赤ちゃんもなる逆さまつ毛

さかさまつ毛には、眼瞼内反症と睫毛乱生症の2種類あります。

今日は、眼瞼内反症のお話です。

目にゴミなどが入ろうとすると、まつ毛が察知してまぶたをさっと閉じてくれます。

そんな目を守ってくれるまつ毛ですが、眼にむかって生えているため角膜や結膜を傷つけてしまうことがあります。

これを、内反症といいます。

高齢の方に多いさかさまつ毛・・・その原因の一つは、まぶたの脂肪や筋肉が年齢とともに少なくなり、まぶたが痩せてたるんでくるため、まつ毛が内反してしまうのです。

特に、症状がなければ様子をみることがほとんどですが、

ゴロゴロする、メヤニがでる、目が充血する、光がまぶしく感じるなどの症状がある場合は、

角膜や結膜を傷つけたり、炎症をおこしている場合があります。

ほうっておくと視力障害をひきおこすこともあります。

高齢の方は、年齢とともに涙が減少して症状が出やすいため、

症状に気づいたら、眼科を受診し少量ならまつ毛を抜いたり、手術の相談をしましょう。

高齢の方に多い眼瞼内反症・・・実は赤ちゃんにも多いのです!!

赤ちゃんのほとんどが眼瞼内反症といわれています。

赤ちゃんの瞼は、脂肪が多くふっくらしていて、筋肉がまだ未発達、

そのため、まつ毛が内反しています。

しかし、ほとんどの赤ちゃんは、大人になるにつれ改善し、

ゴロゴロする、チクチクして痛いなどの症状がありませんが、

メヤニが多く出る、または長い間続いている、目が充血している、良くこするなどちょっとおかしいな??っと思ったら眼科を受診しましょう。