眼科で使用される目のお薬。

眼科でだれさる目のお薬といえば・・・目薬!!ですよね
でも、それだけではありません。
塗り薬や飲み薬も処方されることがあります。
それぞれ特徴が異なり、効果も違ってきます。
なぜ、このお薬が処方されたのか??
正しく理解して、正しく使いましょう~~

眼科で使用される主な目のおくすり

●点眼薬
目薬のことです。
誰もが一度は使用したことがあるのではないでしょうか?
白目や黒目、眼球表面、また、瞼の裏側などの
眼球前方の治療に使われます。

●眼軟膏
目に入っても大丈夫な塗り薬です。
目の周り、まぶたに塗って使用したり、
目の中に入れ、目の表面の病気にも使用します。
点眼薬よりも薬の成分が目の表面に長くとどまり、
効果が高くなります。
しかし、使用後に視界がくもって見えにくくなります。

●内服薬
飲み薬のことです。
目のお薬で飲み薬・・??
と思うかもしれませんが、点眼薬や軟膏では届かない、
目の奥、網膜や脈絡膜、視神経の病気の治療に使うお薬です。
点眼薬・眼軟膏の効果を補う際にも使われます。
胃や腸で吸収されたあと、血液の流れにのって、
病変部位に到達し作用します。

●注射薬や点滴薬
さくら眼科ではほとんど使用されませんが、
病気の急性期には、注射薬や点滴薬を使うこともあります。
病院で、医師や看護師が行ないます。

糖尿病の症状をチェックしてみましょう。

糖尿病にかかると、全身のコントロールが必要になります。
そして食事制限はもちろん、様々な合併症を生じる危険があると
以前よりお話させていただいています。
眼も失明する危険のある「糖尿病性網膜症」という合併症に十分注意して
いく必要があります。
(★過去の記事はコチラです

糖尿病かも・・と疑う症状として

  1. のどが渇いて水をよく飲む
  2. トイレに行く回数が多い
  3. 体が疲れやすい
  4. 立ちくらみや、体の痺れがある
  5. 食べても太らない

こういった症状が出ている場合は、一度検査を受けるほうが良さそうです。
糖尿病かどうかは、採血や尿検査の結果などで判断されます。

健康診断とかの採血検査の結果でも、ご覧になったことはあると思いますが、
★血糖値(空腹・随時・2時間値など)
★HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

この検査値の結果を見てみましょう。
特に、空腹時血糖値126以上で、さらにHbA1cの値も6.1以上である
糖尿病と診断されます。

 

糖尿病は4つの種類に分類され、
●1型糖尿病
●2型糖尿病
●遺伝等による糖尿病
●妊娠糖尿病

そのうち、約9割が「2型糖尿病」と診断されています。
これは、「肥満」に起因するといっても過言はないでしょう。
運動不足や食生活による内臓脂肪の増加が原因で起こっているようです。

常に、「消費カロリー>摂取カロリー」の状態を保てば、
この2型糖尿病の回避率は上がっていくことでしょう。

 

遺伝的に防げないものなどあったとしても、
自己防衛できるものに対しては気を引き締めて
糖尿病にならないよう、十分に生活習慣に気をつけたいものです。

ゴールデンウィークの臨時休診のお知らせ

 もうすぐ5月!!
ゴールデンウィークがやってきますね。
今年は最大8連休ぐらいでしょうか?
皆様のお休みは何日ぐらいあるのでしょうか??

さて、さくら眼科も5月のゴールデンウィーク中に臨時休診がございます。
ご確認の上ご来院をお願い致します。

5月ゴールデンウィーク中のお休み

                    5月3日(金)
        5月4日(土)
        5月5日(日)

※4月中は通常通り診療を行ないます。
※平日は夜7時まで、土・日・4月29日・5月6日の祝日は夜5時までの診療になります。

お薬やコンタクトレンズをご希望の方はお早めにご来院ください。

ゴールデンウィーク中、旅行などに出かける方も多いと思います。
旅先で、よくある目のトラブルについて・・・
海外へ行かれる方、目を水道水で洗ってしまってゴロゴロしたり充血したり・・・
日本の水道水でも、目を洗うのは適していないと言われています。
目薬をさすなどして、水道水の使用は控えましょう。
また、国によって水質も違うため、ハードレンズも水道水で濯ぐのは避けたほうが良いです。

