もし、網膜剥離と診断されたら?

昨日の記事の続きです。では、網膜剥離と診断されたらどうすればよいでしょうか。

確かに網膜剥離は失明にまで至る病気ですが、処置が早ければ早いほど治すことができます。逆をいえば放っておいたら、絶対に治ることはありません。

目の病気の怖いところは人間の目が2つあることにより、どちらかが異常を起こして見えない状態でも、もう片方の目がなんとか物が見えるように補正をしてしまうところにあります。そのため、右目に網膜剥離が発症しているのに左目が正常であるがために初期の状態では自覚症状が全くないということになります。網膜が剥がれているのに痛みも感じません。

早期発見には定期的に眼底を検査する、もしくは片目ずつ物を見て歪んで見えたり、欠けるような部分がないか自己チェックする。こういった習慣が非常に大切がになってきます。

さて、本題です。網膜剥離と診断されても初期であればすぐにレーザーをあてて、剥がれた網膜をくっつけることによって治すことができます。また、進行していても数時間の手術と1週間程度の入院加療にて90%以上は治る病気とされています。適切な処置が行われれば治る病気なのです。

忙しい働き盛りの年代の方が、痛みがないので次の休みまで放置していたという話をよく耳にします。繰り返しますが、放っておいては絶対に治りません。