目の疲れには、温めるor冷やす?!

目の疲れ現代人の抱える目のトラブルに「疲れ目」は切っても切れない症状です。ここで、目が疲れた!と思ったときに、目を「温める」べきか「冷やす」べきか、どちらが効果的でしょうか。

疲れ目の軽減という意味ではどちらも正解なのですが、1点だけ気をつけていただきたいのは逆効果にならないようにするということです。

目を温めると、血流が改善して緊張がほぐれます。また、マイボーム腺から分泌させる脂が目の表面を潤します。温めることによって起こるメリットです。しかし、炎症や充血を起こしている方が行うとかえってこれらの症状を悪化させますので、この場合は冷やす方が得策です。

ただし目に起きている症状や状態、持病などによっても「温める」「冷やす」のどちらが良いのかも変わってきますので、眼科医に相談してみるとよいでしょう☆

目に優しい色

目に良い色、といえば最初に思い浮かぶのが「緑」という方は多いのではないでしょうか?
目が疲れた時に緑のものを見るのが良いと言われています。
目の疲れはパソコンの画面など、近くのものを見続けることで目の筋肉が凝り固まることによっておきてしまいます。
そこで遠くの景色、緑の木などを見ることで遠くにピントを合わせることができて、固まった筋肉をほぐすことで疲れが軽減されるということです。
そのため、近くにある緑のものを見ても意味がないと思われるかもしれませんが、全く意味がないわけでもないそうです。
緑という色は人間の目にとって一番負担をかけない色とされています。目が疲れたときに、一番負担のかからない色のものを見て目を休めれば、少し疲れが軽減されるかもしれません。
パ ソコンの画面はほとんどが白地に黒の文字で構成されていますが、これはかなり目に負担のかかる色合いです。通常の紙に印刷されたものと違い、パソコンの画 面は白が多いとそれだけ光が強いということになります。パソコンの画面では黒地に緑の文字が一番目の負担が少ない色合いとされています。
しかし、なかなかこの色合いで作業される方は少ないと思いますので、デスクワークなどで目の疲れを感じることが多い方は、デスクの隅に緑のものを置いておいてみてはいかがでしょうか?

ものもらい。1ヶ月経過しても治らない?!

「ものもらい」とひとくくりで呼ばれてはいますが、実は腫れた部分の膿を出してしまえば症状が比較的すぐに解消するタイプと、しこりができて長期に残るタイプがあります。

前者の場合は赤く炎症が起きて痛みをともないます。自覚症状があるので、すぐに眼科を受診される方が多いです。処置も膿を出すと数日で腫れが消え、1~2週間で完治します。しかし、後者の場合は痛いという自覚症状がありません。初期は小さなしこりのようなものができているだけという状態なので、眼科を受診せずに放っておかれる方のほうが多いのではないでしょうか。しかし、放置したまま完治するということは稀です。

場合によってはそのまま何年間も消失しないということもあります。しこりは少しずつ大きくなっていきますので、そのとき初めて「あれ?目が腫れた?!」と気が付くということも・・。しこりがあって、異物感などが強いときは切開して取り除くということになります。

少しでも目の異変に気づいたら、早めに眼科を受診するにこしたことはありませんね!

花粉症対策でもプラセンタ。

美容効果としては認知度が高いプラセンタですが、 花粉症の予防にも一役かってくれるのはご存知でしょうか。

プラセンタは古来からその安全性に定評があり、 美容目的では、クレオパトラやマリーアントワネットらも 重宝していたと言われています。

プラセンタには、
☆免疫反応を正常にする
☆炎症を抑える
☆体質改善効果

といった特筆すべき効果があります。

さらに一般的に”薬”というものには副作用がつきまといますが、 重篤な副作用がいまだに認められないのがプラセンタの凄いところ なのです。薬は一時的に起こってしまった炎症を抑えるの働きをしますが、 プラセンタは、花粉によって起こるアレルギー反応そのものが起こらないように 体質改善していくのです。

メルスモンラエンネック

 

