乱視用レンズへの転向時に困ること。

今まで近視用ソフトコンタクトレンズを使用してきたのに、乱視用にしなければ視力が得られなくなった。そんなコンタクトレンズユーザーの方が、乱視用のレンズを着けて一言おっしゃる事をいくつか挙げてみます。

(1)今までのレンズよりも厚みが増した

(2)レンズサイズが大きく感じる

(3)着け心地に違和感あり

近視用コンタクトレンズは着けているのを忘れるくらい快適であったけれど、乱視用は目に入っているという存在感が大きいと思われる方か多いようです。初めてコンタクトレンズをしたときから乱視用を使っていればあまり気にならないようですが、近視用のレンズの装着感の良さを体感した後であると、どうやら乱視用レンズのデザインが受け入れられないようなのです。

そもそも乱視用レンズは、レンズを安定させるために様々なデザイン工夫が施されています。レンズが瞬きをしたときに回転してずれてしまわないようレンズ下方に厚みを持たせたり、上下の部分を薄くしてまぶたで挟み込めるようになっているなど、様々な方法で視力が得られるようにできています。うまくフィットするか否かは個人差がありますが、技術的には称賛に値するのではないでしょうか。

しかしながら、乱視用レンズに転向して見え方は確かに良くなったのにレンズの着け心地が耐えられないという事態になると、見え方よりもストレスが大きくなってしまい多少見え方にブレがあっても近視用のレンズのままでよいという選択をされる方もいらっしゃいます。

確かに無理をしてでも乱視用レンズを選択する必要はありませんが、検査時に着けた一瞬で判断するのではなく、慣れるまで何日か試してみるということも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。