後発品(ジェネリック医薬品)ってご存知ですか?

最近ですとテレビCMとかでも告知されるようになってきましたが、まだまだこの「後発品(ジェネリック医薬品)」というのをご存知ない方も多いのではないでしょうか。

製薬会社さんがお薬を開発して、その薬が新薬(先発品)として世の中に出回る時、特許をとって類似品などを他社がつくることができないようになっています。新薬を開発したりするには10数年以上の長い期間と開発費など数100億円の費用がかかりますから、そのくらいの対価はあってよいのかもしれません。

しかし、その特許が切れると他の製薬会社 も同じ成分で名前を変えて発売を始めます。新薬開発費に比べると期間も短く、1/10くらいの費用で作れてしまうようです。これが後発品(ジェネリック医薬品)と呼ばれるものです。

同じ成分で効き目もほとんど変わらなければ、後発品のほうが患者さんにとってもコスト的負担は減ります。私自身も疲れ眼の目薬は「サンコバ点眼薬」ではなく「コバラム点眼薬」とか使っていたりして。

しかし、主成分が同じということであり、すべてにおいて全く同じものではないということだけはお伝えしておきます。製法やら添加物やらは異なるかと思いますので、
先生や薬剤師さんと相談の上、選択をされるほうが良いでしょう。当院では院外処方箋による一般名処方を行なっています。先発品でも、後発品でも患者さんが選択できるようになっていますよ(※先生から指示のある場合は除きます)目薬といっても薬です。ご自身の使用しているお薬がどんなものなのか、調べてみるのも良いかもしれません。