 

 

効果が出るには時間がかかりますが、そのぶん大きなリバウンドもありません。
毎年、花粉に悩まされている!という方はプラセンタを試してみてはいかかがでしょうか。
当院では「プラセンタ注射」と「飲むプラセンタ(カプセル)」を用意しています。

目はアレルギーの影響を受けやすい。

花粉症そろそろ花粉対策を考え始める方も多いのではないでしょうか。目にアレルギー反応が起こると、充血したり、かゆみ、涙などが出るという症状が一般的です。

目にアレルギーが起こりやすいと言われる原因は、常に物を見るために外界にさらされていてアレルギーの原因となる物質が入りやすい状況に置かれています。また、まぶたの裏側は目と外部の器官を隔てているバリアのような膜になっています。そのため、アレルゲン物質が溜まりやすいところになってしまっています。

また、目に入ってしまった花粉などのアレルゲンは「人工涙液(じんこうるいえき)」という”防腐剤”が入っていないタイプの目薬で洗い流すように点眼して、目の外に出すようにします。洗面器やカップの中に液体を入れて、まばたきをさせるというタイプのものもありますが、カップの中にアレルゲンが溜まることになり、その中でまばたきをするのでは、アレルゲンを排出するという効果では、あまり意味がありません。まぶたに着いたアレルゲンを落とすには、洗顔をします。

今では花粉カット効果などのあるメガネも市販されていますので、有効に活用しましょう!

目の紫外線対策

黄色人種は虹彩が黒いため眩しさには比較的強い人種ですが、最近ではオゾン層の破壊により、目に有害な紫外線が降り注ぐようになっています。

紫外線のピークは春から夏頃ですが、冬でも全くないわけではありません。雪の照り返しなどは非常に強い紫外線になるので、注意が必要です。
紫外線は角膜や水晶体に影響し、白内障や黄斑変性症のリスクを高め、角膜炎などの眼障害も引き起こします。
もともと目には紫外線をカットする機能があります。明るいところでは虹彩が閉じて光を遮り、暗いところでは虹彩が開いて光をたくさん取り込むように働きます。
しかし最近では紫外線の濃度が高くなってきているため、紫外線の強い午前10時から午後2時頃の外出時には紫外線をカットするサングラスをかけるのがオススメです。
サングラスをする場合、気をつけたいのが色の濃いものです。色の濃いサングラスをかけて外出すると視界が暗くなるため、先ほど書いたように虹彩が開いて、より光を取り込んでしまうのです。そのため有害な紫外線も取り込んでしまうことになります。
サングラスを選ぶときは色の薄いものを選ぶといいでしょう。
曇りの日でも雨の日でも紫外線はあります。曇りの日にサングラスをするのはなかなか抵抗がある人は、UVカットの付いたメガネをするのもオススメです。簡単に出来る方法で紫外線から大切な目を守りましょう。
sunglasses

乱視が強くてもメガネは用意しましょう。

ソフトコンタクトレンズでは視力矯正が不十分で、ハードコンタクトレンズを使用中という場合。メガネでの矯正視力は出にくいというのは本当です。

ハードコンタクトレンズをつけることによって矯正されている「強度の角膜乱視」なるものが、ソフトコンタクトレンズはもちろんメガネでも矯正することは難しく、乱視の度合いが強いと生活視力(両目で0.7程度)すら出ない!ということもしばしばあります。

ハードコンタクトレンズユーザーでも、目の不調があってレンズを装着できないときがあります。メガネを用意することは必ず行っていただきたいのですが、視力矯正力については、この場合は正直期待ができません。

単純にメガネの乱視の度数を強くすれば良いではないかとも思われますが、乱視用のメガネは乱視度度数が強くなるほど非常に物が歪むような不快感が発生する確率が高くなります。ただし、裸眼のまま生活することは困難でしょうから少しでも視界が確保できるのであれば、ご自身が耐えうる(メガネを装着していられる)度数で必ず作成しましょう。

