眼科から、脳神経外科を勧めらるのは何故?

乱視かな?・・・(1)物が2重に見える

眼精疲労かな?・・・(2)目の奥が痛いし、まぶたが下がる

こういった症状があると「目」の異常と感じ、眼科を受診されると思います。
第一選択としては、目に関する異常なので、上記のような症状がでた場合はすぐに受診をしていただきたいのですが、場合によっては【脳神経外科】を受診しなければならないこともあります。

目は、脳の付属器官と考えられており、脳の一部です。目から得た情報が脳に送り届けられて初めて「見えた」と認識できるのです。
情報を取り入れる入り口にあたる「目」の異常は、脳の異常が反映されていることがあるのです。
たとえば(1)の物が2重に見える場合、この症状が『片眼で見たとき』なのか『両眼で見たとき』なのかを確認してください。
前者の場合は乱視の矯正を行うことによって改善される可能性は高いですが、後者の場合は脳に異常があるサインかもしれません。
両眼で物を見たときに2重に見える場合、脳梗塞・脳腫瘍などによって神経が圧迫されることにより起こる場合があります。さらに急激に2重に見えるようになった場合は要注意です。

 

また、(2)の眼精疲労かと思いきやのケースの場合、まぶたが下がるという症状が併発していたら危険信号です。早急に脳神経外科に行ってください!クモ膜下出血の危険があります。

 

この他にも様々な症状がありますが、眼科と脳神経外科とはきっても切れない関係があるのです。

運転免許更新の前に。

先日、車の運転免許の更新に行ってきました。
視力検査も問題なくパス♪
ですが、出来上がった免許証にはいつもながら誰にも見せたくないような写真が。。。

ところで、運転免許更新前に何か気をつけていらっしゃることってありますか?

そうです。
視力がしっかり矯正されているか、確認してください!

一般的な中型車の免許であれば
片目0.3ずつ以上、両目で0.7以上の視力が必要となります。

単純に近視の度が進んだりした方は、メガネやコンタクトレンズの調整をしましょう。
また、よく寝て体調を整えておくと視力も出やすいはずです。

また、病的な異常で視力が出ない場合、早めの対処が必要となります。
たとえば白内障が進んでいる場合、どんなに眼前のメガネの度を調整しても視力が出ない、
眼底に異常があり、視力が出ないなど手術等で直る場合は早めに治療していきましょう。

視力の過矯正って何?

メガネやコンタクトレンズなどで視力を必要以上に矯正しすぎてしまっていることを

『過矯正(かきょうせい)』

と呼んでいます。

たとえば、もともと近視をもっている方は、遠くが見えにくい状態です。
なので、遠くを見やすくしようとメガネやコンタクトレンズを使用するわけですが、これらの矯正度数が強すぎると、かえって見えにくくなったり、疲れやすくなったり、頭痛がしたりと様々な症状が表れます。

よく患者さんからは、「度を強くしすぎると、良くないですよね?」と質問を受けますが、このときに使われる「良くない」というのは、こういった過矯正の症状が出ることを心配してお聞きになっているのだと思います。

かといって、物が見えない状態を放置することも厳禁です。過矯正にならない程度に、適度な度数で視力を矯正し、快適に物が見える度数というのを探してみましょう。

 

ちなみに、メガネやコンタクトレンズの過矯正の場合は作り直せばよいのですが、近年はレーシック手術による過矯正が問題視されています。
ひどい場合は、術後、日常生活がまともに送れないほどにもなっているようです。このようになってしまった場合、簡単に元に戻すということができませんので、手術を受ける際には十分リスクを承知して受けてください。

緑内障と白内障は全く違う病気です。

緑内障(りょくないしょう)と白内障(白内障)。文字こそは似ていますが、まったく別の目の病気です。

初診でいらした患者さんに、以前かかられた病院で緑内障と診断されたと申し出があるのと、白内障と診断されたという場合ですと対処の仕方がやはり異なります。緑内障のほうが、非常に診察時に気をつけることが多いのです。

緑内障は、いちど視神経に傷がつくと二度と視力が戻らない病気なので早期治療が大変重要となります。もちろん放置も厳禁です。点眼も一生しなくてはなりません。継続的に治療を続けることが必須となります。

対して、白内障も水晶体が白く濁り視力などを阻害しますが、白内障の手術をすれば高い確率で視力が回復します。白内障は薬で治療(完治)はできません。進行を遅らせるという一時的措置になります。早く手術をしてしまうために、薬を使わないというのも選択肢の一つとして挙げることもできます。

緑内障なのか、白内障なのかで検査内容や処方薬の種類が変わるケースもありますので、どちらの病気にかかったのかは是非とも覚えておくようにしましょう。

紫外線対策になる食べ物って?

