先日働き盛りの年代の男性に多く発症する中心性網膜炎についてお話をしたかと思いますが、近年は女性の社会進出が増えた事にも影響されるのかこの病気を発症してしまう女性の方が多く見受けられるようになりました。 起きる原因としては過度のストレスや睡眠不足が主として挙げられています。
中心性網膜炎とは物を見るために重要な部分、網膜の黄斑部分に水が溜まり物が歪んで見えたり、小さく見えたり、中心部分のあたりが暗い感じに見えたりと視力に影響を及ぼします。他にも色が通常の色と違って見える色覚異常を訴えるケースもあります。
もし、この病気にかかってしまったらほとんどの場合は自然治癒の治療を第一として、リラックスした生活を心掛けることです。症状によってはレーザーや薬による治療が行なわれます。
また、この中心性網膜炎にかかったことがある方は将来「加齢黄斑変性症」にかかるリスクがそうでない方よりも罹患リスクが高くなると言われています。初期の段階では中心性網膜炎も、加齢黄斑変性症も大変症状が似ています。治療方法はどちらの診断になるかで変わってきますので、異常を感じた場合はすぐに眼科を受診するようします。