和食は2013年12月にユネスコの世界無形文化遺産に登録され、おいしくてヘルシーな長寿食として注目されました。
旬な食材を取り入れて見た目も美しく、健康的な和食の文化はこれからも大切にしていきたいものです。
しかし和食は家庭で作ると、塩分が多くなりやすいという欠点があります。塩分を控えようとするとどうしても薄味になってしまい、物足りないと感じてしまいます。
日本人は世界的に見ても塩分の摂取量が多いと言われています。
塩分を摂り過ぎると高血圧になったり、脳卒中や心臓病の原因にもなります。
そこで、オススメしたいのが「乳和食」です。簡単にいうと、いつもの和食に牛乳を組み合わせた料理です。味噌や醤油などの伝統的な調味料に牛乳を組み合わせることによって、塩分を減らしながら且つ和食がおいしく食べられる調理方法なのです。
牛乳にはタンパク質やカルシウム、ビタミンなどが豊富に含まれています。さらに最近では高血圧を予防し、メタボリックシンドロームの予防にも効果があることが分かっています。
例えば豚汁の出汁に牛乳をプラスすると旨味とコクが出て、少ない味噌の量でもおいしく食べられるようになります。
煮物などにも牛乳を加えることでお醤油の量を半分以下に減らせることもあります。
牛乳の味が前面に出てしまうのでは?と思われがちですが、料理自体の風味は変わらずコクと旨味がプラスされた新しい料理になるというので不思議です。
インターネット上に乳和食のレシピはたくさん紹介されているので、普段の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。