トータル14(フォーティ-ン)とは?
綾野剛さんらがテレビCMで宣伝していた「生レンズ」で有名なアルコン社のディスポーザブルレンズ、トータルワン。
ワンデータイプでも超ハイスペックな性能を誇り、最初にこれを使ってしまったら他のレンズに乗り換えるのは難しい!!という現時点では右に出るものはないような製品があります。
しかし、性能に比例するかのようにどの販売店でも結構なコストでないと入手できない状態のようです。相場では1ヶ月あたり両眼分で6,000円~8,000円。日用品として毎日使う事を考えるとちょっと大き目の出費となりますよね。
そんな中、このレンズに似たようなスペックをもったトータル14という2週間の定期交換レンズが同社より発売されています。
トータルワンの酸素透過率156Dk/t値に匹敵する154Dk/t値をもち、更にトータルワンにはなかったUVカット効果もプラスされています。UVカットのついたコンタクトレンズも多数発売されていますが、このレンズには Class1のUVカット「UVB は99%カット、UVAも 90%カット」という高いスペックを持っています。
コスト的にも2WEEKタイプなので、単純に同じ価格で売られていたとしても1/3の価格で利用できます。
お手入れはしっかりと!
どんなスペックの良いレンズであっても定期交換(2週間)のレンズにはかわりありません。しっかりとお手入れをしないと、レンズによる眼障害が発症するという事は念頭においておく必要があります。
ソフトコンタクトレンズに現在は3タイプの消毒方法がありますが、トータル14に推奨されているものはやはり何といっても同社から発売されているAOセプトクリアケアです。
過酸化水素による消毒で、手抜きのしようがないケア用品です。
オプティフリー等に代表されるマルチパーパスソリューションのタイプとは違い、どなたが使っても同じ洗浄消毒の効果が得られる事。
前者のタイプはご自身で外した「コンタクトレンズをこする」という点において100点満点のケアを毎日継続するのは本当に骨の折れる作業です。やっているつもりという方も非常に多く見受けられ、汚れが付いたままのレンズを次の日も使ってしまっているという悪循環が生じています。
トータル14に限られる訳ではありませんが、2週間の定期交換タイプ等のレンズのお手入れは手抜きをすると本当に痛い目に合う事になりますので、注意しましょう。
まずは目に合うか眼科で試してみましょう
超ハイスペックなトータル14。日本人の平均的な目に合うようなカーブ(8.7)でつくられてはいますが、やはり個人差は必ず生じます。
極度にカーブがきつい、ゆるい。またはフィット具合が安定せずに視力が不安定など、一部目に合わずに処方を断念する事もありますので眼科受診の際に先生によく相談してみると良いでしょう。
眼科医に相談の上、適切な使用方法を守って使用すればトータルワンに匹敵するくらい良いレンズを比較的安価に使う事もできそうです。