若かりし頃から、何十年と使用していたハードコンタクトレンズ。
現在のレンズに汚れがたまってきたので、そろそろ交換。
とくに大きな不調はなかったので、度数をはじめとした全てのデータを
同じもので作り替え。
真新しいレンズになったはずなのに
レンズが曇る?!違和感が・・・
しかも、前回作ったのと同じデータなのにどうしてだろう?!と
驚くこともあると思います。
真新しいハードコンタクトレンズにして、
こういった症状が出た時は
まず、新しいコンタクトレンズを装着する前に
よくコンタクトレンズを洗って、水道水ですすいでください。
水に馴染まずに保存されていたレンズに多いのですが
いきなり新しいレンズを目に入れると
目の脂質分がレンズ表面に吸着してしまいます。
そうなると、レンズが曇って仕方ない・・・ということになります。
また、この初期商品の親水性が原因ではなかった場合、
年齢が40代以上の方は、「涙の量と質」に変化が出ているの可能性も大です。
涙は3層に分かれているとされ「水層」・「油層」・「ムチン層」とあります。
加齢とともに分泌される涙の量が減り、さらに涙を蒸発させにくくする油層が
薄くなります。
同じように見えても、涙の「質」が違っていてはどうにもなりません・・
このように、コンタクトレンズそのもの以外にも
原因がある場合がありますので、
不調が出る場合は、我慢して使用するより
先生に相談してみると良いでしょう。