私たちの目の周りに生えている「まつげ」。女性にとっては目を大きく見せてくれたり、女性らしさをアップさせてくれたりなど、長さや量といった見た目的な部分で意識している人は多いと思います。
コンタクトレンズとメガネ
コンタクトレンズを使用している方、メガネは持っているでしょうか?
コンタクトレンズは正しく使用すればとても便利なものですが、目に直接触れているもののため、いつトラブルがおこるかわからない危険もあります。
目は空気中から酸素を取り入れているため、コンタクトレンズで目を覆ってしまうと目が酸素不足になってしまいます。コンタクトレンズには酸素透過率の高い種類のものもありますが、やはり長時間コンタクトレンズを使用していると目が酸素不足になってしまうのは避けられません。
毎日朝起きてすぐにコンタクトレンズを装着し、夜寝る直前に外す…休日に家にいる日でもコンタクトレンズを使用している…という方は、できるだけメガネを併用することをオススメします。
家に帰ってきたらすぐにコンタクトレンズを外してメガネに、休日は目を休ませるためにメガネで過ごす…例えばうたた寝をしてしまっても裸眼ならば安心です。
外出する時にしかコンタクトレンズを使用しないためメガネを持っていないという方もいますが、目にはいつトラブルがやってくるかわかりません。角膜にキズがついてしまったり、結膜炎になった時などは治るまでコンタクトレンズは使用中止の指示が出ることが多いです。そういう場合にメガネが必要になってきます。
いざという時のため、しっかりと自分に合ったメガネを作成しておくようにしましょう。
雪山へ行くなら、UVカットゴーグルをお忘れなく!
正月休みは終わりましたが、今日からまた3連休。ちょっとスノボやスキーに出掛けてみようとお考えの方も多いのではないでしょうか。
雪山に行く際、紫外線対策は万全でしょうか?真夏のビーチよりも目にダメージを与えると言われています。上から降り注ぐというよりは、地面に積もった雪に反射して目に入る方が心配なのです。気象庁のホームページでも、新雪の紫外線反射率は80%とダントツに高い数値となっています。(砂浜やアスファルト、水面は10~20%程度。草地・土は10%以下です。)
紫外線は人間の目には見えない光ですので、つい注意を怠りがち・・。UVカット付ゴーグルは是非、目全体を覆うようなタイプで紫外線カット率99.9%以上をお使いくださいね!
うっかり忘れた場合は??→目が日焼けします。色白の人が背中を日焼けをすると、黒くならずに肌が真っ赤に炎症を起こしますよね、痛くて仰向けに眠れない・・というようなイメージです。それが目に起こりますから、激痛は必至でともかく痛い!充血や涙が出て、目を開けることすら辛いのです。
大抵は紫外線を浴びてから6時間後くらいに発症しますので、夜間に出掛け先近くの病院に駆け込むことになんてならないようご注意ください。
メガネをかける位置と見え方。
メガネは通常黒目(角膜頂点)から12mm離れた目の前で視力矯正を行います。もちろん眼科でメガネの処方を受ける際に使うテスト用のフレームも眼前12mmに置かれます。そして、この地点にメガネが置かれたときに、どのくらい見えたかということが矯正視力として記録されます。
ところで、数年前につくったメガネで遠くが見えにくくなってきた→でも、そのメガネを目に近づけたらちょっと良く見えるようになった!といった事を経験された方はいらっしゃるでしょうか。
例えば、メガネの度数がー5.00D(5ジオプター)の場合。通常の眼前12mmでの矯正効果はー4.72D、10mmの位置まで近づけたときはー4.76Dと、少し度が強くなった状態になります。メガネのレンズがどの位置にあるかによって矯正力に差が生じてきます。
もし、メガネを近づけて見えやすくなった!!ということでしたら、視力が低下していると考えられますので、眼科を受診の上、目に合ったメガネを作り直すきっかけにしてください。ちなみに老眼鏡の場合は逆で、目からメガネを離した位置にすると見やすくなります。
眼球打撲
転んで眼を打ってしまったり、スポーツなどでボールが眼に当たってしまったりなど、「眼をぶつける」という怪我は誰にでも起こってしまう可能性があるものです。
眼球は骨に守られていて、眼球自体もとても頑丈な組織です。眼球打撲は眼球自体に障害を受けるというよりも、眼球のまわりの組織が深刻なダメージを受けることが多いという特徴があるため、注意が必要です。
眼球打撲は主な症状として、充血、痛み、腫れ、かすみ、視力低下、物が二重に見えるなどがあります。
例えばまぶたが腫れているために見えにくくなっているなどの場合は、腫れが引くとともに視力も回復します。
しかし角膜にひどい傷がついてしまっていたり、内部で出血が起きていたりなどの場合は適切な治療が必要になります。
眼底出血や網膜剥離が起きていた場合、そのまま放置しておくのは大変危険です。
眼をぶつけてしまってから痛みなどの症状が強い場合は、すぐに眼科を受診しよう!という気持ちになると思いますが、見た目の症状がそんなにひどくなくても、すぐに治療が必要なこともあります。
放置していて手遅れに…ということがないように、眼をぶつけてしまったらすぐに眼科を受診してください。
ケアセットでの販売品は、必ず専用の付属品を使いましょう!
