まぶたが腫れあがった状態、いわゆる「ものもらい」と一般的には言われていますが、冷やした方が良いのか温めた方がよいのかという質問をよく受けます。
どちらも間違いではないのですが、一括りにものもらいといっても何が原因で起こっているのかや実際の症状・目的によって「冷やす方が良いのか」「温める方が良いのか」が異なります。
ものもらいを冷やした方が良いのは、腫れあがった炎症で痛みが強いときです。あえて冷やさなければならない訳ではありませんが痛みが緩和する・炎症を抑制できる効果が期待できます。
では、温めるのはどんな場合かというと「予防的効果」を期待する時に行います。マイボーム腺に脂が詰まる事が原因でものもらいになりかけているようなときは、温めるとマイボーム腺に詰まりかけた脂が溶けてマイボーム腺の詰まりを緩和させてくれます。数分のリラックスタイムと考えて蒸しタオルを目の上に乗せてあげると良いでしょう。
また、すでに炎症が起こって痛みがあるときに温めるのは逆効果です。特に赤くまぶたが腫れ上がってしまっている場合には要注意です。自己判断では難しい場合は、先生に症状をご相談くださいね!