メニコンMAお疲れ様でした。

メニコン社より発売されていたメニコンMAの販売が、2016年3月をもって終了することとなっています。1988年(昭和63年)に発売になって以来、長年愛用されてきたという方には残念なお知らせです。

近年は酸素透過率の高いシリコーンハイドロゲルレンズをはじめ、使い捨てや定期交換タイプのコンタクトレンズが主流となり、どのメーカーの製品でも従来型と呼ばれるソフトコンタクトは姿を消していっています。
MA
長きに渡ってユーザーが離れなかった理由として、「表裏」のマーキングが濃く鮮明に表示されていたという事が挙げられるのではないでしょうか。
右の写真のように、メニコン社のマークとベースカーブを表す数字が青い字で明確に記載されています。特に年配の方ですと、これを頼りに見分けているというお話もよく耳にします。

では、生産終了後はこういった明確なマーキングがあるものは?!というと、マーキングというよりは形自体が裏返しだと変形するという形状で作られたコンタクトが出てきています。

例えば同社の2ウィークアテンションは表裏が一目瞭然です。マーキングを見ずとも判別が可能です。酸素透過率以外の利点を重要視してMAを選択されていたということであれば、今後の参考になさってみてください。

ただし、酸素透過性の高い製品が目に合うようであれば、そちらを使用する方がやはり目の負担を考えると適切です。そして長年活躍してくれたMAにはお疲れ様でした☆と言ってあげたいところです。