白い杖と書いて「白杖(はくじょう)」と読みます。
街中や駅とか、白い杖を持って歩いていらっしゃる方を見かけることはあると思います。では、どんな方がこの白状を持っているかというと、
「目が見えない方が持っている」
という認識は持っていただけているかと思います。
ただ、厳密に言えば「視力に障害がある方」がお持ちなのです。目が見えない=全盲(光すら感じない)というイメージですが、弱視の方や視野が極めて狭い方など、普通に歩き回ることが困難という方も白杖を持たれています。
また、眼科医会は白杖の役割について、以下の3つを掲げています。
- 自分のまわりの「状態や路面の変化などの情報を入手」すること
- 「身体の支え」として身体の安全を守ること
- 「自分が視覚障害者であることを周囲の方に知らせること
最近でも盲導犬を連れた男性が、駅のホームに転落して死亡するという事故がありました。駅側もホームドアを設置したり事故を防ぐ対策を立てていますが、現実問題としてすぐに日本の全駅に設置できるわけでもありません。
ですが、もっと確実ですぐにコストもかからずに事故回避できる方法、ありますよね!
すぐ近くに居合わせた私達が白杖を持つ方を見かけたら、ちょっと声を掛けたり、手を差し伸べてあげれば、こういった痛ましい事故を防ぐことができるはずなのです。