります。
アカントアメーバから目を守るために大切なことはもちろん、コンタクトレンズのケアをしっかりとすることです。
使 用している方も多いMPS(マルチパーパスソリューション)と呼ばれる洗浄・消毒・保存が1本でできる溶剤ですが、これは浸けておくだけで全てができるも のではありません。必ず、こすり洗いをしっかり行ってください。そしてMPSを入れるコンタクトレンズケースも毎日しっかりと洗い、必ず乾燥させてから使 用してください。
毎日のコンタクトレンズケアは面倒臭いとおろそかになってしまうこともあると思いますが、目は一生のものです。
定期検診を受けつつ、しっかりとケアをして大切な目を守りましょう。

秋のスキンケア

biyou_tsurutsuru
今日から10月に入り、季節はすっかり秋です。暑くもなく寒くもなく、ちょうど良い季節を楽しみたいですね。
とても過ごしやすい秋ですが、実はお肌のトラブルが起こりやすい季節です。
自覚症状がない状態でも、夏に受けた紫外線による肌ダメージをそのままにしておくと、季節が冬に変わった時に一気に肌が老化してしまうことなどもあるので、危険です。

夏の紫外線は、乾燥と色素沈着などのダメージを肌に残します。
紫外線は角質層の保湿機能やバリア機能を低下させるため、空気が乾燥してくる秋にさらに肌の乾燥がひどくなってしまいます。
また、秋になると皮脂の分泌量も減るため肌は慢性的な乾燥肌になってしまうのです。
もう一つ紫外線はメラニン生成を活性化させ、シミやソバカスなどの原因を増やします。肌が健康な状態であれば紫外線が少なくなるとそれに伴い、メラニン生成量も少なくなっていきます。
肌を健康な状態に保つためには、秋は特に保湿が大切です。洗顔した肌にはまず水分補給、そして油分で覆う、さらに皮脂の分泌量が少なくなる秋には、美容液などもいつものスキンケアにプラスすることがオススメです。保湿成分の豊富な美容液を併用すれば肌の水分維持量は大きくアップします。
季節の変わり目は特に肌トラブルを起こしやすいため、しっかりとスキンケアをしていきましょう。