ワンデーアキュビューオアシスか、トゥルーアイか。

先日、ジョンソン&ジョンソン社から発売されたワンデーアキュビューオアシス。すでにシリコーンハイドロゲルレンズとしては同じタイプでワンデーアキュビュートゥルーアイもありますが、何が違うのか?という点はやはり気になります。

ワンデーアキュビューやモイストといったHEMA素材のコンタクトと比べれば、「酸素透過率」が格段に上がるという最大の利点があります。

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◆ワンデーアキュビュートゥルーアイ/酸素透過率(Dk/L値)118、含水率46%、サイズ14.2mm

 

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◆ワンデーアキュビューオアシス/酸素透過率(Dk/L値)121、含水率38%、サイズ14.3mm

 

レンズデータを比較してもちょこっとだけワンデーアキュビューオアシスの方が酸素を良く通して、乾燥しにくそうな感じに見えますが大した数値差には思えません。

ですが、ワンデーアキュビューオアシスは【生体模倣】テクノロジーを駆使して作られた点に大きな差があります。同社製品ページにあるとおり、<目の疲れの一因となる「乾燥感」「ぼやけ」「まばたきの際の摩擦」を軽減>する能力に長けるのです。

涙に含まれる「ムチン」。ムチンとは人間の涙に含まれる成分で、粘性を持っているため目の表面に涙を一定にいきわたらせるのを助ける働きがあります。このムチンを模倣した成分をレンズに密に組み込むことでレンズが涙と一体化し、このような快適な使用感を実現させています。

ただし、いつもながらの事ですが個人の眼に合うか否かは実際に眼科で検査をして使用してみないとわからない部分もあります。よく試してから使用するようにしましょう!

ワンデーアキュビューの製造範囲は縮小傾向です…

もう10年以上も、使い捨てコンタクトといえば・・・?

「ワンデーアキュビュー」
ジョンソン&ジョンソン ワンデーアキュビュー

 

 

 

といった具合に、日本では一般の方にも認知度の極めて高い製品でした。

 

着け心地のよさ、視力の出やすさをとっても、
非常に好評だったものです。

しかし、ワンデーアキュビューは、その後【ワンデーアキュビューモイスト】という乾きにくいレンズに改良され、数年前から【ワンデーアキュビュートゥルーアイ】という酸素透過性抜群のシリコーンハイドロゲルレンズも登場しました。

その結果、長年にわたって市場に君臨してきた元祖「ワンデーアキュビュー」は、まずは規格の縮小がおこなわれ、A子もですが、ベースカーブ8.5という使用中のデータのものが製造中止になりました。

眼科側からすると、なるべくは新しくでた製品のほうが、様々なデザイン技術が施され快適に使える様に改良されたとは思いますが、慣れ親しんだレンズがなくなるのは、ちょっと残念な気持ちもあります。

しかし、目にとって負担の少ない製品が沢山出てきているので、さらに快適な生活が送れるようなものを見つけられるようにしたいですね!

その他、多種メーカーからも様々出ていますので、処方・着け試しされたい方はご相談ください。

進化したワンデーアキュビュー。

ちょっと前までは、ワンデータイプのコンタクトレンズなんて数種類 しかありませんでした。その中でも知名度が高かったのが、「ワンデーアキュビュー」「フォーカスデイリーズ」の2種。その後、潤い保湿効果の高いワンデーアキュビューモイストやデイリーズアクアなどが登場しました。

ワンデーアキュビュートゥルーアイそしてついにワンデーアキュビューは、素材をシリコーンハイドロゲルにした「ワンデーアキュビュートゥルーアイ」に進化しています。酸素透過性はワンデーアキュビューの時から比べると、4倍程高くなっています。「UVカット」や「裏表マークの刻印」など良かった点はそのまま継承されています。

2ウィークタイプでは、各種メーカーさんがこのシリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズを発売されていますが、ワンデーではまだこのジョンソン&ジョンソン社の1品だけです。

手にとったレンズの感触や、着け心地はやはり今までと一味よくなったと感じられる方が多くいらっしゃいます。今までのレンズより、コシがでたようで、取り扱いがしやすいのは確かです。乾燥感の軽減にもつながる素材ですので、まとめると酸素をよく通して、乾きにくい製品という位置づけでよいでしょう!アキュビューシリーズを使っているなら、比較してみる価値の高い製品です。