カラーレンズにも性能の高い製品があります★

カラーレンズ(カラコン)は目に悪い?


ひと昔前までは、カラコン=目に悪いものという、一般的な認識がありました。これは、レンズそのものの酸素透過性や誤った使い方による眼障害の発症率などから鑑みるに言われ続けてきた事です。種類も使い捨てレンズも一般的ではなく、通年使用するタイプでカラコンが多数流通していた時代でした。

素材的なものは、通常のクリアレンズであっても酸素透過性の低い製品もあり、これはソフトであれば「シリコーンハイドロゲル」という新しい素材でコンタクトレンズが製造されるようになった事で大きく改善されました。

また、雑貨品として販売されていた事もあり、カラコンに興味を持つ若年層が正しい使い方の説明を受ける事なく簡単に入手できる状態にあったのも重篤な眼障害を多数引き起こしていた原因になっていました。

この点では、薬事法の改正により現在では「高度管理医療機器」という位置づけとなり、雑貨品としての販売は認められなくなりました。

頭ごなしにカラコンは悪いレンズと言われてしまう事も徐々に緩和されてきたようにも思われます。

シリコーンハイドロゲル素材のカラコン


現在では様々なカラコンが流通していて、「有名人が使用しているから」「おしゃれ感覚で服や髪色に合うレンズの色はどれかな」等で選んでいらっしゃる方が多いようです。

しかし、色だけではなくレンズの性能にフォーカスすると目に悪いと言われ続けてきたカラコンも、クリアレンズと同じくらい酸素を通すレンズが販売されています。

コスト的にも考えると、2WEEKタイプであれば両眼月額2,500円程度で使用できます。ワンデータイプと比べれば遥かに負担減です。シンシアSというシリーズから「シンシア2ウィークS クレシェ」という製品が販売されています。

シンシアS2ウィーククレシェ

酸素透過性DK/L値148(通常のカラコンの平均値は20程度)という驚異的な数値を持っています。カラーもナチュラルな感じの3色が展開されています。

目の乾燥に対しても、ヒアルロン酸とアルギン酸が配合されしっとりと滑らかな装着感を実現しています。

使い方に気を付けて!


いくら性能の良いコンタクトレンズであっても、間違った使い方をすれば以前と同じような重篤な眼障害が起こります。毎日のしっかりとした手入れが求められます。

また、着色部分は金属のため酸素を通しません。酸素透過性が高いのは中心部分での比較値です。クリアレンズと全く同じ性能とは言い難い部分もありますので、必要時間以上は使用しない事を心掛けるようにします。

どうしてもカラコンを普段使いしたいという方は是非参考にしてみてください。