コンタクトレンズをなくしてしまった・・・この問い合わせが最も多いです。
コンタクトレンズは医師の眼科健診をうけ、処方箋がでて初めて購入することができます。
ゴールデンウィーク中はお休みの病院も少なくありません。
救急の病院では、コンタクトレンズの処方箋を出してくれない病院も多くあります。
必ず予備のコンタクトレンズや眼鏡を持参するようにしましょう。

何かあったら早めに眼科を受診することが大切です。
眼科だけでなく、まんがいちに備え旅先での病院などのチェックもしましょう。

目の紫外線対策

そろそろ紫外線の強くなる季節がやってきました
目の紫外線対策は大丈夫でしょうか?
紫外線は白内障の原因になるお話や、
目から吸収された紫外線で、肌にしみができるお話など
たくさんしてきました。
また、UVカットつきのコンタクトレンズの紹介もしてきましたが、
一番手軽にできるのは、やっぱりサングラスではないでしょうか?
しかもUVカット効果がコンタクトレンズよりもずっと高いのです。
しかし、選び方を間違えてしまうとせっかくの効果が半減してしまいます。
今日は、紫外線対策用!!正しいサングラスの選び方をご紹介します。

まず最初に、UVカット加工がされていることをチェックしましょう!!
そんなの当たり前、と思いがちですが、
ファッション性の高いサングラス
UVカット加工がされていない物も多いのです。
UVカット加工がされていなければただのファッショングラスになってしまいます。
ここは、必ずチェックしましょう。
次に色です。
洋服など、白い色よりも黒い色のほうが
紫外線をカットしてくれる、とか良く聞きませんか?
サングラスもなんとなく、濃い色のほうが多く紫外線をカットしてくれそうな
イメージですが、薄い色を選びましょう。
目は明るい所では瞳孔が小さくなり、
逆に暗いところでは光を集めようと、瞳孔をひろげます。
濃い色のサングラスをすると、視界が暗くなり瞳孔が広がってしまうため
いつもより多く紫外線を吸収してしまうのです。
シーンに合わせた薄い色のサングラスにしましょう。
スキー場などの紫外線が強い場所では、ゴーグルタイプを!!
紫外線は反射して、下からも横からもやってきます。
特に雪山は、紫外線の反射率が高いので
ゴーグルタイプなどのサングラスで顔とサングラスの隙間を無くしましょう。

VDT症候群

目が重い、疲れるだけでなく「頭痛がする」「元気が出ない」「イライラする」「胃が痛い」「手足がしびれる」

風邪でもないのに、そんな症状が出てしまっている方はいませんか?

もしかしたらVDT症候群かもしれません。

VDT症候群は目の病気といわれていますが、症状は目だけにとどまらず、上述のように全身に出ます。VDT症候群とは、毎日長時間パソコンなどのディスプレイを
見続けるといった作業することにより目や体全体、さらには心に異常をきたす病気で、 テクノストレス眼症とも言われています。

はじめは、疲れているのかなという程度です。しかし、モニター画面などを見続けることにより目の毛様体筋の緊張が続き、目が疲れがひどくなっていきます。また、画面を見ている間は、瞬きをする回数が通常の1/4に減ると言われています。目の表面が乾き、ドライアイ症状を引き起こし目の痛みや視力障害につながることになります。

また、一点を同じ姿勢で見続けることにより血流障害を起こします。血流障害のため、手足がしびれたり体がだるくなったりといった全身に異常をきたす原因をつくります。気分が不快に感じたり感情のコントロールがしにくくなります。

では、このようなVDT症候群にならないようにするにはどうすればよいのでしょうか?

