アイフレイルってご存じですか?

アイルフレイルとは?


「最近、年齢のせいかしら?目がかすむわ」

「目が疲れているのかしら。ピントがなかなか合わないわ。老眼かしら?」

「まっすぐの線がちょっと歪んでいるように見える。歳だからね」

など、何かしら起きている目の異変を年齢のせいにしていることってありませんか。40歳を過ぎたくらいから、気になってくる見え方のひとつや二つあるだろうというのは自然な考え方です。

だんだんと変化していくため、何となく最近・・というように「大きな変化」とは感じてない方もほとんどです。

見えにくいメガネ

まとめると、「加齢によって目の機能が低下していること」をアイフレイルと呼んでいます。

アイフレイルが起こる原因


第一の原因はやはり加齢です。誰でも年をとりますからアイフレイルを止めることはできません。

しかし、アイフレイルは単に年齢だけの問題ではありません。「糖尿病」「高血圧」「喫煙」「ストレス」などがアイフレイルを加速させる要素となっています。

自分のアイフレイルはどの程度?


日本眼科啓発会議内の公式サイトで、自身に起きているアイフレイルがどの程度であるのか。自己チェックすることができます。40歳以上は是非試してみてください。

アイフレイルチェックリストへ

いかがでしたか。
何か「気になる」という時点で治療を開始するほうが絶対に良いです。酷い状態になってからだと、大きな手術をしなくてはならないとか治療にかかる患者様自身への負担も大きなものになってしまいます。早期発見と治療の開始がより良いと考えられます。

アイフレイルの対策としては何がある?


目の機能が老化により低下していると、次のような症状がでてきます。

■物が見えにくい(視力低下・老眼) → 眼鏡等で視界を確保する

■目が乾く(ドライアイ)→ 生活習慣の改善やドライアイ点眼薬の併用

■視野が欠ける(緑内障) → 急激な進行とならないよう医師との治療計画をたて点眼治療等

■歪んで見える( 加齢黄斑変性)→ 基本的生活習慣改善や場合によってはレーザー等の治療

■白く曇って見える、まぶしい( 白内障)→ 白内障の進行を緩める点眼治療や手術の検討

など、眼科主治医と相談すれば対処できる事はたくさんあります。「歳のせいだから」という理由で放置をしないようにする事が大切です。