ふと鏡を見たときに、「こんなところにホクロなんてあったかな?」と気が付くことがあります。ホクロは、何故できるかというのはいまのところはまだ不明の領域が多いです。遺伝的なことか、紫外線が原因かなどと議論はされていますが、決定的な確証にはいたってないようです。皮膚の色素細胞(メラノサイト)は、紫外線によりメラニン色素を作りますが、作られた後に自然に消えるものもあります。
通常は自然に放置しておくことも多いと思います。気になる部分であれば炭酸ガスレーザーで除去をしますが、そうでない時はそのまま放置を選択される方も多いのではないでしょうか。しかし、自己判断で放置するのは大変危険な場合もあります。
それは、ホクロにそっくりな癌(がん)があるということです。
ホクロのように見えても、実は癌細胞だったというケースもあるので、要注意です。注意をすべきホクロの大きな特徴を3つ挙げてみます。
1)大人になってからできた
2)どんどん大きくなる
3)形が左右対称ではない
これらが当てはまるようであれば、癌細胞である確率が高いようです。また、足の裏のホクロにできやすいと言われているので、チェックするときは隅々まで見てみるようにします。いつの間にかこんなところにホクロがあると気が付いたら、上述の3点に注意して定期的に確認してみてください。転移前なら高確率で治癒するといわれています。早期発見が大切ですね。