感染症の増える季節になりました。眼科における感染症では「はやり目」が広く知られていると思いますが、症状が出るまでに1週間程度の潜伏期間があります。
はやり目の原因はアデノウィルスという”ウィルス”が原因となっています。ウィルス性の場合、感染力が非常に強くまた、症状も重症です。しかし、このウィルスに感染してもすぐに炎症が起こるわけではありません。実際に目の調子が悪くて・・と、はやり目の検査をしても、結果が「陰性」とでる場合もあります。そして、数日後に発症すして、はやり目の確定診断が出ることも少なくありません。
そのため、はやり目とその時点では確定されなくても家族や周囲の方への感染防止を考えて食器、タオル、洗濯物などは別にして、お風呂も家族の最後に利用するようにします。また、手で触れた部分に関してはこまめにアルコール消毒を行うことも大切です。