できることは、ともかくこのパソコンなどの作業から解放されることです。そこで簡単に「休憩を入れましょう!」「パソコンなどの画面を見るのをやめましょう」といえども、仕事をなさっている方にそんなことを言っても「無理がある!!」と非難をあびることでしょう。

しかし、「時間を減らす」ならいかがでしょうか。VDT症候群と診断されたら、まず行う治療は目の疲れをとることに限ります。限られた時間ではありますが、休憩時間中や帰宅してからなど リラックスタイムを作り、目を休ませてあげることが必要です。

また、体や心にまで症状が出ている方は治療が長期的になる傾向があります。ご自身では、この程度なと思う作業なども目にとっては負荷が掛かりすぎているという場合もありますから自己判断にたよらず、治療していきましょう。

花粉症に良い食生活

関東は桜満開、お花見シーズン到来ですね。
まだ見てないんですが、船橋でも咲いているのでしょうか?
皆様お花見は行かれましたか?
私は花粉症がヒドイので、室内からコッソリ見る派です。
そんな花粉症もそろそろ折り返し地点、苦しいのもあと半分です。
しかし、油断は禁物!!!
折り返し地点ということは、今がピークなのです。
今年の花粉症は本当につらいですよね。
少しでも改善するために、食生活を見直してみてはいかがでしょうか??

花粉症の患者人数は戦後から急激に増加しています。
原因は特定されていませんが、
食生活の変化が1つの原因ではないかといわれています。

花粉症に良い食生活

●炭水化物はできるだけご飯にする。

●油分が多い食事は控える。

●おもちやおせんべいなどの米菓、甘いものは周1回まで。

●たんぱく質を食べていない、または食べ過ぎている。(1日50グラムまで)

●卵類は3日に1個。

●食事は好きなものに偏らず、バランスよく。

●毎日野菜を食べる(温野菜と生野菜をバランスよく)

●できるだけ洋食は控える。

昔ながらの和食が理想的ということです。
昨日も今日もパスタと、チョコレートとおせんべいを
食べてしまった私にはちょっと難しいお話ですが・・・
出来るところから頑張っていきたいですね。

また、花粉症にはポリフェノールが効果があるといわれています。

花粉症スケジュール

だいぶ暖かくなってきましたね。
連日、風が強い日が多く、花粉症の患者さんが今年は大変多いです。

皆さんもご存知の通り
世間一般的に、花粉症のシーズンは2月~4月頃
この時期に飛んでいるのはスギ花粉です。
花粉症で最も多いのはスギ花粉ですが、
花粉症の原因はスギ花粉だけではありません。
日本では、ほぼ1年中なんらかの花粉が飛んでいます。
自分がもっているアレルギーの花粉が飛んでいる時期に
鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどの症状がでます。

1年の花粉スケジュール

スギ       2月中旬~4月下旬頃
ヒノキ      3月初旬~6月下旬頃
シラカバ    4月中旬~6月下旬頃
イネ科     5月中旬~10月中旬頃
ブタクサ属   7月下旬~10月下旬頃
ヨモギ属    8月中旬~10月中旬頃
カナムグラ   8月中旬~11月下旬頃
ハンノキ属   1月初旬~6月下旬頃

場所やその年によって飛散時期は違いますが、
代表的なものをあげてみました。
他にもたくさんの花粉が飛んでいます。

少し寒くなってきた秋頃の花粉症は風邪と間違えやすく、予防が遅れがちに・・・
どの花粉の花粉症であっても、お薬や予防は同じです。
自分の花粉症の時期を知って、早めの予防を心がけましょう~

 

 

眼科でも点鼻薬を処方できるの?