まだ4月ですが急に暑くなりました。船橋駅までの道を歩く女性には、すでに日傘をさしている方もいらっしゃいました。
紫外線の対策は、美容のためだけでなく目の健康にとっても大切なことです。

日傘やサングラス、日焼け止めなどのグッズはもちろん
体の中からも対紫外線に効果のある食品があります。

以前もお話しましたが、それは「トマト」なのです。

トマトに含まれる『リコピン』という成分が、紫外線対策に一役かってくれるのです。
リコピンはカロテノイド色素で、紫外線照射によるダメージから組織を守る力があります。
また、ビタミンEとともに摂取すると相乗効果が期待できるといわれています。

紫外線の強くなる季節は、積極的に食べるのがお勧めです。

 

ちなみに、シミを気にされている方はなるべく『砂糖』を控えるようにしましょう。砂糖は『活性酸素』を発生させてしまうので、メラニンより強力な

リポフスチン

を生み出し、シミをつくります。
暑くなるとアイスやジュースなど、つい摂取してしまいがちです。
食べるな!とまでは言いませんが、要注意であることをお忘れなく・・・。

アトピーと目の病気。

アトピーの症状というと、

まずは『かゆい』という症状がもっとも多いものですが
目にもアトピーが原因で起こる合併症があります。

若いのに白内障も
白内障というと、年配の方が患っている病気と思われがちですが、若くしてアトピーが原因でも起こります。アトピーの方の治療にはステロイド薬を使う傾向があり、それに起因する場合もあります。

まぶたの周辺が黒ずむ眼瞼炎(がんけんえん)
アトピーになると、目のフチやまぶたの辺りが炎症を起こしてかゆみがでます。
皮膚も固くなり色素沈着をおこして黒ずんでしまいます。
単なる眼の充血だけでは済みません。

円錐角膜(えんすいかくまく)
黒目が突出してきてしまう病気で、原因そのものの解明には至っていないものですが、
アトピーが原因で起こるという説があります。

網膜剥離(もうまくはくり)
アトピー性の網膜剥離は、周辺部の網膜だけが長い間剥離していて
「見えにくい」といった自覚症状としてでるのが遅く、早期発見ができないケースが多くあります。
また、かゆみで眼を強くこすったりすることが、長年、日常的に行われることも網膜はく離の原因のひとつではないかと言われています。

 

以上は目に起こりうる合併症ですので、アトピーすべての方に出る症状ではありません。
出ないように、注意していく必要があるということです。

余った目薬は捨てましょう。

急性的な結膜炎などにかかると、眼科で目薬が処方されるのが一般的です。

診察の際に、目薬をつけて数日から1週間程度でよくなりますよ!と言われ、指示通りに目薬をさすとすぐによくなってくると思います。

処方される目薬は、使い切ってくださいと大抵の場合は指示があるとは思いますが、薬の処方が変更になったり、多めにもらったけど余った・・というケースがあったとき、目薬はどうしていますか?

開封済みの目薬については、開封時から1ヶ月を目安に捨ててください。

勿体ない!!と、思うかも知れません、安全性を第一に考えると、開封後きわめて期間の経過した目薬を使うのは大変危険ですから、注意しましょう。

実際の捨て方ですが、余った目薬のボトルごと捨てては駄目です。また、液を水道とかに流すのも汚染問題です・・。

「ボトル」から「液」を出して捨てますが、液はちり紙などに吸わせて出します。ごみの分別は【可燃ごみ】になりますので、あとはそのちり紙と容器は丸めて捨てるだけです。

眼軟膏の場合も、ちり紙などに軟膏を絞り出して可燃ごみへ捨てます。

(容器は、もし金属やプラスチックなどになってるものでしたら、そのように分別してください)

 

ちなみに未開封の容器であれば、有効期限がボトルに記載してありますので、その期限までは使用できます。
いつも新しい目薬を使うように心がけましょう!

メガネよりも、コンタクトレンズが良いケース。

眼科でコンタクトレンズを作るとき、よく言われるのが

「装着時間は短めに!!」

「手入れはしっかり!!」

「必要最低限で使用して!!」

・・・など、規制が多い印象があると思います。
そして、必ず「メガネ」を多用するように通常ですと言われます。

もちろん、眼科側からすると、大切な目に傷がついたり負担をかからなくさせるようにという考えのもと、お話をしているのですが、
メガネよりコンタクトレンズのほうがベターという患者さんもいらっしゃいます。
(もちろん、上記は守って使用してほしいのですが。)

 

