こんな年の瀬に、ノロウィルスが大流行していると連日ニュースで報道されています。今日もまたノロウィルスの集団感染で4人が死亡したと報道されていました。嘔吐や下痢、酷いと死に至るような感染症です。主な感染ルートといって思いつくのは、「食事」のときと思いがちですが、気をつけなければいけないのは、食べ物だけではありませんよ。
すでにノロウィルスにかかった方の嘔吐物を片づけたり、使用後のトイレを掃除したりするときに飛び散ったしぶきや、空気中に浮遊しているウィルスを吸い込んだ場合でも感染します。目に見えない、空気中に浮いているウィルスなんて吸ってしまったことすら最初はわかりません。本当に恐ろしいです。そして眼科として注意していただきたいのは目の粘膜から感染するケースです。
ウィルス自体は目に見えませんから、例えば、ウィルスに感染した方がドアを開けようとして掴んだドアノブ。ここにもこの時点でウィルスがつきます。知らずにそのドアノブを触り、ウィルスが付着したと気づかずその手で目をうっかりこすったりしても感染します。他にも、コンタクトレンズなど着け外しの際も目に直接触れる事になりますから手首のあたりまでしっかりと手洗いをしてから取り扱いしましょう。
どこでウィルスが付着してくるかわかりません。自己防衛を是非心掛けてみてください。