カラコン買うなら眼科へ。

とある少女が眼科に来た目的が「カラコンが欲しいから」。

アイコフレワンデーUV何かおかしいでしょうか。

A子としては、ちゃんと目のことを考えて来てくれているのねという高評価なのですが、いかがでしょうか。

確かにカラコンなんて目によくないから使うものではないという考えをお持ちの医師も沢山いらっしゃいますし、保護者の方もカラコンなんて子どもには使わせないほうが良いと思っている方の方が圧倒的に多いです。(事実、カラコンなんて使っても使わなくても良いものですからね)

しかし、眼科でカラコン欲しいなんて言ったら怒られそうって思われてしまうような対応が、反ってカラコンを使用するくらいの世代の眼科受診を遠ざけてしまっているのも問題ではないでしょうか。

今はカラコンを買おうと思えばインターネットでも薬局とかでも簡単に購入できます。定期検査も受けずに、使い方の指導も受けずに、無茶な使い方をして、その結果目を真っ赤にしてしまってはこちらのほうが危険です。

眼科で処方されるカラコンであれば、医療機器承認番号なる認可を必ずとっている安全性の高いものを勧められます。また、実際の目の状態からフィットするかどうか、視力の安定性などの検査も行い、どのように使用するのか(着脱、手入れの方法、定期検査について)などもしっかりと説明されます。

カラコンが欲しいのであれば、眼科に行きましょう。

カラコン使用の7ヶ条

ぱっと手軽にオシャレができるカラーコンタクトレンズ。若い女性を中心に使用者が多く、さらに近年はインターネットでの販売が主流になりつつあるため、高度管理医療機器とも呼ばれるものがいとも簡単に入手することが出来るのが現状です。

同じく比例するように誤った使用方法による眼障害が増加しているのも事実なのです。独立行政法人医薬品医療機器総合機構では、使用方法を必ず守って使用するよう呼びかけています。

【カラコン適正使用7ヶ条】

  1. 購入前は眼科に行こう
  2. 添付文書をよく読んで正しく使おう
  3. 装用時間(レンズを着ける時間)を守ろう
  4. 異常があったら、すぐに眼科へ行こう
  5. 友達との貸し借りはやめよう
  6. ケア用品を使ってケアしよう
  7. 定期検査は必ず受けよう

( ↓ カラーコンタクトの使用方法を動画付きで、わかりやすく教えてくれます。バナーをクリックすると独立行政法人医薬品医療機器総合機構のサイトへ移動します)
PMDAカラーコンタクトの使用者に多く見受けられるのは、

正しい使い方を教わっていない

という点にもあります。眼科を受診して、「使い方」「管理方法」「定期検査の意義」などを知らずに使っているという方も少なくありません。是非、この機会に使用方法を再確認してみてください。

また、夏休みなどを利用して眼科での定期健診を自主的に受けてみるというのもよい事です。自覚症状はなくても、目に傷が出来ていたり片目だけ視力が落ちているなど当人では気がつかないことが発見されるかもしれません。

カラコンには使用できないケア用品があります。

過酸化水素の力で消毒を行うAoセプトクリアケア、ほかにもコンセプトワンステップなどのソフトコンタクトレンズようのケア用品があります。これらは消毒力の高さはもちろん、手間いらずでご利用になられている方も多い製品の一つではないでしょうか。

AOセプトクリアケアコンセプトワンステップしかし、便利な一方でカラーコンタクトに使用される方は必ずお使いいただいているレンズが対応しているかどうかを確認する必要があります。

過酸化水素タイプのケア用品は、ケースの中に消毒剤などを混ぜると化学反応が起こります。対してカラーコンタクトレンズに含まれる着色料は金属であるため、消毒システムの反応がうまくいかず使えないという事が起きることがあります。

ケア用品のパッケージには、「カラーレンズを使用の方はご注意を~」といったような注意書きがなされていますが具体的な製品名までは記載されていない方が多いです。クリアケアを例に挙げると、2ウィークアキュビューディファインやメニコンReiには使えるけれども、2ウィークビューティや2ウィークパールには使用不可・・。といった具合に、製品によって着色部分が反応するか否かが異なるようです。

カラコンのパッケージを見てみると、この製品には過酸化水素を元にしたケアシステムは使用できません、という具合に記載しています。これもケア用品の商品名を名指しではなく、「クリアケア」が過酸化水素によるケアシステムであるということを見逃してしまうと困ったことになります。

ですので、カラーコンタクトを使用する方は双方を確認する必要があるのです。誤った使い方をすると、目に炎症や障害を起こす原因になりますのでご注意くださいね!

