使い捨てコンタクトレンズが主流になるにつれて、「不良品」なるものが報告されることが増えました。不良品の報告で多いのは、
- レンズが2枚くっついて入っていた
- 開けたときからレンズが欠けている、破れている
- いつもと同じ度数をつけたのに視力が出ない
- 保存液が蒸発してレンズが干からびていた
- ブリスターの中にレンズが入ってない
といったものです。うっかり装着して、目に傷でもできたらとんでもないことです。A子はこういった仕事をしているので、”起こりうる事”という認識がありますが、一般の方ではビックリな出来事ですよね。
本来はあってはならないものなのですが、なかなか発生件数0にはならないのは事実です。また、不良品混入が1つ見つかると芋づる式に同じパッケージ内のレンズからさらに不良品が出てくることが多いのです。生産ライン上の不具合が原因といわれていますので、その前後で製造されたものは同じような不良品が混じる確率も上がると言われています。
現在、日本で販売されているコンタクトレンズはほとんどが海外生産です(台湾、アイルランドやアメリカなど)そのため、どうしても品質のチェックに見落としが多くなるのでしょうか・・・?!もし不良品を発見した場合ですが、絶対に目に着けずに購入した販売店や製造メーカーのフリーダイアルに問い合わせるなどして交換してもらいましょう。
ちなみに国内生産のレンズには、シード社のピュアシリーズとメニコン社のReiシリーズがあります。これらは個別の不良品報告についてはほとんど聞かないです。(というか、聞いたことあるかな?って考えてしまうくらいです)品質の信頼性では、やはり国産レンズが一番安心できそうです。