人間、誰でも年をとります。髪の毛が白髪になるのと同じで、目(水晶体)も白く濁って固くなっていきます。これが「白内障」と呼ばれるものです。
さて、白内障と診断されたといっても、すぐに手術をするわけではありません。そのため「いつ、手術したらいいですか?」という質問を患者さんからよく受けます。先生からの特別な指示がない限りは、「日常生活に不便がでたら、手術を考えてください」とお伝えしています。
白内障の初期の段階では、「少しまぶしい」「ちょっと見えにくい」といったような症状がでます。初期の段階であれば、眩しさはサングラスなどで、見えにくさは眼鏡やコンタクトレンズなどでカバーすることができます。しかし、徐々に白内障が進行していくと眼鏡やコンタクトレンズを度数を上げても視力がでない!という状態になります。そして、日常生活で物が見えにくくストレスに感じてくるはずです。そう感じたら、手術を考えてみるのでも遅くはありません。