外で遊ぶ子と遊ばない子、近視になる確率に大きな差がでます。

ここ10数年、テレビゲームの出現により
子供が外で遊んでいるのを見る機会が減ってきたように感じているA子です。

 

ではここで、子供の目が近視にならないようにするために
どちらが効果的か、という点を考えて
A:「外で遊びなさい」
B:「ゲームは30分まで!」
どちらの方を重要視して、注意したらよいと思いますか?

確かにどちらも大切な事なのですが、
正解は「A」です。

ゲームだけに限らず、部屋の中での活動時間を短縮させるよりも、
外で遊ばせる(活動する)時間を多くとらせるほうが、子供が近視になる確率が低い!
という報告が上げられているようです。

これも、とある某メーカー営業マンさんからの口コミになるのですが
ちょっと耳よりな情報でした。
海外の例ではありますが、
遺伝的要素・人種的要素も同程度の児童(日本で言えば小学1年生)を対象に
どのくらいの割合で近視の子供がいるかを調べた結果、

A地域で生活をする児童の近視率は3.3%
B地域で生活をする児童の近視率は29.1%

さらに読書などをする時間は、Aグループの児童の方が長かったとのこと。

あら?読書(マンガやゲームもこの主の作業ですよね)が多いのに、
近視になってないの?と思いました。

 

そして、何がここまで近視率の差を広げたのかと言うと、
A地域の子供たちは、
外で遊ぶ時間が長かった!!ということでした。

 

外で活動することが、目の調節緊張状態を緩和させ、
近視になるリスクを回避したのではないか。
と、結論付られたようです。
読書などをする時間が長くても、この結果がでるのであれば
いかに成長期の子供が外で遊ぶことが大切なのか
わかる気がします。

お子さんが近視になる確率を下げるには、
「外で遊ばせること」
これが一番効果をなすという結果でした。

実際問題としては、遺伝要素や様々な生活環境が関係してきますが
是非、ご参考になさってみてください。

先端恐怖症でもコンタクトレンズが使えるの?

ゴールデンウィーク、ゆっくりお休みをいただきました。
今回は人込み・渋滞のなかにはあえて飛び込まず、
自宅でほぼノンビリして、私の連休は終了です。

そんな休み中、A子は久々にとある友人に会いました。

私がこんな職業についているのを知っているので、その友人から質問された内容がコチラ。
↓   ↓   ↓

 「先端恐怖症でもコンタクトレンズが使えるの?」

返答としては、
「絶対に、何がなんでもコンタクトをしたいと思うなら、使える」
とさせてもらいました。

 

これ、○○恐怖症と名のつくもの、
本当に「どの程度、駄目なのか」個人差が大きすぎて、
単純に先端恐怖症と言われても、解答に困るところがあります。

ちょっと指が目に向けられるだけでも駄目なのか、
指が近づいてくると駄目なのか、
自分の指なら大丈夫なのか、

様々なのです。

ご自身が、「先端恐怖症で怖い」と感じるその「怖さ」より
「コンタクトを使いたい」という願望が勝れば
使えるのではないでしょうか?

とある眼科さんで取られたデータでは
先端恐怖症だと言ってコンタクトを着けるのも大変だった患者さんでも
95%が克服されて、コンタクトを使用できるようになったと
公表されていましたよ。

それに、先端恐怖症と言っていたけど、
やってみたら、恐れるに足らずだったり
という方も多いのではないでしょうか。

ただ、先端恐怖症だから
”コンタクトレンズは絶対に無理” と決め付けず、
使ってみようという気持ちがあれば
是非、チャレンジしてみてください。

どうしても駄目なら、メガネという道具があるのですから、
そちらを活用しましょう!

紫外線と可視光線。ちょっとマニアックな話

今、ドラマで福山雅治さんが演じる天才変人物理学者の湯川先生に
ちょっと心をもっていかれているA子です。

眼の病気の時にも、肌トラブルにも
「紫外線に注意してくださいね!!」ということを
連呼していますが、
まず、「紫外線」ってどんなものか覚えていらっしゃいますか?
遠い昔の、理科・物理の授業を 思い出してみてください。

三角プリズムを使って、虹を作ろう!!といった実験をしたことを思い出しませんか?!