おしゃれ用カラーレンズは、ほどほどに。

人間は1日に約14,000回くらい、”まばたき”をします。

特にコンタクトレンズをしている方は、 まばたきをする度にまぶたの裏と摩擦を起こします。

カラコンは、少なからず着色をするために金属塗料をレンズに入れ込んでいるので、 通常のソフトコンタクトレンズより厚みがでます。 摩擦は数回でどうなる・・・というわけではありませんが、 数が増えれば話は別です。

レンズに厚みが増すと、表面の涙の層が薄くなり乾きやすくなります。 乾いたところで摩擦が起きると、目の傷につながります。 おしゃれをしたい!という気持ちはわかりますが、 時間帯を短くするなど、ほどほどにして使用するようにしましょう。

ゴロゴロしているのに我慢して使ってしまおう!といったことがないよう ご自身の眼を守るということも必要です。

 

ちなみに、傷が付いてしまったときに コンタクトレンズを中止せずにレンズの上から点眼なんてしていたら いつまでたっても回復しませんよ~・・。

またカラーレンズの処方種類が増えました。

最近ますます暑くなってきましたね。少し前までは出勤時間はまだ平気だったのが、今では日差しで肌がじりじりすることもでてきました。

暑くなってきたせいか、本日は午前の受け開始時がすごく込みました。午後は一番暑い時間だというのに、なぜかまた受付開始時にすごく込みました。夕方4時過ぎになって少し落ち着きましたが、また6時頃から込んできました。暑さが和らぐ夕方以降が込むのはわかりますが、午後一番が込んだのはなぜでしょうかね?

さて、今回もコンタクトレンズのお知らせがあります。

カラーレンズに処方できる種類が増えました。2WEEKタイプになりますが、シンシアというメーカーから2WEEKパールというレンズで、マロンとセピアという茶色系2色です。着色外径は13.3かなり大きめです。ほとんどの方が茶系が自然な感じでなじみやすいですが、メーカーにより色合いが違うため、使いたい種類では自分の目の色にはあまりなじまないという場合もあったかと思います。このレンズならよりなじむ方を選べるかと思います。

もう一つ少し前にお知らせしたメニコンレイですが、販売も開始となりました。メルスプランでなくても買えるようになりましたので、黒色で大きくしたい方はこちらをどうぞお試し下さい。

憧れの青い瞳

私たち日本人の瞳の色は、茶色~濃い茶色の方が殆んどだと思います。
しかし、世界には薄い茶色や灰色、青などの
とてもキレイな色の瞳の方も多くいらっしゃいます。
茶色の瞳も十分キレイですが、
誰もが一度は、青や灰色の瞳に憧れたことがあるのではないでしょうか?

瞳の色は、角膜ごし見える虹彩の色素の量で決まります。
虹彩表面の色素の量が豊富な人・または人種ほど、濃い茶色の瞳になり、
色素量が少なければ、薄い茶色の瞳になります。
白色人種の場合は、虹彩表面に色素がなく、
虹彩そのものが透けて見えていて、虹彩内の色素の量によって、
瞳が青く見えたり、灰色に見えたりします。

近年では、私たちの憧れをかなえるアイテム
『カラーコンタクトレンズ』が多くのメーカーから発売され、
その日のファッションや気分に合わせて、
青や灰色などに瞳の色を変えたり、
また瞳を大きくするレンズも発売されています。

また、アメリカでは、たった20秒のレーザー治療で、
瞳を半永久的に青くする手術が話題になっています。
レーザーで虹彩表面の色素を吸収する治療で、目に害はないとされています。
まだ、実用化はされていませんが、
近い将来、手術で瞳を青くすることができるかもしれません。
ただし、一度青くした瞳は茶色には戻せないのでご注意を!!