ソフトコンタクトレンズ用の洗浄保存液を購入すると、専用の消毒剤や保存ケースがセットで封入されています。こういった製品は、必ずセット専用の付属品を使うことが必須です。
中でも、過酸化水素システムやヨードを使用した洗浄保存液はその中和剤や液の溶解量までさまざま計算されて作られています。そのため、ちょっと他のもので代用を・・。なんて軽い気持ちで使ってしまうと痛い目に合うことになります。
実際にあった例では、AセットのA消毒液とBセットのB中和剤を混ぜて使ったら使用中のレンズが変色したということもあります。レンズが変色したところが不幸中の幸いで、おかしいと思い目に入れず大惨事になるところまでは至りませんでしたが、大変危険なことです。
他にも、付属でないすすぎ液を使用後、洗浄・消毒を行ったら泡が吹きケースから液もれが起こった!など、予期せぬ事態が起こります。
ごく稀に気温や湿度などの関係で、うまく消毒システムが作動しなかったという事例もあるようですが、ほとんどの場合が使う側の間違いによって目に関わるトラブルが発生しています。
取り扱い説明書をよく読み、セットで販売されているケアシステムについては必ず専用品を使うようにしましょう。
もっとも見たい距離はどこ?
40歳を過ぎると「老眼」の始まりを感じられる方が多くいらっしゃいます。コンタクトレンズのメニコン社が2013年に行った調査では、ほとんどの場合、新聞や雑誌・書類、携帯電話やパソコンを見ているときに見えにくさを感じるということでした。
さらに、”いちばん見たい距離”というのもこれらの手元~中間距離の見やすさを求める方が9割に達し、圧倒的に日常生活では遠くより近くの見え方を重視される方が多いことがわかりました。働きざがりの40~50歳ともなれば携帯やパソコンなどは必須ですからね。現在の日本では大草原で暮らすような遠方視力は、あまり必要とされていないもの事実です。
見え方の質を考えると、「老眼鏡」を使用するのが一番クリアに見えるようです。しかし、見たいその1点しか見えないので、ちょっと壁側のカレンダーを見たりとか、オフィス内を見回したりするには不便となります。遠近両用メガネが合うようであれば、そちらを選択するほうが見える範囲の広さは確保できそうです。また、メガネの外見に抵抗がある・・・という方もいらっしゃいますので、そういった場合は遠近両用のコンタクトレンズを使用するという方法もあります。しかし、コンタクトレンズにした場合は単に度数だけではなくレンズのフィット状態や、乾燥の具合にもよって見え方に変化がでます。40歳を超えると涙の質も低下しますし、分泌量も減少しますので、この点にも注意が必要です。
メガネ、コンタクトレンズともに遠近両用の製品は改良を重ねて新商品が増えてきていますので、より目に合う製品を試しながら見つけていくことがやはり必要になります。
まぶたの裏側に入ったまつ毛、取るべき?!
まつ毛の生え替わりも、肌のターンオーバー同様に1か月くらいの周期で生え替わります。自然と抜け落ちた、まつ毛がよく目の中に入ってしまう方っていらっしゃいませんか?
抜けたまつ毛が黒目の上にある場合はゴロゴロして異物感が残ります。涙が出て一緒に流れ出てくると思いますが、まつ毛が自然に目の奥に入ってしまった・・。取れそうもない!という事もよくあります。どうしたら良いでしょうか??
基本的にはまぶたの裏に入ってしまった場合は「放置」で問題ないといわれています。放っておけば知らないうちに、瞬きをしたり、あくびをした時にでるような涙と一緒に外に出されます。
まぶたの裏は袋小路になっているので、目の裏にまつ毛が入り込んで悪さをするような事はありません。
そういえば、あの時にまつ毛はどこにいったんだ!?と思った頃には、自然に外に出てしまっているはずです。眼球を傷つけてまで無理矢理に取る必要はなさそうです。
糖尿病と眼の合併症
運転免許と視野。
運転免許の更新時、視力を気にされる方は沢山いらっしゃると思います。しかし、「視野」を気にされる方はどのくらいでしょうか?視野とは一点を見たときにそこからどのくらいの範囲が見えるのかという事です。
視力の場合、遠くを見たときに看板や信号が見えにくかったら低下しているかもしれない・・。と、自覚症状があります。しかし、視野が欠けて【見えない部分がある】ということは、本人すら知らないことなのです。
運転免許取得の条件として、視野も項目に入ってはいますが0.7以上の視力が出ていれば視野の検査へ回ることはありません。すでに緑内障や網膜色素変性症など、視野が狭くなるとう病気が見つかっている場合は別ですが、当人自体も気がついておらず車の運転をされている可能性があると考えると、ちょっと怖いです・・。
車の運転の場合、前後左右に人や物がないかを瞬時に見分けていかなければなりません。まっすぐは見えてもそれ以外の視野に欠けが生じていては、対象が発見されるまでに時間がかかる=危険度が上がるということになります。
視界が狭い方の場合、右見て左見て、そしてもう一度右を見て発進しようとしたのにすでに人が車の目の前に!!なんて事態も起こりうるのです。あんなに確認したのに何で?!と思われるかもしれませんが、確認はしていても運転者の視界が狭く、見えていなかったのです・・。
視力だけではなく、視野も良好な状態で車は運転したいものですね。 ちなみに視力と同様、視野も同じ状態が続くとは限りません。定期的に検査を受けることによって欠けが無いことが証明できるのです。