白目がぶよぶよに腫れている、ゼリー状に膨らんでいる、との症状で来院される方がいます。
白目の一部が少し腫れているような状態から、白目全体が膨らんでしまって目を閉じることもうまくいかない程の状態のものまであります。
これは「結膜浮腫」と呼ばれるものです。
白目の表面には透明な膜があり、この膜の下に水がたまってしまうと白目が膨らんだ状態になってしまいます。
この状態になってしまう一番の原因としては、アレルギー性結膜炎がある人でかゆみから目をこすってしまったなど白目に刺激を与えたことによるものがあります。
白目がぶよぶよに腫れるとびっくりして慌ててしまいますが、ほとんどの場合で結膜浮腫は時間がたつと自然にひいていきます。目を冷やすことも有効だということなので、保冷剤や濡らしたタオルなどで目を閉じた上から冷やすとそのうち腫れも緩和されるはずです。
結膜浮腫はアレルギー性結膜炎を伴っていることが多く、目薬を使用した方が良い場合などもあるため、腫れがひどい場合やなかなか引かない場合は必ず眼科を受診してください。