目の感染症というと、圧倒的にソフトコンタクトレンズユーザーが
かかる確率は高いという認識があります。
しかし、ハードコンタクトレンズ使用者でも感染症には十分な
注意が必要です。眼感染症患者さんの10%強は、
ハードコンタクトレンズ使用者なのです。
とくに、どうしてバイ菌に感染してしまったのかを追ってみると
「レンズケース」に付着した汚れからという
感染経路があげられます。
ハードコンタクトレンズを使用しているからといって、
油断は禁物です。
3ケ月に一度の定期検査を利用して、
■レンズに異常がないか(キズ・汚れ・変形など)
■眼に合った規格のコンタクトをつけているか(視力や目とレンズのフィット状態など)
■眼の状態は正常か(アレルギー・ドライアイなどレンズに不調を起こす原因が発症していないか)
などを先生に診てもらい、問題ないことを確認することが必要です。
自己判断では異常なしと思えても、
知らないうちに視力に変化が起きていたり、
フィット状態が変わっていたりもします。
例えば、数年使い込んだハードレンズ。
ズレズレの状態で装着していらっしゃるなんてこともあります。
よく、気になりませんでしたね!!と、
こちらが逆に驚いてしまうことも・・・
徐々にレンズが変形したり、目のデータが変わるので
昨日と何か変わった??というのは、正直気が付きにくいのでは
ないでしょうか?
コンタクトレンズを買うためだけに、眼科を受診するのではなく
良好な状態を保てるように活用してくださいね。