片眼だけ視力が下がっていく症状。

近視の進行は、これが原因という特定されることがまだありません。一般的には遺伝的とか、近方作業のやりすぎなど多数の要因があるのではないかとは言われています。

視力検査ところで先日、「片眼だけ視力が落ちる」という相談を患者様からいただきました。確かに視力検査の結果はだんだんと左右差が広がりだしています。

一般的に考えれば、遺伝的要素でおそらくもう片方の目も、追いかけるように近視が進行する可能性もあります。しかし、この患者さんの場合に限っては本当に片眼だけ低下していくという事態が起きています。

目を疲れさせないようにする、規則正しい食生活を行うということはもちろんなのですが、このような場合「姿勢をよくする」ことにも気を配ってあげると良さそうです。

・寝そべりながら本などを見る
・ノートなどを書くときに首を一方に傾けながら見る
・机に対して垂直に座らずにパソコン画面などを見る など

これらの事をよく癖でやってしまっていないか、思い当たることはありませんか。長期に渡ってこのような事を続けていると片目だけ視力低下していく原因になるとも言われています。

何故かというと、ある対象物を見ている右目からの距離と左目からの距離が極端に違う状態だと、片方の目だけ視力が落ちる可能性が高いと考えられます。これは、左右の目のピント調節力が片方だけ非常に大きく作用し、もう片方はそんなに使われないという状態になります。片目だけ極端に負荷が掛かれば、片目だけ視力が低下してもおかしくありません。

両方の目を同じように使用しないと、片目だけ視力が落ちるというリスクを高めることにもなりかねません。正しい姿勢で物を見るというのは大切なことなのですね。