小さなお子さんが目薬が処方された場合、「子どもが嫌がって点眼させてくれない」というお声をよく耳にします。 どのようにして目薬をさすかは親御さんによってもさまざまですが、お子さんが泣いている時に無理やりに目薬をさしても何の効果もありませんのでご注意を!泣いていると、目薬をしても涙ですぐに薬液が流されてしまうのです。
泣いていなければ、目をつぶっていても構いません。下まぶたの辺りをひっぱって、数滴たらしてあげれば十分です。仰向けの状態の方が点眼しやすいです。また、目薬はあまり高いところからさすと薬が目に入ったときにビックリしたり、急にヒヤッとする感じを嫌がる可能性もあります。ですので、なるべく低めの位置で目じりのあたりから点眼するほうが不快感は減るはずです。
では、どうしても点眼をさせてくれない場合はお子さんが寝ているときを利用します。ウトウトしているときではなく熟睡しているときを狙います。そーっと下のまぶたを引き下げて点眼します。朝も起きる前に点眼してしまいます。本来であれば先生の指示通りに点眼するのですが、まったく点眼できなかった!ということは避けるようにしましょう。