太陽の光が三角プリズムで屈折し、波長の違いで7つの色に分解される。
あの実験です。

分解されると、赤・橙・黄色・黄緑・緑・青・紫の7色に見えます。
この「目で見て確認できる光」を【可視光線】、
そして紫より波長が短く、「人間の目で確認することのできない光」を【紫外線】と呼んでいます。
(紫外線よりも波長の短いX線やガンマ線も存在します。X線はレントゲンで活用されていますよ)

紫外線は、人間の目で確認することの出来ない波長の光です。
目で確認できれば、眩しい!とか感じることが出来ますが、
目には見えないので、そこに存在しているのに肉眼で確かめることができません。

この目に見えない光が人体に悪影響を及ぼすのですから、
まさに透明人間との戦いのようです。

 

ちなみに、紫外線は悪いことばっかり!!とイメージ化されていますが
少しだけ良い効果をもたらすこともあります。
例えば、人間の骨を形成するビタミンDの生成を促します。
他にも、お布団などを干して、日光消毒するとか言いますが、これは
紫外線の力でダニや雑菌を除去することを指しています。

しかし、人体にはデメリットの方が大きいとされますので
やはり最後は、「紫外線には注意しましょう」とまとめられることになります;

 

余談ですが、紫外線は人間の目には見えなくても、地球上の生物。
たとえば虫とかであれば、見えるらしいです。

ゴールデンウィークの臨時休診のお知らせ

 もうすぐ5月!!
ゴールデンウィークがやってきますね。
今年は最大8連休ぐらいでしょうか?
皆様のお休みは何日ぐらいあるのでしょうか??

さて、さくら眼科も5月のゴールデンウィーク中に臨時休診がございます。
ご確認の上ご来院をお願い致します。

5月ゴールデンウィーク中のお休み

                    5月3日(金)
        5月4日(土)
        5月5日(日)

※4月中は通常通り診療を行ないます。
※平日は夜7時まで、土・日・4月29日・5月6日の祝日は夜5時までの診療になります。

お薬やコンタクトレンズをご希望の方はお早めにご来院ください。

ゴールデンウィーク中、旅行などに出かける方も多いと思います。
旅先で、よくある目のトラブルについて・・・
海外へ行かれる方、目を水道水で洗ってしまってゴロゴロしたり充血したり・・・
日本の水道水でも、目を洗うのは適していないと言われています。
目薬をさすなどして、水道水の使用は控えましょう。
また、国によって水質も違うため、ハードレンズも水道水で濯ぐのは避けたほうが良いです。

コンタクトレンズをなくしてしまった・・・この問い合わせが最も多いです。
コンタクトレンズは医師の眼科健診をうけ、処方箋がでて初めて購入することができます。
ゴールデンウィーク中はお休みの病院も少なくありません。
救急の病院では、コンタクトレンズの処方箋を出してくれない病院も多くあります。
必ず予備のコンタクトレンズや眼鏡を持参するようにしましょう。

何かあったら早めに眼科を受診することが大切です。
眼科だけでなく、まんがいちに備え旅先での病院などのチェックもしましょう。

2013年4月、風疹が流行しているのはご存知ですか?

少し 気になるニュースがありました。

先日、東京都内における風疹の患者さんの数が発表されていましたが、その数がこれまでの最高値を更新したとのこと。特に船橋でという報道はまだ耳にしませんが、船橋にお住まいの方は都内へ通勤されているという方も多いと思います。そうなると、知らないうちに都内へ勤務していたご主人が風疹にかかり、その家族にも感染してしまうというリスクがでてきます。

風疹にかかると、小さくて赤いような出来物がでます。”はしか”と初期の症状はよく似ていて間違われるケースもあるくらいですが、風疹は熱を出すという特徴があります。

風疹にかからないようにするには、まずは予防接種を積極的に受けていただくということです。それでも万が一、風疹になってしまった場合、風疹のウィルスは比較的弱いものなので放置しておいても自然治癒されます。(熱がひどかったりすれば、熱さましのお薬などがでますが風疹ウィルスを撃退しているわけではありません)安静にして、消化がよく栄養あるものをたくさん食べていれば3日くらいでよくなることでしょう。風疹のウィルス自体は感染力も弱く数日で自然に治るのに、何故こんなにニュースで報道されるているのでしょうか?

