シリコーンハイドロゲル素材のコンタクト、最近では使用者急増中です。その理由は何といっても酸素をよく通す素材であるからでしょう。
しかし、シリコーンハイドロゲルレンズの使用者が増える中、この素材のレンズに切り替えたころから「目とコンタクトの間に空気が入っている」と気づいた方、いらっしゃいますか。下の写真のy矢印のあたりに、透明っぽい水たまりのように見えるものが空気です。
レンズ装着時に空気が一緒に入ってしまうことはまれにありますが、何回か瞬きをすると自然に空気は抜けて解消されます。しかし、何回瞬きをしても抜けず、空気が入ったままになっている状態のときは要注意です。
瞳孔にかかる部分でなければ、見え方にも異変が起きないのでよく鏡をみてみないと
気が付かないという事もしばしばあります。眼科受診をして購入していれば、眼科受診の際に医師が気づくものなのですが、ネット販売等で購入だけされた場合に多いようです。
この「空気(または気泡)が抜けない」という状態のままの方はご自身の目に対して、コンタクトレンズがキツイという場合によく起こります。簡単に言えば、コンタクトが目に合っていないということです。(以前の素材より、レンズが固いため
従来のソフトコンタクトに比べると空気が入る確率が高いとも言われています)
ですので、このような症状を改善するには、レンズのカーブをゆるくしたりする調整が必要になります。いずれにしても、目とコンタクトレンズの間に空気が入ったまま
という状態は放置しておくと目に傷をつくる原因になります。もし、自身が発見したのであれば早急に眼科を受診しましょう。