今日の花粉の猛威は凄まじかったようですね。患者さんがドアを開けて出入りするたびにA子もくしゃみが出てしまう感じでした(汗;)

花粉症が発症すると、目のかゆみや充血、涙が出たりとありますが鼻の症状も大変です。

よく最近、お問い合わせをいただきますが、 「目の診察を受けた時に花粉症の点鼻薬も処方してもらえますか?」ということです。

まず、出来るか出来ないか? 答えとして言えば 「出来る」 です。

耳鼻科的な処置を行なうことは当院ではありませんが、使っている点鼻薬を目薬と一緒に処方することは可能です。点鼻用のいつもの薬を出すという事であれば診察の際に先生にお申し出ください。

しかし、花粉症といえど侮れません。痒いので、過剰なアレルギーやこすってしまったりして腫れあがるほど真っ赤な目でいらっしゃる患者さんもいらっしゃいます。 少しでも薬で落ち着いてくれるとよいのですが。また、午前中の診療よりも午後の診療のほうが 比較的空いていますので、待ち時間が気になる方は参考になさってください。

花粉症なのか、風邪なのか?

昨日、関東地方でも「春一番」が吹いたと報道されていました。春、こういった強い風が吹くと、次の日は花粉症の患者さんで院内はいっぱいです。(比較的、午後の診療の方が空いていますので、お時間 ずらせる方はご参考までに・・)

花粉症だと、
+目が充血する
+目がかゆい
+涙がでる
+目がゴロゴロする

といったような症状に悩まされますが、 実は風邪でもこういった症状がでます。では、花粉症なのか風邪なのかを見分けるには どのあたりに注目すればよいでしょうか?

風邪の場合、上記の症状にプラスして 「高熱」「喉の痛み」が出る事が多いです。正確な診断は、医師に診てもらわないとわかりませんが、 花粉症と暢気にしていたら、
風邪やインフルエンザだったなんてことになるかもしれません。

また、花粉症は目だけでなく体全体に症状をもたらします。

*鼻がつまる、もしくは鼻水が止まらない
*くしゃみの連発
*思考回路が鈍くなる
* 頭痛など・・・。

発症前に何とか撃退できれば良いのですが、なかなか思い通りにはなりませんね。ちなみに、某眼鏡チェーン店さんで花粉カットの眼鏡のCMやっていますがこれは大変花粉をカットする上で良い製品と見受けます。目に入ってしまう花粉の90%以上カットできるようです。通常の眼鏡と違うのは、やはり上下左右から花粉が入り込まないようにガードがついていること。花粉から目を守れるなら、出来る限りのことは
やっておきたいところです。

コンタクトレンズ眼障害

『コンタクトレンズによる目のトラブルが増えている』
と言う話を最近よく耳にします。
実際にどんなトラブルが起こるのでしょうか??

コンタクトレンズは眼鏡とは違い、
角膜(黒目に相当する部分)に接触しています。
そのため、視野が広い、顔の印象が変わらない、スポーツなどに適している。
など、多くのメリットがありますが、
反対にそれがデメリットにもつながり、
眼鏡では起こり得ない眼障害が起こることがあります。
また、コンタクトレンズの不適切使用による視覚障害も増えています。

主なコンタクトレンズによる眼障害

【角膜上皮障害】
コンタクトレンズによる病気で最も多い病気です。
主な原因は、ドライアイ、レンズの下などに入り込んだゴミ、
レンズの汚れなどによるこすれです。
角膜や結膜に小さな傷がつきます。
痛くても通常は数日で治ります。
しかし、ソフトレンズの場合気づくのが遅れ、細菌などに感染してしまうことがあります。
また、障害が上皮の内側まで及び感染を起こした場合、
治療が遅れると炎症が眼球内に及び、失明に至ることがあります。

【角膜血管新生】
本来、無血管で無色透明な角膜に、血管が伸びてくることです。
重度の酸素不足のサインです。

【角膜内皮障害】
酸素不足のため、角膜の一番内側の細胞の数が減ることがあります。
内皮細胞は再生しません。
自覚症状が重症になるまであらわれず、
気づいた時には角膜移植しか治療法がない、
ということになりかねません。

【巨大乳頭結膜炎】
レンズの汚れなどが原因のアレルギー性結膜炎です。

これらのコンタクトレンズによる病気にならないために・・・
①眼科で定期的に健診をうける
②装用時間を短くする
③きちんと洗浄、消毒をする
④使い捨てのコンタクトレンズは使用期限を守る

コンタクトレンズもきちんと使用すれば安全です。
正しく使用して健康な目でいましょう~。