これはやはり妊婦さんへの感染を懸念しているからではないでしょうか。妊娠中のお母さんが風疹ウィルスにかかるとお腹の赤ちゃんに異常をきたす場合があるといわれています。生まれてきた子が、目では先天性の「白内障」「緑内障」「網膜症」などにかかって生まれてしまうということです。眼科以外の病気でも、難聴や神経障害、各器官の奇形などが挙げられます。一生残る障害を抱えたまま生まれてしまうなんて残酷すぎる話です。このように免疫のない方を守るために周囲の人も協力していくことが大切だと呼びかけているわけですね。

救急車の必要性。

船橋近辺の眼科で、遅め時間帯もしくは日曜祝日に診療している病院やクリニックは限られます。

当院においては平日19:00迄受付をし、19:30まで診療を行なっています。(土日祝日は17:30)そのため救急車からの問い合わせがあり、受け入れてほしいというご相談を受けることがあります。

しかしながら、当院は救急指定医院ではありませんので ご期待に副える診療が行なえるとは限りません。 出来る限りの範囲で地域医療に貢献したいとの考えで受け入れさせていただいています。

しかし、今朝から痛かったのに放っておいた。他にも、歩いて来院できるような状態であるにも関わらず、救急車でいらっしゃる方もいて少し驚くことがあります。

本当に必要とされている方を救急車が運べなかったらそれこそ一大事です。救急隊員さん達も、呼び出しがあれば万が一の事を考えてすぐに出動してくれます。それに甘え、ちょっとした事でも気軽に救急車を呼んでしまうというのはどうでしょうか。
本当に救急車を呼ぶべき緊急性があるかどうか、今一度考えてみませんか?一人一人が良識ある行動をとれば救急医療の改善にもつながるはずではないでしょうか。

TPPで、医療保険制度にも変化が?!

自民党への政権交代で、安倍総理がすすめてきたTPPへの参加。これはよくニュースで輸出入の産業へのメリットやデメリットが報道されていますが、実は医療制度についても大きな影響があるとされています。

医療の分野で大きな変化がでるといえば「混合診療」の参入です。

現在、日本の医療保険制度は「国民皆保険制度」とよばれ、日本国民であれば、必ず健康保険に加入しなければならない義務があります。その中で、病院でA検査やB手術を受けたら費用は何円かかるという医療費にかかる料金が国によって細かく決められています。そのため、どの病院で治療してもその検査、診察の料金は基本は一緒です。(医療機関ごとの加算料金については別として)まとめると、 日本国民であれば、病気になったとき等しい医療を受けられるということです。

一方、自由診療という国によって決められた治療行為でないものもあります。いわゆる最先端医療であったり、美容目的の整形等がこれにあたります。

例えばA子がある病気にかかり、治療を受ける際
(1)国で決められた治療内容と費用(健康保険の対象)
(2)健康保険はきかず費用は高いが、(1)よりはるかに優れた最先端の治療(健康保険の対象外)

があったとします。

(1)と(2)の治療を1つの病気の対して、同時に治療を受けることを「混合診療」と言い、現在の日本では禁止されています。通常では、日本国民であれば必然的に(1)の治療を受けることになりますが、TPPの自由化により、この(2)の治療が海外からどんどん参入してくることになったらどうしょうか。簡単にいえば、「お金を出せば最先端の治療を受けられる」ということになります。ここでもまた、格差が生じてくることになりそうです。

海外では国が行う日本のような皆保険制度はなく、民間の保険会社などが運営する医療保険がある程度。 お金がなければ、病気になっても治療は受けられません。(日本の国民皆保険制度って、結構海外から褒められているのです)

お金を出すから、(2)の治療を選択したい。でもそうしたら国民皆保険制度で支払っている健康保険料って何なのでしょう?と国民として思いますよね。具体的に、国民皆保険制度が今後どのように対応していくのか課題が残るといったところでしょうか。

憧れの青い瞳

私たち日本人の瞳の色は、茶色~濃い茶色の方が殆んどだと思います。
しかし、世界には薄い茶色や灰色、青などの
とてもキレイな色の瞳の方も多くいらっしゃいます。
茶色の瞳も十分キレイですが、
誰もが一度は、青や灰色の瞳に憧れたことがあるのではないでしょうか?

