ついに市販薬がネットで解禁。

数年間の間、薬の販売は「対面販売」が基本とされネット販売ができなくなっていました。

しかし、今年6/12の法改正によってほぼすべての市販薬がインターネットを経由で買えるようになりました。

この問題は、昨年の1月のネット販売業者の訴訟がきっかけになっています。
本来は”薬の説明がなされずに使用されては危険”
との判断から、ネット購入が規制されていました。

しかし、規制される前までは普通にネット販売されていた薬が急に買えないという事態が起きました。
すぐ近くに薬局があり、市販薬が手に入る方にとっては
さほど不便になるということはありませんでしたが、
足が悪くて外出がままならない、もしくは離島などに住んでいて、近くに薬局がない
などネット経由でしか手段がなかったという患者さんにとっては
非常に大問題でした。

結局、訴訟はネット業者側の勝利で、販売規制が全面的に解除されたというわけです。

以前よりこのブログでも取り上げてきた内容ですが、
薬のネット販売自体は大変便利なものです。
ですが、『本当にその薬を投与して問題ないのか』『誤った使用法をされないか』等、
当初の問題点が解決された訳ではありません。

買い求める側が、誤使用をしないように自己防衛をしっかり果たす責任も大きくなったわけです。ネット販売も便利なものであることには変わりありませんので、
上手に活用するようにしましょう!