例えば目が腫れてしまったり、痛みや充血があったり…そんな時は眼科を受診すると思います。
見た目でわかるようなわかりやすい症状ならば、すぐに受診して治療といったことができますが、目の奥でおきていることは自分でもわからないこともあります。
眼底検査という言葉は聞いたことがある方も多いと思いますが、しっかりと眼底検査を受けたことがある方は少ないかもしれません。
眼底検査では目の奥を見ることで網膜剥離や眼底出血、黄斑変性症、緑内障などがないか調べることができます。
当院では瞳孔をひらく目薬をさしてから眼底を見る検査と、OCTという機械を用いて眼底の断面を撮影し検査するものとがあります。
自覚症状として次のような症状がある場合は眼底の検査を受けられた方がいい方です。
*飛蚊症(目の前に黒い糸くずのようなものや虫のようなものが飛んでいるように見 えるもの)
*視界の中心が暗く感じる
*糖尿病
*高血圧
*物が歪んで見える
もしこのような症状に自分で気づくことができればいいのですが、見え方の異常というのは少し気づきにくいことがあります。
目は二つで物を見ているため、もし片方の目に異常が出ている場合にはもう片方がそれを補ってしまいます。自覚症状として気が付くころには病気がだいぶ進行している…ということになりかねません。
自分は大丈夫と思わずに、目の健康のためにも眼底検査を受けてみましょう。