初診で現在使用しているのと同じコンタクトレンズを処方してほしい!というご要望の患者さんがいらっしゃいます。状態をお聞きすると、見えにくいなどといった不調は全く無し。視力も問題なく出ているようです。使っているレンズのデータもスマホで撮影してきたので間違いないとのこと。
ところが・・・。
使用者本人も全く違和感すら覚えず、ずっと使っていたコンタクトレンズが残念なことになっていることがあります。
レンズのカーブが合っていなくて、「えっ?!レンズがズレる感じはしませんか??」と、思わず質問をしてしまうことが多々あります。
確かに使い捨てコンタクトレンズの場合、レンズのベースカーブと呼ばれるデータは多いものでも3種程度。ほとんどが1種~2種になっているので大抵の方の目にフィットすると見込まれて作られています。しかし、極端に目のカーブがきつい方や緩やかな方が誤った選択をされてしまわれていることがあります。
誤りの原因としては、インターネットで購入したというケースが大多数です。度数は一般の方でも結構気にされる方も多いようですが、ベースカーブというデータは見落とされがちです。これが合っていないと見え方だけではない不調をきたすことになるのですが、使い捨てレンズがソフトコンタクトであるということもあり、我慢できないほどの痛みや不調と感じない方もいるようです。レンズがずれていても、もともとコンタクトってこんなもんだと思っていました~。と仰る方も・・。
目に装着して、ひとまず不便ないからOK!という自己判断が角膜に大きな傷跡を残しかねませんのでご注意を!