若年性白内障

白内障というと高齢者の病気というイメージが一般的だと思われます。実際、白内障を発症している人のほとんどが老人性白内障です。加齢によって引き起こされる白内障は、40代の人に少しずつ見られ始めて、90代になるとほとんどの人が発症しているというデータがあります。

しかし最近では20代〜30代の人にも発症が確認され、稀に10代の人にも現れているようです。
このような白内障を若年性白内障、または併発性白内障といいます。
若年性白内障は進行が早く、症状を自覚してから急激に水晶体が濁っていきます。若年性白内障の治療も老人性白内障と同様に点眼治療と手術の外科的治療方法があります。
若年性白内障は目のケガやアトピー性の皮膚炎、網膜剥離やぶどう膜炎などの眼疾患などにより併発する恐れがあります。
他にも遺伝や紫外線、ステロイド剤の副作用などもあげられます。
また、若年性白内障増加の背景には、運動不足や喫煙、生活習慣などが関係しているのではないかとも考えられています。
近年では肉類やコレステロールの高い食生活が基本となり、野菜の摂取量が少なくなっています。このため、野菜に含まれるルテインという栄養素が足りなくなっているのです。ルテインは白内障や視力の低下を防いでくれる栄養素です。
喫煙や飲酒、ストレスや運動不足などはルテインの吸収を妨げると言われています。
できるだけ野菜を多く摂取し、適度な運動をして健康的な生活を心がけましょう。

糖分の取りすぎは、目にも影響アリ!

クリスマスケーキ明日はクリスマスです。クリスマスケーキの準備はOKでしょうか?!適量を食べる分には全く問題はありませんが、ついつい食べすぎ!!なんて事のないよう、ご注意ください。

ケーキを食べて”体重”のことは気になっても、”目”のことまではなかなか気が回らないと思いますので、「何故ケーキの食べすぎと目が関係あるのでしょうか?」というテーマにしてみます。

ケーキに含まれるような糖分(砂糖)を多量に摂取しすぎてしまうと、目の健康バランスが崩れるといわれています。これは糖分が体内で代謝されるときに、ビタミンB1を消耗させることによって起こります。このビタミンB1こそ、 皮膚や粘膜を正常に保ち、目の疲れを軽減させる働きをしている目の立役者なのです。また、視神経の働きも強化させるといいます。

糖分を取りすぎることによって、糖質代謝にビタミンB1が使われてしまい、目の健康を維持するための栄養素が不足してしまうのです。(他にも、ビタミンB1が不足すると体調不良やイライラ、胃腸の働きの低下などが起こります)美味しそうなケーキも、腹八分目で我慢~☆がちょうど良いでしょうか。

また、糖分を摂取するなら、ビタミンB1を多く含む食品も一緒にとることを考えてみるとよいでしょう。ビタミンB1は「豚肉」「レバー」「玄米」「にんにく」などに多く含まれます。積極的に摂取して、バランスを保つように調整してみるのも方法のひとつです。

糖尿病から目を守る。

糖尿病の3大合併症の一つ、目には「糖尿病性網膜症」という病気があります。しかし、糖尿病性網膜症そのものを治す特効薬はありません。一度糖尿病にかかったら完治はしません。血糖値をコントロールすることによって、病気とうまくつきあっていくほかなりません。

ところで、まず糖尿病にならないようにするにはどうすればよいでしょうか?!一番の予防は「規則正しい食生活を送る」ということです。

(1)3度の食事をよく噛んで食べる
ゆっくりよく噛んで食べることにより、大量に食べることを防ぎ、すい臓にかかる負担を軽減させる。

(2)野菜から食べて、主食(ご飯やパンなど)を食べる
食物繊維を含む野菜を先に食べることによって、血糖値の上昇をゆるやかにします。

(3)適度な運動をする
食べるだけ食べて、エネルギーを消費しない。というのは、糖尿病に限らず慢性疾患におちいりやすい原因のひとつです。

すぐにでもできることは、たくさんあります。
まずは、規則正しい食生活を送ることを心掛けてみてください。