魚がまばたきをしない理由。

夏休み、お友達同士で電車に乗っていた小学生の男の子達がこんな話をしていました。

「魚はまばたきしないって知ってる?」

「え?何で」

「魚はまぶたがないから、まばたきなんかできるわけないじゃん!」

「まぶたが無かったら、寝るときも目を見開いたまま寝るんだよ(笑)」

「じゃ、魚になれば授業中に昼寝してても先生に怒られないで済む?!」

といったような感じの笑い話でしたが、魚の目を思いだすと確かにまぶたがありませんよね?!

魚の目

 

 

 

 

まず、人間のまばたきについて考えてみると何故人はまばたきをするのでしょうか。

これは、目の表面を潤すことによって目を守るための動作であり、通常20秒に1回はまばたきをすると言われています。目の表面が乾くと、「痛み」「視力不良」「雑菌が入る」など、様々な病気を発症させてしまいます。

ちなみにイギリスや台湾の有名な衛兵さん。微動もせず、 ”まばたきすらしない衛兵さん” とかの話を聞きますが、よーーく見てみると、一瞬まばたきしてますよね。ただ、まばたきの回数は極めて少なく、涙が出てしまっているということもあるそうです。(友人談ですが、涙が出ている衛兵さんの涙を拭いている人がいる光景を見たとか・・)訓練をしてまばたきの回数を減らしていると思いますが、眼科側からすれば「まばたきくらいしてくださいよ」と、言いたいところです。

さて、最初の小学生達の会話にもどりますが、『魚』は彼らが言うとおりまばたきをしません。理由は、生活している環境を思い浮かべてみればすぐにわかりますよね!水中で生きる魚は常に目の表面は潤っているので、まばたきはしません。したがって、まばたきが不要なのでまぶたも無いのです。