たとえば
「強度の乱視あり!!」

「左右の視力が極端に違う!!」

「角膜が飛び出てきた!!」

などなど・・、コンタクトレンズで矯正するほうがメガネより視力がでやすく
かつ、患者さんにとって ” 楽 ” という状態を作れる場合があります。

強度の乱視の場合、メガネで矯正しようとすると物が歪んで見えてしまい
吐き気がしてくる、しんどい、、、、など耐えられない症状がでやすくなります。

 

また、左右の視力が極端に違うと、メガネを掛けて両目で物を見るのがツライという
患者さんの訴えが起こりやすいのです。
片目ずつ隠しながら見れば(←そんなメガネ、生活上不便ですね・・)快適なのですが、
どうしても両目で見たときに、視野は正面方向だけではありませんから、
違和感が生じる方が多いです。
慣れる方もいれば、やはり無理という方もいますので、しっかり掛け試しをするほうが良いでしょう。

角膜は飛び出る!というのは、原因不明で起こる病気で、これも視力に大きな影響を及ぼし、
突出を抑えていく上でも、ハードタイプのものが推奨されます。

いつも眼科医から邪険?!にされがちなコンタクトレンズですが、用法を正しく使えば快適に物を見ることができますし、メガネより長けた部分も沢山あるのです。

花粉症予防にヨーグルト

最近、花粉症予防にヨーグルトが効果的と話題になっていますね。
毎年花粉症がひどい人にとっては嬉しい話です。
ヨーグルトは花粉症だけでなく、美肌効果や、便秘、アトピー、ピロリ菌、
インフルエンザ予防などにも効果的と言われる、なんとも頼もしい食べ物です。
ヨーグルトと言えば乳酸菌ですね!!
この乳酸菌が腸の働きをよくし、免疫力を高めることによってさまざまな効果が
得られるそうです。
乳酸菌は人によって合う合わないがあるそうなので、色々試して
自分にあった乳酸菌をさがしましょう^^

今、注目されている乳酸菌を少しご紹介します。
選ぶときの参考にしてみてください。

『フェカリス菌』
花粉症予防(数ある乳酸菌の中でも特に有効性があると言われています。)
全身の免疫力を高める。

『LG21乳酸菌』
花粉症の症状暖和
ピロリ菌の減少

『KW乳酸菌』
花粉症の症状暖和
アトピーの症状暖和

『ビフィズス菌BB536』
花粉症の症状暖和
大腸がん予防

種類だけでなく食べ方も大切です。
体質改善には時間がかかるので、すぐに効果がでなくても毎日食べ続けることが大切
個人差はありますが、花粉症の症状軽減には1ヶ月から半年ほどで効果がでるそうです。
また、砂糖をかけると免疫力低下を防ぐためのビタミンBなど減少してしまうそうです。
食べる時は、はちみつなどを利用するとよいそうです。
食後すぐに食べると、食前や食間に食べるより、乳酸菌が生きて腸にとどきやすくなるそうです。
ぜひ試してみて下さい。

老化は身体のどこから始まりますか?!

人間、誰でも老いがきます。ところで人間の身体で、一番早く老化現象が起こるのはどの部分だと思いますか?

個人差などもあると思いますが、一般的には【目】が最初に老いるのだそうです。

しかも、人間の目の老化は10代から始まるとも言われています。

 

目の老化現象というと、『老眼』や『白内障』が広く知られていると思います。

目には”水晶体”がありますが、加齢とともに弾力が無くなり、白く曇り、これを支える筋肉も衰えます。これらが老眼や白内障の原因なのです。

例えば、老眼はピントを合わせる力が衰えることで近くの物が見えにくくなります。この調節力が衰えはじめるのが何と10代なのです・・。

衰えるといってもその大小がありますので、人間が日常生活をしている上で、必要視力が確保できずに自覚症状として「手元が見えにくい」と当人が気がつくのは、40代半ば頃が多いようです。なので、老化現象が始まってはいるものの、10代・20代の頃では気がつきもしないということになります。

老眼が始まっているか否かを調べるには、眼科で検査を受けていただければすぐにわかるのですが、自宅で簡単にできるチェック方法もあります。

遠くが良く見える状態(メガネやコンタクトレンズをしても構いませんので、1.0くらいの視力がでる状態)で、目から30センチのところに新聞や小説などを置いて、その文字をご覧下さい。

もし、見えればまだ老眼の自覚症状なし。

見えにくく感じるのであれば、老眼スタートの可能性は大です。

 

老眼は我慢して放置しても、良いことはありません。
すぐに眼科医に相談してくださいね!

 

ちなみに、目の周りのシワもお顔の中では一番出やすいところで、目尻の辺りにシワが出来ると地味にショックを受ける女子は多いですよね;