目=(イコール)物を見るものと思いますが、厳密に言うと物を見ているのは「脳」です。目は物を映し出す器官であり、その映った物が何であるのかを判断しているのは脳です。よく、目はカメラにたとえられますが、その通りの役目を果たしているわけです。通常目に入ってくる光は、水晶体というレンズを通り、網膜の上でピントを合わせます。網膜というフィルムに映し出された映像は、視神経を通って脳に伝達されます。そして、脳はこの網膜に映しだされた物が何であるのかを判断するわけです。
物を見ているのが脳であれば、目の老化を防ぐには必然的に「脳を鍛える」ことによって効果をもたらすとされています。私も持っていますがゲームの「脳トレ」などを適度に行ったりするのは脳を活性化させ、目の老化対策にも大変よい事です。脳は普通に生活しているだけでは、活性化されません。ピアノを弾いたり、編み物をしたり、指先を使って細かいことをするのもよいでしょう。また、目そのものにもっかり栄養が行き届くようにすることも大切です。ビタミン・ミネラルをはじめバランスのとれた食生活を送ることが大切です。
余談ですが、目の回りのクマについてです。これは老化というよりは、血行不良などが原因ですがクマがあるとどうしても実年齢より疲れた感じに見えてしまいますね。コンシーラーなどで隠すこともできますが、根本的な改善を望むなら体の内側からが良いでしょう。例えば、葉酸やアスタキサンチンなど血液をサラサラにしてくれる効果をもつ食品を摂取してみることです。葉酸は「アスパラ」「のり」「レバー」などに多く含まれます。アスタキサンチンは「蟹(かに)」「鮭」「いくら」「鯛」などの魚介類に多く含まれます。魚介が苦手という方はサプリで補給を考えてみるのも方法の1つです。