瞳の色は、角膜ごし見える虹彩の色素の量で決まります。
虹彩表面の色素の量が豊富な人・または人種ほど、濃い茶色の瞳になり、
色素量が少なければ、薄い茶色の瞳になります。
白色人種の場合は、虹彩表面に色素がなく、
虹彩そのものが透けて見えていて、虹彩内の色素の量によって、
瞳が青く見えたり、灰色に見えたりします。

近年では、私たちの憧れをかなえるアイテム
『カラーコンタクトレンズ』が多くのメーカーから発売され、
その日のファッションや気分に合わせて、
青や灰色などに瞳の色を変えたり、
また瞳を大きくするレンズも発売されています。

また、アメリカでは、たった20秒のレーザー治療で、
瞳を半永久的に青くする手術が話題になっています。
レーザーで虹彩表面の色素を吸収する治療で、目に害はないとされています。
まだ、実用化はされていませんが、
近い将来、手術で瞳を青くすることができるかもしれません。
ただし、一度青くした瞳は茶色には戻せないのでご注意を!!

 

ワンちゃん用のコンタクトレンズも存在します。

コンタクトレンズというと、「人間が使うもの」という認識がありますが、実は犬用のコンタクトレンズなんていうのも存在します。犬も近視を矯正したりするのかと驚きますよね。しかし、こういった動物用のコンタクトレンズは視力を矯正するものではなく、細菌感染などから角膜を保護するため に使われます。

犬にも人間と同じように角膜があり、瘍などがあったりしたときに自ら目を傷つけてしまうのを防ぐ目的で使用します。また、犬にも人間にと同じように白内障があり、犬社会でも老齢化が進んでいるようです。こちらも、やはり犬用の眼内レンズがあったりします。

人間でも白内障になると、見えにくく、眩しさを感じたり物が二重に見えたりと視覚的な不具合が生じます。人間なら「見えにくい!」と言えますが、動物は言葉で訴えることができません。

では実際に愛犬が白内障なのかどうかが気になりますよね。こんな様子をみかけたら、ワンちゃんが白内障にかかっている可能性大です。年齢的に予測がつくところもありあますが、参考にまでに挙げてみます。

*物によくぶつかる
*動き回る物体に目をやらない
*階段の昇り降りがうまくいかない
*よく寝るようになった

というような行動をとっていませんか?当てはまることがあれば、獣医さんに相談してみましょう。(残念ながら、さくら眼科は人間のみの診療です;)ペットは家族同様に暮らしている方も多いと思います。是非、大事にしてあげてください。

保険証は、返却日が資格失効日ではありません。

転職などをなさって、今加入している健康保険から
別の健康保険に変更されるときがあると思います。

よく勘違いされている方がいらっしゃるのですが、
健康保険証を会社に返却した日まで使えるわけではありません。

例えば、1月末で会社を辞め、貸与されていた制服などを2/5に
クリーニングを終えて会社に返却に行くとします。

この場合、保険証を会社へ返却する前、
2/5の午前中に病院へ寄り
その足で会社へ返却・・という場合、
会社を1月末で退職されているようですと
この保険証は2月からは手元にあっても
使うことはできません。

通常であれば、健康保険の資格が切れる日に
保険証そのものも会社が回収するわけですが、
タイミングが合わず返却の日にちが
退職日より後になることもあると思います。

しかし、この場合
この健康保険の資格自体がありませんので
保険証が手元にあっても
使用してはならないものです。

こういった場合は速やかに会社へ返却しましょう。

 

もし使ってしまったようなら、
後日でも結構ですので、受診した医療機関に申し出て、
新しい保険に切り替えてもらうようにしてください。

これがなされないと、
後日、保険団体から医療費の請求がいくことになります。

 

今、どの健康保険に加入されているか
確認の上、病院の窓口で保険証を提示するよう
ご協力をお願いします。